神さんになびかないマネージャー
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帰りの電車はボックス席で、学校に持ち帰る分の荷物をみんなの足元や網棚に収めたあと行き場を探したまどかちゃんは、吸い寄せられるように信長のとなりに座り込んだ。向かいに座る俺の顔を見て青ざめた信長は、変わりましょうかとすごく不自然に声をかけてきたので断るしかない。昨日までだってもっとベタベタしてたよお前ら。5分もしないうちに信長は寝息をたてはじめ、肩に回った信長の腕を枕に、まどかちゃんもぐうぐう寝ている。もたれあってうまくバランスがとれているらしい2人の、ぽかんと開いた口からよだれがたれて、そっくりで可愛くて笑ってしまった。
「こりゃあ神は前途多難だな」
「本気なのか」
「ほ、ほんきです。長期戦で頑張ります」
「いやーこいつははっきり言わないとわかんねえぞ」
「はっきり言ってもわかんないかもな。時々清田っぽいもんな」
「まーなんか、素は信長って気もしてますけど」
「けど?」
「……けど、かわいい……」
「乙女か」
「お前が可愛いわ」
「せっかくモテるのにな」
「前途多難だ…」
すきずきにものを言うみんなに面白がられるのも面倒で、目を閉じたらそのまま寝てしまった。前途多難だ。