三井先輩に狙われる
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「えっ、綺麗じゃないですか」
「まだ1ヶ月だぞ」
「さては料理してないな」
「わりーかよ、工場に食堂あるし、向かいの定食屋もうめーんだよ」
「ふーん?」
築5年というアパートの、一階の一番奥の部屋。吐き出し窓の外に木のデッキが続いて、そこに干してある洗濯物が揺れて、部屋に入ってくる光が不規則にゆらめく。
「そこ、窓開けといて」
「三井先輩って、ほんと律儀ですよね」
「開けろって」
「誰も見てないのに?」
「ここまで待ったらもう一緒だ」
「へー、結婚するまでってこと?」
「てめーの逃げ道がなくなってからじっくり教え込んでやるわ」
「三井先輩ほんとバカなんですね 」
「は!?」
「逃げる気なんかとっくにないのに。そんなにひどい目に遭うなら早めになれた方がよくないです?」
「バカはお前だろ」
両手握られて、おでこがくっつく。目を合わせたら、奥の方に押さえた欲がぐらぐらしているのがわかって、もう逸らせない。
「手、冷たい」
「先輩が体温高いんです」
「沸騰しそうだわ」
「今日、新しいブラジャーなんだけどな」
「てめえ」
「見ないの?」
こっちから唇を寄せると、後ろ頭をガッチリ捕まれて、口全部食べられそうな、あの、前に一度だけされた時よりもっともっと、長くて深くて息もできない。シャツの裾から背中に手が差し込まれて背中を逸らすと顔が離れる。子供の服を脱がすみたいに、簡単にぺろっとはがされてしまった。自分だけ脱いでるのも恥ずかしくて慌てて三井先輩の黒いTシャツを脱がせたら、アスリートの筋肉質な上半身があらわになって余計に恥ずかしくなってしまった。
両手で口をおおっていると、ひょいと抱き上げられてベッドの上に下ろされた。三井先輩の匂いに包まれてもう倒れそうだ。
「お前ずりーだろ、そんなかわいいの」
「だって、」
「やめるなら今がラストチャンスだぞ」
「…でも、なんだろ、三井先輩のしたいこと、わたしも知りたい」
「じゃあ、今日は練習だけだ」
「練習?」
自分のズボンの腰に指をかけておろす、三井先輩の仕草、全部色っぽい。ボクサーの真ん中が大きく盛り上がってるのが目に入ってあわてて目線を逸らす。つぎはこっちにずいと出て来て、わたしの顔をじっと見ながら、ショートパンツの前をはだけさせていく。素直に腰を浮かせてブラジャーとお揃いのショーツがあらわれて、三井先輩がごくんと息を飲んだ。
「やべー、こわい」
「元ヤンのくせに?」
「言っとくけど俺もはじめてだからな」
「えっ」
「嫌なときは、殴ってでもとめてくれ」
「わかりました」
抱き合ったらたくさん素肌が触れて、あったかくて気持ちよくてドキドキする。掌が這ってあったかい。胸元にキスされて、両手でブラジャーの上からまさぐられる。ぞわぞわした感覚に背中を反らせて、三井先輩の短いえりあしにしがみつく。どちらかが少し動くだけで、下着越しの下半身が触れあう。運動したわけでもないのに息が上がっているのが恥ずかしくて、なるべく静かに呼吸をする。
とっくに乱れていた胸元から指先が入り込む。すっかりかたくなっていた先端を指先で転がされ、思わず変な声が出てしまった。びっくりした表情で動きをとめた三井先輩は次の瞬間覆い被さってきて、キスをしながら両手で乳首を刺激してくる。恥ずかしい声は全部、三井先輩の喉の奥に消えてしまう。
ホックの外し方がわからなかったらしく、Tシャツと同じようにブラジャーを抜かれてしまって、防御のなくなった胸を唇で挟んで、先端を舐めて、もうわたしは素直に体をびくびくさせるしかない。
腰のところにかかった指を、一応つかんでぬぐの、と尋ねた。
「だってお前、こんなにして、帰りのパンツなくなるぞ」
大事なところが空気に触れて、ひんやりした。お腹の奥がじんじんするうちに、そこはもうずぶ濡れになっているらしかった。確かめるように人差し指でそこをなぞられて、さっきより強い快感が走る。目敏い三井先輩は、その一点をくにくにと擦りながら、変わらず乳首を口に含んでいる。背中がぞくぞくしてきて、全身に走る電流が一気にギアをあげてきた。何て言えば?どうすれば?
「あっ、あ、はあ、あ、待って待って、やば、は、も、あ、」
体に力が入らない。全身で大きくするのを隠すこともできず、目に入った三井先輩の掌をつかんだ。
「きもちい?」
「わ、かんない、」
「そーか?まあこんなになってたらいいだろ」
「は?え?あ、や、うあ、」
三井先輩が右手の人差し指を口に含んだと思ったら、下腹部に異物感と、圧迫感を覚える。思わず目を見開いたわたしと優しく視線を絡めて、小さな声で指、と教えてくれた。
「痛くないか」
「ん、んう、」
「これ、今第二関節くらい、もーちょっと入れるぞ」
「ん」
「すげ、めっちゃ中動いてる、あったけえ」
「は、いった?」
「入った、入った。ちょっと動かすぞ」
「うそ、あ、は、あ、」
右の乳首は舌で弄ばれて、さっきの先端は反対の指先で。いろんな所を一気にされて、なんか中もムズムズしてくる。さっきの余韻がまたぶり返してきて、身体中が快感に包まれる。必死にすがるわたしの唇に、先輩はまた熱いキスを落とした。
「大丈夫か、わるかった」
「ん、うん」
「な、触って」
「へ?」
掌を掬われて、今にも下着の中から飛び出してきそうなそこに誘導される。
「次はこれ、入れさせて」
「まじ、」
「今日の、これだぞ、人差し指」
「全然サイズ違うじゃないですか」
「おめーが可愛いのが悪い」
「それ、どうするんですか」
「え?あ、あー……まあ、なんとかする」
「触ってみてもいいですか」
「い、いけど、」
ぶるりと勢いよく飛び出したその先端からは、既に何かが溢れているようだった。粘膜を傷つけないよう、指先でそれを塗り広げるようにしていると、三井先輩は眉間に力をいれて、快感に耐えているらしかった。
これ、いいのかな。先端から裏側の窪みのあたりをくすぐるように指先で往復していると、おい、どけ、と言われて飛び退く。いつの間にか手にしていたティッシュで股間を押さえた先輩は、さっきの私のように荒い息をしている。
「…えっ?大丈夫ですか?わたしまずいことしました?」
「逆、やべー、興奮した、出ちまった」
「…気持ちよかったってこと?」
「そーだよ、わりーか!次は絶対入れる」
「善処、します」
目を合わせて、もう一度抱き合った。しっとりした肌の感触と、噎せるほどの欲の香りにひたって大きく息をした。
「ブラジャー、後ろに金具があるんで、頑張って外してください」
「うっせーわそんなん自分で脱げ」
「いいんですか?」
「………やっぱよくない」
裸の肌に、シーツの柔らかさが心地よい。三井先輩に背中を向けたまま、ゆっくりとしたテンポで喋る。触れられた感覚を思い出さないように、なるべく冗談をいいながら、ゆっくりベッドですごした。
次は全部、と言われたのは考えないようにしながら。