三井先輩に狙われる
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「すみれ、三井さんの後輩なんでしょ?ね、すごいのよ!見に行こう、今度の試合」
晴子ごめん。毎日のように満面の笑みで声をかけてくる晴子に、バイトだからごめん、と断りをいれる。嘘をつくのも嫌なのでシフトを入れまくっていたら、なんだかお金がたまってきている。
今のところ三井先輩は、歯抜けのロン毛だったのが嘘のように部活に勤しんでいるらしい。あの美しいスリーポイントも健在らしい。晴子はお兄さんを見に行ってるのか、それとも富中の流川を見に行っているのかわからないけれど、あの桜木軍団ともすっかり仲良しのようだ。バスケ部ったって晴子のお兄さんを始めほとんどの人は真面目そうだってのに、例えばあのメガネの、あ、
「あ、君」
「え、わたしですか」
「悪い、急に呼び止めて」
「いえ、小暮先輩に顔を覚えられてるとは」
「最近見にこないな」
「え?ああ…ちょっと、バイトが忙しくて」
「そうだったのか。三井が気にしてたからさ。武石中の後輩なんだって?」
「あー、はい、その…でもわたし、三井先輩のあんな姿見ちゃったから、正直ショックで、」
「まあ、その気持ちはわかるよ。でも今のあいつは…信じてもいいんじゃないかって俺は思う」
「みんな人がよすぎるんですよ。」
「そうかもな、はは」
爽やかに、柔らかく笑った小暮先輩。三井先輩と同い年ってまじですか。人間何周目なんですか。つーか三井先輩、何わたしのこと喋ってるんですか。三井先輩にとってわたしとのエピソードとか何もなくないですか。