あこがれの武藤先輩
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合格の知らせを受けたのは2月の半ばだった。内部推薦でとっとと決まっていた原田と、もうひとりのあの子とのんびり残りの高校生活を楽しんでいるらしい。自由登校期間に入ってのんびりしていると手紙をもらって約束を取り付けた。
「よっ」
「っせんぱい、」
「合格おめでとう」
「ありがとう、ございます、ひさしぶりです、あの、」
「おちつけおちつけ。合格祝い色々考えたんだけどなあ、本人に聞くのがいいと思って。一緒にえらぼーぜ」
「そんな、わたしは、あの、」
「うん、うんうん。ほら、なんか食おうぜ。」
ほれ、と手を差し出すと、面白いくらいにおれの顔と手を交互に見て、ゆっくりと白い手のひらを差し出してくる。