三井先輩に狙われる
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23ページを読んでから、見てもらえるとわかりやすいと思います!
NLリョ彩なので苦手な方はご遠慮ください。りょーたとあやこ、うまく行って欲しい世界の人間です。きらめくときにとらわれて、の彩子グッズとリョータグッズがいっしょに出てくるの百万回見ても萌えます。
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わかりませんよ、宮城先輩が男を見せるかも。ほろよいでふわふわしたところに後頭部から石を投げつけられたに等しいぞ。大体三井さんの彼女の川本、なんでそんなにアヤちゃんと仲いいんだよ。てっきり流川を連れて帰るんだと思ってたら、流川のやつはさっさと自分で帰りやがって、みんなもじゃーな!またな!みたいにしてさっさと帰っていく。三井さんが少し向こうで彼女と指を絡めるのが見えた。あのふたり結局、もう5年くらいは付き合ってるよな。
「みんな帰ったな。マネージャー、今日はみんなに声かけてくれてありがとな」
「いえいえ、そういっていただけて、マネージャー冥利につきます」
「じゃ、マネージャーのことは宮城頼んだぞ!元気でな~」
「えっ!?!?木暮さん!!」
がんばれよ、と俺の肩を叩いて、木暮さんは軽やかに歩いていく。その後ろ姿を二人で見守った。
「えっと、アヤちゃん?」
「じゃ、送ってってよ」
「いいの?俺で」
「あんたしかいないじゃない!」
ハイヒールをこつこつ言わせて、アヤちゃんは流川が行ったのと反対の方に歩き出す。
「流川と近所だって」
「就職決まったから、このへんにアパート借りたのよ。駅抜けて、ちょっとのとこ」
「そうなんだ」
アヤちゃんは初めてみた時から、きれいで、可愛くて元気があって、しばらく会わないうちにもっときれいになった。アヤちゃんの言葉がいつも俺の背中を押してくれた。アヤちゃんはそんなこと覚えてるんだろうか。
「なによあんたそんな辛気臭い顔して!そんなんでアメリカでやってけんの?」
「ま、それはなんとかね」
「向こう本場だし、かわいいチアリーダーの女の子とかいっぱいいるでしょう」
「それは、その、」
「見た?三井さんとすみれ!あんな往来でいちゃいちゃしちゃって、若いわよねー!私ももうすぐ社会人だし、そろそろ本気で彼氏探そうかな~」
「…え、いないの?」
「いないわよ~誰かさんは何も言わずにどっか言っちゃうし」
「え?」
「やっぱり、リョータにも次会うのは三井さんたちの結婚式かしらね」
わかりませんよ、宮城先輩が男を見せるかも。あいつの声が蘇る。今俺はもしやすごいいいパスをもらってるのでは、アヤちゃん!!No.1ガード、と書いてくれた掌の文字、今でも思い出す。
「俺じゃだめかな」
「ん?」
「アヤちゃん、」
立ち止まった彼女の前に回り込んで両手をにぎる。心臓破裂しそうだけど、今、逃したらだめな気がした。
「ずっと、好きだ、アヤちゃんのこと支えにしてきた。俺じゃだめかな、彼氏」
アヤちゃんは眉を下げて、赤い唇の端をあげた。
「おっそいのよ!」
「え?」
「なんにも言わずにアメリカ行っちゃうんだから。待っててくれとか、あるのかと思ってたわ」
「ま、じ」
「帰国の連絡くれて嬉しかったわよ。うち、そこなんだけど寄ってく?」
「よってくって、」
「あ、なんかやらしいこと考えたでしょ。ほんと顔に出るんだから」
「そんな簡単に部屋にあげられても、」
「そう?わたしまだアメリカの話全然聞いてないんだけど!それに、手くらい握らせてくれたっていいじゃない!!」
プリプリまくしたてて、ほら!と踵を返したアヤちゃんを、後ろから抱きしめると、ふんわり花のようないい匂いがする。
「無理、おれ、その、手を出さない自信ない」
「そんなこと急に言われても困るわよ、誰かさんがぼけっとしてるせいでわたし全然経験ないんだけど」
「ぐっ!」
「ま、度胸試しね!ほらいくわよ」
