神さんになびかないマネージャー
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「あっ神!」
「おはようございます」
「おい!昨日はどうだったんだよぉ」
「へ?昨日?」
「彼女と」
「ああ!あのあとはパン買って」
「うん」
「外の芝生でピクニックして、気になってた木にのぼって」
「…木?」
「はい」
「彼女と?」
「はい」
「木にのぼって?」
「セミとかとって、噴水のとこで水遊びして自転車で送って帰りました」
「………はああ!?」
「…え?」
「…連れ込んだりしないのか…?」
「連れ込むもなんも俺実家ですからね。でも昨日はまどかちゃんちカレーだったんでごちそうになっておばさんも一緒にゲームもして帰りました」
「お前……それでいいの……?」
俺の予想は大方当たっていたらしい。五歳のような探検の中身を盗み聞きながら、しかし合宿の夜に犬の散歩と言われたときの神の顔なんかを思い出しながら。
「やだなあ先輩、ここまでこぎつけるのに2年かかったんですから」
「2年でそれって…いいのお前それで…」
「え?はは、いいんです、長期計画なんで」
顔色ひとつかえずに神はにっこりわらった。原田、同情するよ。でも神にも同情するよ。