笠松くんと終わらない日々
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ほのかさんは、バスケ部の、一個上の、マネージャー。正直怖い。めっちゃ怖い。最近では容赦なくイケメンの俺の顔面をぶったたいてくる。
ほのかさんは、正直怖い。めっちゃ怖い。
誠凛との練習試合が終わって解散したあと、居残り練習しようとしたらチョイチョイ手招きされて、どきどきしながら近付く。負けたからぶっ叩かれるんだろうか。
「きせ」
「はいっす……」
「よく頑張ったね、これ」
「え?」
促されて手を出すと、いちごミルクの飴がひとつ。 これは一体。
「悔しいのはわかるけど。これ以上やるとオーバーワークだと思う。焦ることないから今日はちゃんと休みな」
「……はいっす」
「今日の黄瀬かっこよかったよ。みんなテンション上がった感じしたね、夏に向けて」
「夏……」
「ひとまずインハイ予選に合わせていこうね」
「はいっす」
「よし、じゃあ、帰ろう!早川も誘ってラーメン食ってこーぜ」
「えーっ!?おれぇ!?モデルなんすけど!ラーメンとかジャンクフードエヌジーっす!」
「え?そーなの?じゃあ早川と2人で行くわ」
「えーっ!?行くっす行くっす!!連れてってくださいっす」
「どっちなのさ」
両手でわしわし撫でられると、掌の小ささと冷たさが伝わってきた。ここのところぶっ叩かれまくっていたのと、同じだとは思えない。肩を並べて歩いていく、センパイ達を早足でおいかけた。