さっさと階段を上っていったアヤちゃんは鞄から鍵を出している。俺は頭の中を駆けめぐる、色んな煩悩や走馬灯を一生懸命打ち払いながら、小さな声でおじゃまします、と言った。
NLリョ彩なので苦手な方はご遠慮ください。りょーたとあやこ、うまく行って欲しい世界の人間です。きらめくときにとらわれて、の彩子グッズとリョータグッズがいっしょに出てくるの百万回見ても萌えます。
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わかりませんよ、宮城先輩が男を見せるかも。ほろよいでふわふわしたところに後頭部から石を投げつけられたに等しいぞ。大体三井さんの彼女の川本、なんでそんなにアヤちゃんと仲いいんだよ。てっきり流川を連れて帰るんだと思ってたら、流川のやつはさっさと自分で帰りやがって、みんなもじゃーな!またな!みたいにしてさっさと帰っていく。三井さんが少し向こうで彼女と指を絡めるのが見えた。あのふたり結局、もう5年くらいは付き合ってるよな。
「みんな帰ったな。マネージャー、今日はみんなに声かけてくれてありがとな」
「いえいえ、そういっていただけて、マネージャー冥利につきます」
「じゃ、マネージャーのことは宮城頼んだぞ!元気でな~」
「えっ!?!?木暮さん!!」
がんばれよ、と俺の肩を叩いて、木暮さんは軽やかに歩いていく。その後ろ姿を二人で見守った。
「えっと、アヤちゃん?」
「じゃ、送ってってよ」
「いいの?俺で」
「あんたしかいないじゃない!」
ハイヒールをこつこつ言わせて、アヤちゃんは流川が行ったのと反対の方に歩き出す。
「流川と近所だって」
「就職決まったから、このへんにアパート借りたのよ。駅抜けて、ちょっとのとこ」
「そうなんだ」
アヤちゃんは初めてみた時から、きれいで、可愛くて元気があって、しばらく会わないうちにもっときれいになった。アヤちゃんの言葉がいつも俺の背中を押してくれた。アヤちゃんはそんなこと覚えてるんだろうか。
「なによあんたそんな辛気臭い顔して!そんなんでアメリカでやってけんの?」
「ま、それはなんとかね」
「向こう本場だし、かわいいチアリーダーの女の子とかいっぱいいるでしょう」
「それは、その、」
「見た?三井さんとすみれ!あんな往来でいちゃいちゃしちゃって、若いわよねー!私ももうすぐ社会人だし、そろそろ本気で彼氏探そうかな~」
「…え、いないの?」
「いないわよ~誰かさんは何も言わずにどっか言っちゃうし」
「え?」
「やっぱり、リョータにも次会うのは三井さんたちの結婚式かしらね」
わかりませんよ、宮城先輩が男を見せるかも。あいつの声が蘇る。今俺はもしやすごいいいパスをもらってるのでは、アヤちゃん!!No.1ガード、と書いてくれた掌の文字、今でも思い出す。
「俺じゃだめかな」
「ん?」
「アヤちゃん、」
立ち止まった彼女の前に回り込んで両手をにぎる。心臓破裂しそうだけど、今、逃したらだめな気がした。
「ずっと、好きだ、アヤちゃんのこと支えにしてきた。俺じゃだめかな、彼氏」
アヤちゃんは眉を下げて、赤い唇の端をあげた。
「おっそいのよ!」
「え?」
「なんにも言わずにアメリカ行っちゃうんだから。待っててくれとか、あるのかと思ってたわ」
「ま、じ」
「帰国の連絡くれて嬉しかったわよ。うち、そこなんだけど寄ってく?」
「よってくって、」
「あ、なんかやらしいこと考えたでしょ。ほんと顔に出るんだから」
「そんな簡単に部屋にあげられても、」
「そう?わたしまだアメリカの話全然聞いてないんだけど!それに、手くらい握らせてくれたっていいじゃない!!」
プリプリまくしたてて、ほら!と踵を返したアヤちゃんを、後ろから抱きしめると、ふんわり花のようないい匂いがする。
「無理、おれ、その、手を出さない自信ない」
「そんなこと急に言われても困るわよ、誰かさんがぼけっとしてるせいでわたし全然経験ないんだけど」
「ぐっ!」
「ま、度胸試しね!ほらいくわよ」
さっさと階段を上っていったアヤちゃんは鞄から鍵を出している。俺は頭の中を駆けめぐる、色んな煩悩や走馬灯を一生懸命打ち払いながら、小さな声でおじゃまします、と言った。