三井先輩に狙われる
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「お?三井さんの彼女じゃん」
「げっ!宮城先輩」
「珍しいじゃん、3年のとこくんの。どうしたんだよ」
「あのー、彩子先輩に会いたくて。何組です?」
「えっ、じゃあ俺も行く」
「ちょっと!」
足取り軽やかな宮城先輩をあわてて追いかける。教室の中からあやちゃーん、とホワホワした声が聞こえた。
「すみれちゃん!どうしたのよ、そういえば三井先輩の試合に行くって行ってなかった?体育館で声かけてくれればよかったのに」
「いやー…とてもじゃないけど晴子の耳には入れられなくて……」
「なるほどね、じゃああっちいきましょ!リョータは来ないでね」
「あ、あやちゃん、」
渡り廊下の手すりにもたれ掛かる。今日も空が妙に青い。
「なるほど、巨乳のマネージャーに圧倒されてきたんだ」
「三井先輩もなんか愛想よくてさ、歯抜けのロン毛だったくせに」
「はは、あんたのそゆとこ好きだわ」
「わたしもなんかこう、いい女になりたいんですけど、どうしたらいいですか?」
「それであたしんとこ来てくれたの?そりゃー名誉だわあ!じゃあさ、今度の土曜練習が午前で終わるから横浜に出てみない?デートしましょ!」
待ち合わせ場所に洗われた彩子先輩は、深いスリットの入ったロングタイトスカートにタンクトップをインしている。ベルトやペンダントの金具がキラッと光って大人っぽい。私といえば三井先輩んちに行くときの、ロゴの入ったTシャツにデニムのショートパンツ、どちらも近所のヨーカドーで買ったものだ。
「お姉様…おんなじの買う……」
「なに言ってんのよ、着たいなら貸すけど、今日はわたしがあんたに似合うの選ぶから」
「ひぇ、心強い」
「しかしほんと、きれいな脚だわ。わたしでも触りたくなっちゃうのにこりゃ三井先輩よく我慢してるわね」
「……やっぱりそうなんですかね、時々顔がすごい怖いんですけど」
「なによそれ、詳しく聞かせなさいよ。まさか最後までいったとか言われたら私もうなんも言えないわよ」
「いや、たぶん、違うと思います。もっとすごいことすんだからって言ってました。待ってるから心の準備しとけって」
「あー、なんか言いそう。それなのにあんたは何を焦ってるの」
「だってー」
「そーねぇ、ショートパンツ似合ってるから、それに合うブラウス探す?それとも寄せて上げるブラにする?」
「うっ…両方…」
「やだーかわいいわね!ほら、炎の男に選ばれたんだから、しゃきっとしなさい」
「うー、お姉様~~」
体型や顔に似合うもの選ばないと!と息巻いた彩子先輩に、駅ビルのかわいいショップに引っ張りこまれ、店員さんと一緒になってあれやこれや当ててみてくれて、ピンクの無地のタンクトップの胸元に、大振りな花柄のフリルが縫い付けてあるブラウスと、ゆるりとしたシルエットにドット柄の切り替えとくるみボタンが可愛い水色のカットソーを選んだ。
「彩子先輩、いつもこんなおしゃれなところで買い物してるんですか?」
「姉が社会人なのよ!たまに一緒にね」
「えーっ、羨ましい!」
「でもさっきのよく似合ってたわよ。はー三井先輩呼びたいくらいだわ」
「やめてくださいよ!」
「もー、冗談冗談!さあつぎはこっち」
「うっ!」
お店の中にはところ狭しとランジェリーが並んでいる。レースの、繊細で、きらきらでひらひらのやつ。ヨーカドーでてきとうに選んだのとは比べ物にならない。
「胸のかたちが色々あるらしくてね、あんたの場合は丸っぽいのがいいかもね」
「な、なるほど」
「何色が良いかしらね。勝手なイメージだけど三井先輩なら赤とか黒とか好きそうじゃない?いやでも意外と可愛い系がいいのかしら」
「ちょ!別に見せるために買うわけでは!」
「わかってるわよ~新しい下着つけるとテンションあがるわよねー」
