三井先輩に狙われる
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次の試合で湘北はあっさり敗退。これ以上滞在する意味もないので、晴子や水戸くん達と広島駅に向かうと、しまったうっかりバスケ部の皆様と合流してしまう。自由席の切符を買って、三井先輩に見つからないように、今度は水戸くんをバリアに使いながら時間を潰す。三井先輩がトイレにいったタイミングで、気を抜いていたら木暮先輩に肩を叩かれてしまった。
「昨日悪かった。声がしたから迎えに出たつもりだったんだ」
「いえ、その、三井先輩が悪いんで」
「はは、でも上手くいってよかったよ」
はー木暮先輩の人生これからいいことばかり起こりますように。第一志望校に合格しますように。ほっと一息ついたところで柄の悪ーい男が割り込んでくる。
「げ、こわ」
「は?何盛り上がってんだ」
「嫉妬じゃん」
「わりーか」
おい桜木軍団、指笛とかしてんじゃねーわ。新幹線がホームにはいってきて、自由席の3号車に乗ると、2つ空いてた席に引っ張り込まれた。水戸くんが諦め顔でひらひら手を振ってくるのが見えた。
「ちょっと、バスケ部の人たちと乗ればいいじゃないですか」
「自由席なんだからみんなバラバラだろ」
「赤木先輩に怒られても知らないですよ」
「あいつだってすぐ寝るだろ」
私を窓際の方においやると、三井先輩は隣にどっかり腰を下ろして、当然のように指を絡めてこっちに体を預けてきた。岡山県にも入らないうちに、すやすや寝息がきこえてきて、わたしもしばらくの間は、繋いだ掌の大きさを観察したり、感触を確かめたりしていたけど、規則正しい寝息の音と伝わってくる体温が気持ちよくて目を閉じた。
「昨日悪かった。声がしたから迎えに出たつもりだったんだ」
「いえ、その、三井先輩が悪いんで」
「はは、でも上手くいってよかったよ」
はー木暮先輩の人生これからいいことばかり起こりますように。第一志望校に合格しますように。ほっと一息ついたところで柄の悪ーい男が割り込んでくる。
「げ、こわ」
「は?何盛り上がってんだ」
「嫉妬じゃん」
「わりーか」
おい桜木軍団、指笛とかしてんじゃねーわ。新幹線がホームにはいってきて、自由席の3号車に乗ると、2つ空いてた席に引っ張り込まれた。水戸くんが諦め顔でひらひら手を振ってくるのが見えた。
「ちょっと、バスケ部の人たちと乗ればいいじゃないですか」
「自由席なんだからみんなバラバラだろ」
「赤木先輩に怒られても知らないですよ」
「あいつだってすぐ寝るだろ」
私を窓際の方においやると、三井先輩は隣にどっかり腰を下ろして、当然のように指を絡めてこっちに体を預けてきた。岡山県にも入らないうちに、すやすや寝息がきこえてきて、わたしもしばらくの間は、繋いだ掌の大きさを観察したり、感触を確かめたりしていたけど、規則正しい寝息の音と伝わってくる体温が気持ちよくて目を閉じた。