高校生
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「エッ!?」
「な!!な!?」
「え、手伝うべ…?」
「いや…逆に近寄りづらい」
「おー、やってるやってる。若利くん嬉しそうだったもんね~」
五色工です。
体育館にやってきたら
知らない女の人のそばに
牛島さんと大平さんが座り込んで
3人でタオルを畳んでいる。
一年同士で顔を見合わせると
背後から天童さんの声
「天童さん!いったい何が、というかあの人、」
「名前さん、一個上のマネージャーさんだよ。若利くん懐いてたからね~。別に手伝いはしなくていいヨ」
「な、なつく…」
しかも3人とも正座だ
面白すぎるし
突っ込みどころありすぎる。
というか
何者なんだ。
大学が夏休みらしく
アップが始まってもあの人は
体育館の隅にちょこんと座っている。
教官室から監督が出てくると
みんなが挨拶する
もちろん立ち上がったあの人は、
監督の方に駆け寄っていく
「斎藤先生~じいちゃん~ひさしぶり~」
じいちゃん!!!?????
一年全員が振り返ったと思う。
先輩たちがぶぶっと噴出した。
「苗字さんな、監督の孫」
「「「「「まご!!???」」」」」
「おい集中しろおめえら!!」
「じじい照れんなって」
「学校では監督って呼べっつってんだろ」
「私もう生徒じゃないもーん」
「名前め…こんの減らず口が」
「あーあー誰に似たんでしょうねえ」
「まあまあ、先生も苗字も落ち着いて」
***
「きみが五色くんだね、いい前髪だ」
「あ、ありがとうございます」
「あんたも白布みたいなタイプ?牛島のファン?」
「ふぁ!?…じ、自分は!!牛島さんを超えてエースと呼ばれるにふさわしい男になります!!」
「え!!!!何この子!!!ちょうカワイイ!!!!大平!!!!なにこのこ!!!!」
「見ての通り頼もしい次期エースですよ」
「えー!一年生今年も豊作だねえ~、来てよかった~」
「苗字さん楽しそうですね」
「みんな元気そうでよかったよ~、あ、五色くん、きみも」
「はい?」
「怪我や病気はいけないよ。元気がだいじだからね、頑張ってね」
「はい」
「ふふ、期待してるね」
「っはい!!」
苗字名前さん
牛島さんが「懐いている」という
天童さんの言い方はどうかと思うが
また来るね、と手を振った彼女に
また会いたいなと思ってしまった。