「あやこ先輩~~」
薄ピンクと白のレースに、パステルカラーのグラデーションで花の刺繍が入ったものが気に入って、サイズをあわせてもらう。そういえばちゃんとサイズをはかったのは初めてかもしれない。手袋をはめたお姉さんが、ここから肉をもってきて、と脇のお肉をカップに納める。カーテンからひょっこり顔を出した彩子先輩が、あらいいおっぱいじゃない!とにこにこしている。おっぱいにいいも悪いもあるんですか。
「いやー、いい買い物だったわ~~」
「ありがとうございます、付き合ってもらって、お茶までごちそうになっちゃって」
「いいのよー、はーあ、三井先輩に渡すの惜しくなってきちゃったわあ」
「わたすなんて、」
「はーかわいっ!またお姉さんとデートしてね」
「ぜひとも~~」
江ノ電に乗り換えて、最寄りでおりて、改札の前で手を振った。はーあ、都会はお店の袋までかわいい、こんなかわいいの捨てられないじゃん。
「おい!」
「うわ!」
後ろから手首を捕まれて、振り返るとそこに。
「なんでこんなとこにいんだよ」
「そっちこそ」
「俺は電車通学だ」
「あっそうか。今日お昼から彩子お姉さまとショッピングだったんでーす」
「は?お前あいつとそんなに仲良かったか?なに買ってきたんだよ」
「ふふ、お洋服!見ます?」
「へえ、今度着てみろよ。そっちは?」
「あっ!こっちは!内緒!」
「内緒?あんだよ、見せてみろよ」
「やだ、だめそれ、寄せて上げるやつ!さわっちゃだめ!」
「よせて、あげる?」
「ぶ、ブラジャー」
「ぶっ!」
3歩くらい後ずさって、しゃがみこんだ三井先輩に、だめって言ったじゃん、と言い捨てて歩き出す。あんまり追い付いてこないので
振り返ると、頭をぼりぼり掻きながら先輩はゆっくり立ち上がって、しわしわの顔でやってきて、悪い、と呟いた。
「そっちはいいから、洋服は今度見せろよ」
「別にそんな念押ししなくてもいいのに。彩子先輩にいいおっぱいって言われちゃったから気分いいです」
「彩子あいつ………」
「顔こわっ」
「げっ!宮城先輩」
「珍しいじゃん、3年のとこくんの。どうしたんだよ」
「あのー、彩子先輩に会いたくて。何組です?」
「えっ、じゃあ俺も行く」
「ちょっと!」
足取り軽やかな宮城先輩をあわてて追いかける。教室の中からあやちゃーん、とホワホワした声が聞こえた。
「すみれちゃん!どうしたのよ、そういえば三井先輩の試合に行くって行ってなかった?体育館で声かけてくれればよかったのに」
「いやー…とてもじゃないけど晴子の耳には入れられなくて……」
「なるほどね、じゃああっちいきましょ!リョータは来ないでね」
「あ、あやちゃん、」
渡り廊下の手すりにもたれ掛かる。今日も空が妙に青い。
「なるほど、巨乳のマネージャーに圧倒されてきたんだ」
「三井先輩もなんか愛想よくてさ、歯抜けのロン毛だったくせに」
「はは、あんたのそゆとこ好きだわ」
「わたしもなんかこう、いい女になりたいんですけど、どうしたらいいですか?」
「それであたしんとこ来てくれたの?そりゃー名誉だわあ!じゃあさ、今度の土曜練習が午前で終わるから横浜に出てみない?デートしましょ!」
待ち合わせ場所に洗われた彩子先輩は、深いスリットの入ったロングタイトスカートにタンクトップをインしている。ベルトやペンダントの金具がキラッと光って大人っぽい。私といえば三井先輩んちに行くときの、ロゴの入ったTシャツにデニムのショートパンツ、どちらも近所のヨーカドーで買ったものだ。
「お姉様…おんなじの買う……」
「なに言ってんのよ、着たいなら貸すけど、今日はわたしがあんたに似合うの選ぶから」
「ひぇ、心強い」
「しかしほんと、きれいな脚だわ。わたしでも触りたくなっちゃうのにこりゃ三井先輩よく我慢してるわね」
「……やっぱりそうなんですかね、時々顔がすごい怖いんですけど」
