裸でぎゅっと抱き合うと、あったかくてしっとりしてうっとり気持ちよくなってしまった。ずっとこのままでもいいけど、だけどもっとほしい。高砂くんのそこはすっかり大きいし、たぶんわたしのなかも、既に湿りはじめている。貪るように唇を重ねていると、大きな掌がわたしの乳房に横から添えられた。親指と人差し指で両方の先端をしごかれて、あられもない声が出てしまい、高砂くんが動きをとめる。


「わ、わるい、」
「ちがう、あの、気持ちいいから。いっぱいしてほしい、ここ、」
「ん、」
「ん、んん、ひぁ、う、もっと、」
「気持ちいいか」
「きもちい、先っちょ、」

すごくインランな女になった気分だ。後ろに倒されて、また高砂くんの掌を胸の方にひっぱった。いやとかだめとか言った日にはきっと彼はやめてしまうから、特に気をつけて素直に快感を伝えているけど、それが自分の興奮要素になっているんだからどうしようもない。ほしい、はやく、ぐずぐずのそこを高砂くんの太腿にすりつけて、下も、とアピールする。
くちゃ、と音をたてて侵入してきた長い指が、お腹の裏側をこすっていく。中途半端な刺激が辛くて涙で視界がぼやける。高砂くんの、空いてる方の手の人差し指をつかんで、熱く膨れ上がったクリに導く。
「な、」
「ここがいいの、いっぱいぐりぐりってして」
「ん、わかった」


じゅ、と吸われて、舌でグリグリとされて、わたしは簡単にイった。久しぶりのセックスで体も頭も変なのかもしれない。いった、むり、だめ、と喚いても、予想に反して高砂くんはやめなかった。元彼にはいつも咥えさせられてて、口の中で出されてごっくんがお決まりだった。高砂くんは初めてらしいしきっと舐めたら喜ぶよね、と思っていたけど、そんな余裕もなく、中と外同時に良いところを刺激されてわたしはひんひん声を出すことしかできない。童貞ウケしそうな可愛らしい喘ぎ声なんかとっくにすててしまった。ぷしゅ、と尿ではない何かが漏れてしまい、高砂くんの顔を濡らしてしまったようだけど、もうなんてことばを発せばいいのかわからない。







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恐らく快感に身を震わせているらしい笹原は、コンドームを被せようとした俺の手を遮る。
「ピル飲んでるからあ、なかに出して、おねがい、ほんとだから、」


ごくん、と唾を飲んで、そのままの先をあてがう。熱をもってぐずぐずになったそこは、簡単に俺をのみこんでいく。まて、おちつけ、ギリギリ掴んでいるつもりだった理性ももう細い糸のようだ。きもちい、奥いっぱいして、と言われて、一度ゆっくり息を吐いた。










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反り返った先端が引っ掛かって内側を押し広げていく感覚があんまり強くて悲鳴を上げる。奥に当たった感覚がして全部入ったんだと勘違いしたわたしは、もっとほしいと言ったことを後悔する。まだ全部入っていなかったそこを、高砂くんは抉るように激しく突いてきた。もういきっぱなしの状態になったわたしはシーツを掴む力もなくて、腰だけはかくかく動かしながら、高砂くんが奥にがくがくと擦り付けるのと同時に乳首をきゅっとつねってきて、またお漏らしをしてしまったのに恥ずかしいと思う意識も残っていない。ぐっ、と低いうなり声がして、お腹のなかに熱いものが広がったのを感じなから、簡単に記憶を途絶えさせた。