桐生くんと転校生
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「燃えてきたぜ!ぜってえ勝つ!!」
試合前に声をかけてきた光ちゃんは
すっごい楽しそうに色々まくしたてた後
キロリと光る眼でそう零した
一方の八くんの方は
眉間に皺寄せて怖い顔して
集中してると見せかけて
なんか余計なこと考えてるに違いない
見慣れたはずの梟谷のみんなと
対戦することもあってちょっと距離を感じる
態度に出さないようにしてるつもりだったけど
今日は狢坂のみんなが
いつもより近くにいてくれてる気がする。
「名前さん」
「満くん?どした?」
「心配せんでも、桐生八は日本一のエースやき」
「心配なんかしてないってば」
背中をどんとどついてきたのは
ぬっと見下ろすツインタワー
「肩あがりまくっちょる」
「お前が出るみてえや」
「うるっさい!!!」
こういう心強さを知れたこと
ここにきて良かったって思う
わかつくんもみんなも
素朴でぶっきらぼうであったかい
みんなと別れて
東京に戻っても
きっとろうそくの炎みたいな
温かくて明るい光になって
私を強くしてくれる