三井先輩に狙われる
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はじめての試合だから見に来いよ、と言われてびくびくしながら大学の体育館の、2階席みたいなところにそーっと座る。
ここの大学は関東で2部?だかなんだかのチームらしく、昇格を目指して、ポイントゲッターとして入部したらしい。さすが大学だけあって、高校のときよりも全体的に大きい人が多い気がする。三井先輩は小柄に見えるけど、膝ももう大丈夫なようで軽やかにシュートを決めている。試合の最後にふらつくなんてことももうなさそうだ。
来るなら声かけろよ、と言われたものの、勝利のあとのチームはそれはそれは盛り上がっている。打ち上げに行こうぜ、駅前の居酒屋、みたいな声が聞こえるので、見つからないようにほかの集団に紛れて外に出るつもりだった。
「三井くんは?今日の主役だし、もちろん行くよね!」
「すんません、今日彼女が来てるはずで」
うおー!ミッチーのばかやろー!思わず自動販売機と壁の隙間に身を隠してしまったけど、そのまま出ればよかったのに!わたしのばか!マネージャーだろうか、彩子お姉さまをバージョンアップした感じのキラキラでぷりんぷりんの美女はうれしそうに声をあげる。
「三井くん彼女いるんだ!うちの大学の子?」
「いや、後輩っす」
「えっ、じゃあ高校生?」
「うす」
「会ってみたい~~どんな子~~?」
「たぶんそこの隙間に挟まってます」
「は?」
おら、と声がして、腕を引っ張られる。
マネージャーさんがえっかわいいー!と声を上げたもんで、チームの人たちにわらわら囲まれてしまった。
「なにこっそり帰ろうとしてんだ」
「いや、盛り上がってたし」
「つーかなに隠れてんだよ、バカだろ、ミツカンねーと思ったのか?」
「バカにバカって言われたくないです」
「てめえ」
「えー、彼女ちゃん何年生?」
「ヒッ!に、2年生です」
「高校から付き合ってるの?こいつもてたろ、こないだもさ、」
「あっ!ちょっ!せんぱい!」
「三井先輩、例の件はみんな知らないんですよね?」
「ったりめーだろ!なにいってんだ!」
「三井先輩はそれはそれはモテてましたよ、試合に行くとでかい旗持った学ランのお兄さんたちがいつも大勢来てたんでめっちゃむさくるしかったです」
「え!?そっち!?男にモテる的な?」
「まーそうか、ちょっと顔こわいしね」
歯抜けのロン毛のことは黙っておいてやりましたよ、と目配せすると三井先輩は安心の苦虫顔になった。へん、きれいなお姉さんに愛想振り撒くからだぞ!
ここの大学は関東で2部?だかなんだかのチームらしく、昇格を目指して、ポイントゲッターとして入部したらしい。さすが大学だけあって、高校のときよりも全体的に大きい人が多い気がする。三井先輩は小柄に見えるけど、膝ももう大丈夫なようで軽やかにシュートを決めている。試合の最後にふらつくなんてことももうなさそうだ。
来るなら声かけろよ、と言われたものの、勝利のあとのチームはそれはそれは盛り上がっている。打ち上げに行こうぜ、駅前の居酒屋、みたいな声が聞こえるので、見つからないようにほかの集団に紛れて外に出るつもりだった。
「三井くんは?今日の主役だし、もちろん行くよね!」
「すんません、今日彼女が来てるはずで」
うおー!ミッチーのばかやろー!思わず自動販売機と壁の隙間に身を隠してしまったけど、そのまま出ればよかったのに!わたしのばか!マネージャーだろうか、彩子お姉さまをバージョンアップした感じのキラキラでぷりんぷりんの美女はうれしそうに声をあげる。
「三井くん彼女いるんだ!うちの大学の子?」
「いや、後輩っす」
「えっ、じゃあ高校生?」
「うす」
「会ってみたい~~どんな子~~?」
「たぶんそこの隙間に挟まってます」
「は?」
おら、と声がして、腕を引っ張られる。
マネージャーさんがえっかわいいー!と声を上げたもんで、チームの人たちにわらわら囲まれてしまった。
「なにこっそり帰ろうとしてんだ」
「いや、盛り上がってたし」
「つーかなに隠れてんだよ、バカだろ、ミツカンねーと思ったのか?」
「バカにバカって言われたくないです」
「てめえ」
「えー、彼女ちゃん何年生?」
「ヒッ!に、2年生です」
「高校から付き合ってるの?こいつもてたろ、こないだもさ、」
「あっ!ちょっ!せんぱい!」
「三井先輩、例の件はみんな知らないんですよね?」
「ったりめーだろ!なにいってんだ!」
「三井先輩はそれはそれはモテてましたよ、試合に行くとでかい旗持った学ランのお兄さんたちがいつも大勢来てたんでめっちゃむさくるしかったです」
「え!?そっち!?男にモテる的な?」
「まーそうか、ちょっと顔こわいしね」
歯抜けのロン毛のことは黙っておいてやりましたよ、と目配せすると三井先輩は安心の苦虫顔になった。へん、きれいなお姉さんに愛想振り撒くからだぞ!