「なによそれ、詳しく聞かせなさいよ。まさか最後までいったとか言われたら私もうなんも言えないわよ」
「いや、たぶん、違うと思います。もっとすごいことすんだからって言ってました。待ってるから心の準備しとけって」
「あー、なんか言いそう。それなのにあんたは何を焦ってるの」
「だってー」
「そーねぇ、ショートパンツ似合ってるから、それに合うブラウス探す?それとも寄せて上げるブラにする?」
「うっ…両方…」
「やだーかわいいわね!ほら、炎の男に選ばれたんだから、しゃきっとしなさい」
「うー、お姉様~~」
体型や顔に似合うもの選ばないと!と息巻いた彩子先輩に、駅ビルのかわいいショップに引っ張りこまれ、店員さんと一緒になってあれやこれや当ててみてくれて、ピンクの無地のタンクトップの胸元に、大振りな花柄のフリルが縫い付けてあるブラウスと、ゆるりとしたシルエットにドット柄の切り替えとくるみボタンが可愛い水色のカットソーを選んだ。
「彩子先輩、いつもこんなおしゃれなところで買い物してるんですか?」
「姉が社会人なのよ!たまに一緒にね」
「えーっ、羨ましい!」
「でもさっきのよく似合ってたわよ。はー三井先輩呼びたいくらいだわ」
「やめてくださいよ!」
「もー、冗談冗談!さあつぎはこっち」
「うっ!」
お店の中にはところ狭しとランジェリーが並んでいる。レースの、繊細で、きらきらでひらひらのやつ。ヨーカドーでてきとうに選んだのとは比べ物にならない。
「胸のかたちが色々あるらしくてね、あんたの場合は丸っぽいのがいいかもね」
「な、なるほど」
「何色が良いかしらね。勝手なイメージだけど三井先輩なら赤とか黒とか好きそうじゃない?いやでも意外と可愛い系がいいのかしら」
「ちょ!別に見せるために買うわけでは!」
「わかってるわよ~新しい下着つけるとテンションあがるわよねー」
「あやこ先輩~~」
薄ピンクと白のレースに、パステルカラーのグラデーションで花の刺繍が入ったものが気に入って、サイズをあわせてもらう。そういえばちゃんとサイズをはかったのは初めてかもしれない。手袋をはめたお姉さんが、ここから肉をもってきて、と脇のお肉をカップに納める。カーテンからひょっこり顔を出した彩子先輩が、あらいいおっぱいじゃない!とにこにこしている。おっぱいにいいも悪いもあるんですか。
「いやー、いい買い物だったわ~~」
「ありがとうございます、付き合ってもらって、お茶までごちそうになっちゃって」
「いいのよー、はーあ、三井先輩に渡すの惜しくなってきちゃったわあ」
「わたすなんて、」
「はーかわいっ!またお姉さんとデートしてね」
「ぜひとも~~」
江ノ電に乗り換えて、最寄りでおりて、改札の前で手を振った。はーあ、都会はお店の袋までかわいい、こんなかわいいの捨てられないじゃん。
「おい!」
「うわ!」
後ろから手首を捕まれて、振り返るとそこに。
「なんでこんなとこにいんだよ」
「そっちこそ」
「俺は電車通学だ」
「あっそうか。今日お昼から彩子お姉さまとショッピングだったんでーす」
「は?お前あいつとそんなに仲良かったか?なに買ってきたんだよ」
「ふふ、お洋服!見ます?」
「へえ、今度着てみろよ。そっちは?」
「あっ!こっちは!内緒!」
「内緒?あんだよ、見せてみろよ」
「やだ、だめそれ、寄せて上げるやつ!さわっちゃだめ!」
「よせて、あげる?」
「ぶ、ブラジャー」
「ぶっ!」
3歩くらい後ずさって、しゃがみこんだ三井先輩に、だめって言ったじゃん、と言い捨てて歩き出す。あんまり追い付いてこないので
振り返ると、頭をぼりぼり掻きながら先輩はゆっくり立ち上がって、しわしわの顔でやってきて、悪い、と呟いた。
「そっちはいいから、洋服は今度見せろよ」
「別にそんな念押ししなくてもいいのに。彩子先輩にいいおっぱいって言われちゃったから気分いいです」
「彩子あいつ………」
「顔こわっ」