神さんになびかないマネージャー
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部室に険悪な空気が流れたのは、例の幼馴染みコンビのせいだ。他のみんなはめんどうなので息を潜めて着替えをしている。俺のプリンを食べただの、おばちゃんが出してくれたんだだの、そんなことでやいやいやってるのに、俺達もそろそろ慣れてきた。正直そろそろ登場する、信長の必殺技を、俺はそろそろ腹に据えかねている。
「うるせーだまれこのまな板!」
「なんだとこの居眠り猿」
「ぺちゃパイの癖にいっちょ前にブラジャーつけてんじゃねーわ宝の持ち腐れだわ」
「信長」
ぽかん、と2人がこっちを振り返る。
「それはちょっと、あんまりひどいよ。2人のときなら別にいいけどみんな聞こえて困ってるから。さすがにやめて」
「あ……うっす……」
「すみません神さん、私に弱味があるばっかりに」
「いやそれは…」
「でも安心してください、こういう時のためにノブのお宝のタイトルはばっちり覚えてますから」
「は!?てめーまさか!」
「ベッドの下とかストレートすぎんのよ!おばちゃんにも見つかってるわよ!最新は弾けるフレッシュGカップあずさちゃん秘密の御開帳」
「げっ!?」
「あってめーそれ!武藤さんに借りたばっかのやつだぞ!」
「は?武藤さん?」
「ま、まてマネージャー!俺はもう18歳だ!合法だ!」
「なるほど確かに…」
「納得するとこなの!?」
すー、と牧さんが息を吐く音が聞こえた。
「清田、原田」
「ひっ」
「はいっ」
「家でやれ」
「うっす!」
「はい!」
なにごともなかったように練習はおわり、真っ暗な駐輪場をいつものように歩きながら、まどかちゃんはため息をついた。
「湘北のマネージャーさん、みました?」
「あー…」
「あのまさに、こう、絵に描いたようないい女でしたよねー」
「んー…まあ、同性からそう見えるってのは素敵なことなんじゃない?バスケには詳しそうだったね」
「けっ、どーせカリンカリンの陸上体型ですよ。信用できるのは神さんだけです。あっでも神さんもあずさちゃん回し読みするんですか!?いやいやいや止めはしませんけど」
「待って、それは、ほんと困る。あとあずさちゃんは借りない。」
「ごめんなさい、ついつい口が滑りました」
「そもそもバスケ部が困ってて、頼んできてもらったわけだから。俺たちの大事なマネージャーだからね、少なくとも俺はよそと比べるのも、いやらしい目で見るのも遠慮したいかな」
「…ありがとうございます」
しまった、という顔をして、だけどいつも通り遠慮なくまどかちゃんは、俺の背中にくっついた。色んなことを意識しないように、俺はびゅんびゅんチャリをこぐ。
「うるせーだまれこのまな板!」
「なんだとこの居眠り猿」
「ぺちゃパイの癖にいっちょ前にブラジャーつけてんじゃねーわ宝の持ち腐れだわ」
「信長」
ぽかん、と2人がこっちを振り返る。
「それはちょっと、あんまりひどいよ。2人のときなら別にいいけどみんな聞こえて困ってるから。さすがにやめて」
「あ……うっす……」
「すみません神さん、私に弱味があるばっかりに」
「いやそれは…」
「でも安心してください、こういう時のためにノブのお宝のタイトルはばっちり覚えてますから」
「は!?てめーまさか!」
「ベッドの下とかストレートすぎんのよ!おばちゃんにも見つかってるわよ!最新は弾けるフレッシュGカップあずさちゃん秘密の御開帳」
「げっ!?」
「あってめーそれ!武藤さんに借りたばっかのやつだぞ!」
「は?武藤さん?」
「ま、まてマネージャー!俺はもう18歳だ!合法だ!」
「なるほど確かに…」
「納得するとこなの!?」
すー、と牧さんが息を吐く音が聞こえた。
「清田、原田」
「ひっ」
「はいっ」
「家でやれ」
「うっす!」
「はい!」
なにごともなかったように練習はおわり、真っ暗な駐輪場をいつものように歩きながら、まどかちゃんはため息をついた。
「湘北のマネージャーさん、みました?」
「あー…」
「あのまさに、こう、絵に描いたようないい女でしたよねー」
「んー…まあ、同性からそう見えるってのは素敵なことなんじゃない?バスケには詳しそうだったね」
「けっ、どーせカリンカリンの陸上体型ですよ。信用できるのは神さんだけです。あっでも神さんもあずさちゃん回し読みするんですか!?いやいやいや止めはしませんけど」
「待って、それは、ほんと困る。あとあずさちゃんは借りない。」
「ごめんなさい、ついつい口が滑りました」
「そもそもバスケ部が困ってて、頼んできてもらったわけだから。俺たちの大事なマネージャーだからね、少なくとも俺はよそと比べるのも、いやらしい目で見るのも遠慮したいかな」
「…ありがとうございます」
しまった、という顔をして、だけどいつも通り遠慮なくまどかちゃんは、俺の背中にくっついた。色んなことを意識しないように、俺はびゅんびゅんチャリをこぐ。