高砂くんの表情筋
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目を開けると高砂くんに抱き込まれて裸のまま眠っているという状況をぼんやり確認する。めちゃくちゃよかった、今までで1番気持ちよかった。童貞なんて嘘なんじゃないのか?つーか普通に体に比例している以上にサイズがでかかったのよ。あとなんセンチとか言ってくれてもよくない、と百面相している雰囲気を感じ取ったのか、高砂くんはパチッと目をあける。軽く身をよじらせて小さく唸ると、わたしに大丈夫か、と聞いてきた。
「悪かった、おまえに全部言わせてしまった」
「…童貞ってうそだったの?」
「ど!な、嘘じゃない、」
「気持ちよくて死ぬかと思った、もっとリードできると思ったのに」
「それは、張り切らせておいて悪かった」
次回はわたしが上になるから、と冗談のつもりで腰のところにまたがると、高砂くんのそこがかたさを保ったままだったので一瞬妙な空気が漂う。
「おりてくれ」
「…いや」
「頼むから」
先っちょを入り口に宛がうわたしに、高砂くんはおいやめろ、と腕を掴んできた。中は愛液と、高砂くんのでどろんどろんで、腰を落とすと体重がかかって一気に奥まで入ってしまってわたしは仰け反った。高砂くんの方もうぐ、と低い声を出して堪えている。
新卒の頃付き合っていた年上の男に、中に出さなきゃいいよなと生でつっこまれたのが怖くて自衛でピルを飲んでいたことにはじめて感謝した。大きな掌で腰を掴まれて下からがつがつ突き上げられて胸板にすがりつくと、ふ、と高砂くんは動きを緩めた。
「ん、」
「…かわいいな」
「へ、んん!ん、ぁ!は、んぁ、」
「ん、くっ、」
高砂くんは、わたしの掌を、ふた回りくらい大きなそれでやさしく包み込んだ。打ち付けられる結合部の激しさが嘘のようなやさしい感触に、うっとりしながら2度目の熱を受け止めた。すがる私を抱き込んで、全部出しきるようにゆるゆると腰を動かしたあとに倒れこんできた高砂くんは、重いという文句を聞き届けて体を横に転がした。
「寝よう」
「シャワーあびたい、」
「そうだな」
「どーしてくれんの」
「ん?」
「高砂くんなしでは生きていけない体にされてしまった」
「うん、じゃあなるべく長生きするよう努力する」
「んふ、そうして」
「なんだそれ」
「指輪のサイズは8号だからね」
「それは、覚えとくよ」
「えーっ!なによそれ!ときめくじゃんか!なんで今までモテてないのよ!でもまあそのおかげでわたしといてくれるんだもんね!」
「勝手に納得してどうした」
「いいからお風呂、だっこ」
「ん、」
ひょい、と抱えられて、下から高砂くんの顔を見上げる。堀が深いなあ。なんて呑気に、風呂場でうっかりもう一回抱かれることを知らずに目を閉じた。