神さんになびかないマネージャー
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ずらっと並んだ新入生にキャプテンの神ですと挨拶をする。みんな牧さんをイメージしてきていると思うので、貫禄のない俺が出ていって拍子抜けの様子だ。うんうん、それは俺が1番思ってるよ。勢いを出す役目には信長がいるし、俺はまあ点がいっぱいとれたらいいよ。あとはまどかちゃんと信長が乱暴にイチャイチャしてるのが気になるらしい。うんうん、お年頃だね。
「ノブさんとマネージャーさんって…」
「はは、本人に聞いてみれば?」
「神さん目が死んでます」
「うん」
「あっノブさん」
「ノブさん、マネージャーさんと付き合ってるんですか?」
「は?なんでそうなるんだよ付き合ってねーよ」
「朝いっつも一緒に来てるし」
「仕方ねーだろ家が向かいなんだから!だいたい俺は夢を捨てたくないんだ!あんなまな板絶対いやだね」
「だからそれやめろって」
「ノーブー」
「でたまな板怪人」
「許さん!今日こそ始末する!」
「いって!いててて関節入ってる!いて!」
「だいたいお正月いっぱいおもち食べてBカップに昇進したからな!もう貧乳とは呼ばせん」
「お前それ太っただけだろ」
「くまだヨーコが膝の肉も胸にいくって言ってたもん」
「くまだヨーコと比べんなよばか!だいたい膝に肉はねえだろ!いてーから離せいてててててじんさんへるぷ……」
「ゆるさん…」
「待て待て待ておまえら1年生が混乱してるから!あと刺激が強い!」
「神さん助太刀おねがいします!」
「いや俺を助けてください神さん!」
「もう!きょうだい喧嘩は家でやれって牧さんにも怒られたでしょ」
「うっ」
「牧さんに電話する?」
「やだ!」
「やめてください!」
おばちゃんに言い付けるからな!と絵に描いたような捨てぜりふをはきながら、まどかちゃんは洗濯機の方にむかう。混乱したままの1年生に、信長が口を開く。
「あいつは生まれたときから一緒なだけ。マネージャーも俺が頼んだ」
「すごい、絵に描いたような幼馴染みですね」
「もう慣れたけどまどかちゃん、信長んち上がるときピンポンしないもんね」
「え?ああ確かに」
「牧さんはもういないんだから、きょうだい喧嘩は家でやれよ」
「神さんこそ!いつになったらあいつと付き合うんですか」
「やめて信長」
「神さんなら許すっすおれは」
「待って待ってもう!お前はなんなのお父さんなの!俺はそんなに生き急いでないの!1年生にもばれちゃっただろ!なにやってんだよ!」
「すげえ、神さんが怒った」
「キャプテン……」
こんなこと前にもあったよな。結局幸か不幸か肝心のまどかちゃんに伝わってないんで俺は胸を撫で下ろす。そんなことより新年度のキャプテンデビューはめちゃくちゃだ。1年生になめられたに違いない。信長まじでゆるさないぞ。