三井先輩に狙われる
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そんなことでとうとうあの三井先輩と付き合い始めてしまった。練習おわりの先輩がバイト先に迎えにくるか、こっちが早いときはいつものコートに迎えに行くか。週に一回くらいは体育館に行ってるので、彩子先輩やヤス先輩たちともすっかり顔馴染みだ。
少し前にうちの親に三井先輩と付き合うことになったと言ったら、二人揃ってぽっかり口をあけていた。中学時代は三井先輩のことをアイドルか神様みたいな扱いで話してたもんで、恐ろしい女だと思われているらしい。
「寿!?あれ、あんた!」
「げっ!母ちゃん」
「えっおかあさん?」
家の近くを歩いていたもので、そりゃあこうなるのも時間の問題だったと思う。なるほど先輩はお母さん似なのか。
「あのー、あなた、母親の私がいうのもどうかと思いますけどね、この子ついこの前までひどい不良だったのよ。あなた騙されてない?」
「あの!湘北高校の1年で、武石中のバスケ部だった川本すみれです。三井先輩が不良で暴力男だったことはよーく知ってます」
「おいてめー」
「事実でしょ」
「お、おー」
「先輩とおつきあいすることになったので、またグレないように見張ってます」
「あら?武石中のって、2丁目の川本さんちの?」
「えっ、そうです!なぜ!」
「あなたのお母さんとね、町内会でよく一緒になってた時期があるのよ」
「えーっ!?母はそんなこと少しも!そんな!お世話になっております」
「あらー、娘さんこんなにしっかりしてるのねえ。うちの子三井先輩に憧れてて、とか言われたのちょーどこの子がぐれてた頃でもうどうしようかと思っちゃったわよ。寿!あんた!なんかあったら母さん謝りに行かないといけないからね!変なこと起こすんじゃないよ!」
「うっ、おー、わかったって、ほら行くぞ」
「どこにですか、帰るとこでしょ」
それはもう、すっごいきまずそうに頭をぼりぼり掻いて顔をしかめて歩きだそうとした先輩と、お母さまとなれた道を歩いていく。先輩の受験のために、私が遅れを取り戻させますと話すと、両手を握られてしまった。
「この子があんなになっちゃったときはもうどうしようかと思ったけど、よかったわこんなしっかりした子がついててくれて」
「そんなぁ、」
「おやつを用意するから、勉強だったらうちでしたらいいわ」
「は!?何考えてんだよずっと家にいるくせに」
「は?勉強するのに母さんがいて何が悪いのよ!」
「くっ…」
「三井先輩信用バリ薄じゃないですか。自業自得ですけどね」
「お前まで…」
少し前にうちの親に三井先輩と付き合うことになったと言ったら、二人揃ってぽっかり口をあけていた。中学時代は三井先輩のことをアイドルか神様みたいな扱いで話してたもんで、恐ろしい女だと思われているらしい。
「寿!?あれ、あんた!」
「げっ!母ちゃん」
「えっおかあさん?」
家の近くを歩いていたもので、そりゃあこうなるのも時間の問題だったと思う。なるほど先輩はお母さん似なのか。
「あのー、あなた、母親の私がいうのもどうかと思いますけどね、この子ついこの前までひどい不良だったのよ。あなた騙されてない?」
「あの!湘北高校の1年で、武石中のバスケ部だった川本すみれです。三井先輩が不良で暴力男だったことはよーく知ってます」
「おいてめー」
「事実でしょ」
「お、おー」
「先輩とおつきあいすることになったので、またグレないように見張ってます」
「あら?武石中のって、2丁目の川本さんちの?」
「えっ、そうです!なぜ!」
「あなたのお母さんとね、町内会でよく一緒になってた時期があるのよ」
「えーっ!?母はそんなこと少しも!そんな!お世話になっております」
「あらー、娘さんこんなにしっかりしてるのねえ。うちの子三井先輩に憧れてて、とか言われたのちょーどこの子がぐれてた頃でもうどうしようかと思っちゃったわよ。寿!あんた!なんかあったら母さん謝りに行かないといけないからね!変なこと起こすんじゃないよ!」
「うっ、おー、わかったって、ほら行くぞ」
「どこにですか、帰るとこでしょ」
それはもう、すっごいきまずそうに頭をぼりぼり掻いて顔をしかめて歩きだそうとした先輩と、お母さまとなれた道を歩いていく。先輩の受験のために、私が遅れを取り戻させますと話すと、両手を握られてしまった。
「この子があんなになっちゃったときはもうどうしようかと思ったけど、よかったわこんなしっかりした子がついててくれて」
「そんなぁ、」
「おやつを用意するから、勉強だったらうちでしたらいいわ」
「は!?何考えてんだよずっと家にいるくせに」
「は?勉強するのに母さんがいて何が悪いのよ!」
「くっ…」
「三井先輩信用バリ薄じゃないですか。自業自得ですけどね」
「お前まで…」