彼氏に意外な友達を紹介される
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安田くんは見た目は派手ではないし小柄で目立つ方ではないけど、なんとも仕事のできる、ぜんぶの部署にひとりは欲しい人だ。まずジジイの扱いが上手い。ひどいことを言われたり無理難題をふっかけられたりしてもまったく響いてない。そりゃあ強いわ。そしてそのために社内に敵がおらず、むしろ味方が多い。どんなときでもにこにこしている、強靭なおとこだ。
総務のわたしは経理にあげる書類に、事業内容がわかる資料をつけろなどと言われてそんなん知るか!とキレ散らかしているところを、それなら俺がもってるの使ってよ、と助けてくれてのがきっかけで、彼と仲良くなったわけだ。
中学からの友達に、彼女ができたと言ったら会いたいと言ってるんだけど、今度いっしょに来ない?と言われて、おろしたてのワンピースをきて待ち合わせ場所に向かう。
「安田くんの友達ってどんな人?」
「んー……かっこよくておもしろくていいやつだよ」
「ふーん?」
「あと、マネージャーも来るらしいんだ」
「マネージャー?」
いまいちイメージを描けずにいると、背後からヤス、と声がかかる。ふりかえると小柄ながら、サングラスにツーブロック、片耳にピアスを輝かせた人がたっている。
「リョータ!久しぶり、元気そうだなあ」
「そっちこそ!あ、宮城リョータです、どうも」
「あっ、西田はるかです!」
「はー、ヤスに彼女かあ…さみしくなるぜ」
「何いってんだよ、そっちこそどうなんだ」
「俺はな~~」
「ごめーん!!待たせたわね!!やだ、やっちゃんいつぶりよ!!」
いろんな情報が整理できず。心底嬉しそうな安田くんに癒されていたら後ろから爆イケの美女に声をかけられる。爆イケなのに1発目から腹の底から声を出してくる。つよい。安田くん何者よ。美女はまあまあ痛そうな音をたてて男子二人をびしびし叩いた。なるほど、いけてるマネージャーだ。
「マネージャー!相変わらず元気だなあ」
「ふっふっふ、やっちゃんが彼女連れてくるって言うから根掘り葉掘り話し聞こうと思って張り切ってきちゃった!あ、彩子です、よろしく!」
「うっ、美女!」
「アヤちゃん…(ハート)」
「あの、マネージャーってことは、運動部?」
「そうよ!湘北高校バスケット部」
「ば、ばすけ?安田くんが?」
「おいヤス言ってないのかよ」
「あれ?そうだっけ?」
「ヤスはインターハイにも出たんだぞ、なんで言ってないんだよ」
「い、インターハイ!?バスケで!?会社の人誰も知らないんじゃない!?」
「うーん、もしかしたらそうかもなあ」
口をあんぐり開けたわたしに、にこにこする安田くん、大きなめんたまをさらに大きくしている彩子ちゃんに、彩子ちゃんがなんか言う度に鼻の下をのばしている宮城くん。なるほどなるほど。しかしね、バスケって大男のイメージだから、この二人が並んでインターハイって言われても。そんな私の気持ちを見透かしたように、ちゃんとでかいのもいたわよ、と彩子ちゃんが自慢げに笑った。
予約していた大通りの居酒屋の、こぢんまりした4人席に、安田くんと肩を並べる。向かいには宮城くんと彩子ちゃんが並んだ。彩子ちゃんのマスカラがすっごくきれいに細長く延びていて、ぜひ何を使ってるのか教えてほしい。
「彩子ちゃん達はいつから付き合ってるの?」
「あっ、はるか、」
「えっ?私たち付き合ってるように見える?」
「えっ!?違うの!?ごめんなさい、お似合いだったので」
「だってよリョータ」
「うっ!眩しい!」
「こういう感じよ」
「な、なるほど」
「そっちこそどうなのよ、いつから付き合ってるの」
「えっ、いつ?連休くらい?」
「確かそう、半年くらいじゃない?」
「わ、いいわね、夏休みどこか行った?」
「どうせ毎日会社で会うからねえ」
「あ、ほら海にいったじゃん。人が多すぎてかき氷だけ食べて帰った」
「あったね!」
「えー、何しに行ったんだよ」
「ほんとだよねえ」
