クラスメイトの牧くん
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受け取ったノートを片手で抱えて、売店のコピー機を目指す。隣の席になったときはやった、と思ったが、今回はわざとらしくなかっただろうか。秋田と同じクラスになったのは初めてだが、実は去年から少し気になっていた。制服を一切気崩さず、身の回りはいつもすっきりさせている。物言いは穏やかだし、成績もまあまあいいほうだと思う、所謂優等生的なイメージの彼女が、休日に思い切りおしゃれをして歩いているのを見かけた。なるほどあのお下げ髪はウェーブヘアを隠すためにしていたことだったのかと、目が離せなくなったのがもう、1年くらい前のことだ。
丸文字ではなく、流れるような見やすい字だ。数学の問題を解き直しながら、ついついみとれる。インターハイの県予選がそろそろ始まるので、またノートを借りるチャンスもありそうだ。