「いいんだよ、一緒にいる口実があればどこでもいいの!安田くんもまだまだわかってないな」
「ぐ、ちょっと、強いです」
「なるほど、しかし安田くんがインターハイ出場のバスケット選手だったとは。」
総務のわたしは経理にあげる書類に、事業内容がわかる資料をつけろなどと言われてそんなん知るか!とキレ散らかしているところを、それなら俺がもってるの使ってよ、と助けてくれてのがきっかけで、彼と仲良くなったわけだ。
中学からの友達に、彼女ができたと言ったら会いたいと言ってるんだけど、今度いっしょに来ない?と言われて、おろしたてのワンピースをきて待ち合わせ場所に向かう。
「安田くんの友達ってどんな人?」
「んー……かっこよくておもしろくていいやつだよ」
「ふーん?」
「あと、マネージャーも来るらしいんだ」
「マネージャー?」
いまいちイメージを描けずにいると、背後からヤス、と声がかかる。ふりかえると小柄ながら、サングラスにツーブロック、片耳にピアスを輝かせた人がたっている。
「リョータ!久しぶり、元気そうだなあ」
「そっちこそ!あ、宮城リョータです、どうも」
「あっ、西田はるかです!」
「はー、ヤスに彼女かあ…さみしくなるぜ」
「何いってんだよ、そっちこそどうなんだ」
「俺はな~~」
「ごめーん!!待たせたわね!!やだ、やっちゃんいつぶりよ!!」
いろんな情報が整理できず。心底嬉しそうな安田くんに癒されていたら後ろから爆イケの美女に声をかけられる。爆イケなのに1発目から腹の底から声を出してくる。つよい。安田くん何者よ。美女はまあまあ痛そうな音をたてて男子二人をびしびし叩いた。なるほど、いけてるマネージャーだ。
「マネージャー!相変わらず元気だなあ」
「ふっふっふ、やっちゃんが彼女連れてくるって言うから根掘り葉掘り話し聞こうと思って張り切ってきちゃった!あ、彩子です、よろしく!」
「うっ、美女!」
「アヤちゃん…(ハート)」
「あの、マネージャーってことは、運動部?」
「そうよ!湘北高校バスケット部」
「ば、ばすけ?安田くんが?」
「おいヤス言ってないのかよ」
「あれ?そうだっけ?」
「ヤスはインターハイにも出たんだぞ、なんで言ってないんだよ」
「い、インターハイ!?バスケで!?会社の人誰も知らないんじゃない!?」
「うーん、もしかしたらそうかもなあ」
口をあんぐり開けたわたしに、にこにこする安田くん、大きなめんたまをさらに大きくしている彩子ちゃんに、彩子ちゃんがなんか言う度に鼻の下をのばしている宮城くん。なるほどなるほど。しかしね、バスケって大男のイメージだから、この二人が並んでインターハイって言われても。そんな私の気持ちを見透かしたように、ちゃんとでかいのもいたわよ、と彩子ちゃんが自慢げに笑った。
予約していた大通りの居酒屋の、こぢんまりした4人席に、安田くんと肩を並べる。向かいには宮城くんと彩子ちゃんが並んだ。彩子ちゃんのマスカラがすっごくきれいに細長く延びていて、ぜひ何を使ってるのか教えてほしい。
「彩子ちゃん達はいつから付き合ってるの?」
「あっ、はるか、」
「えっ?私たち付き合ってるように見える?」
「えっ!?違うの!?ごめんなさい、お似合いだったので」
「だってよリョータ」
「うっ!眩しい!」
「こういう感じよ」
「な、なるほど」
「そっちこそどうなのよ、いつから付き合ってるの」
「えっ、いつ?連休くらい?」
「確かそう、半年くらいじゃない?」
「わ、いいわね、夏休みどこか行った?」
「どうせ毎日会社で会うからねえ」
「あ、ほら海にいったじゃん。人が多すぎてかき氷だけ食べて帰った」
「あったね!」
「えー、何しに行ったんだよ」
「ほんとだよねえ」
「いいんだよ、一緒にいる口実があればどこでもいいの!安田くんもまだまだわかってないな」
「ぐ、ちょっと、強いです」
「なるほど、しかし安田くんがインターハイ出場のバスケット選手だったとは。」
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