Target6:腐少女
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(ムカつくムカつくムカつく……!!)
跡部が絶対的である氷帝テニス部に、跡部以外のお姫様なんて要らない。現実をそう突き付けてやれば、あの女、鳳に琹さんと呼ばれたあの女は本性を現した。
鳳にはにこりと優しい笑顔を返しておきながら、鳳が立ち去った瞬間に真顔で、冷たい声で。
「ねぇ、タオル干したいからさっさと消えてくれない?授業に間に合わなくなるよ。キミも。」
邪魔なのも、消えるべきなのもあの女の方なのに!!何で?ここはあたしの夢でしょう?
ここにはテニス部だけが居れば良かったのに。そうすれば愛されるのは間違いなく跡部で、あんな女なんて眼中に無かったのに!
皆あの女に騙されてるんだ。そうだ、それならあたしが目を覚まさせてあげれば。あの女の本性を、忍足達に見せてあげれば!本当に愛するべきなのが誰なのか、自分達が誰を守るべきなのか分かる筈。そうよね、壁は高ければ高い程燃えるけど、それを越える手伝いくらいはしてあげてもいいよね。だって、これはあたしの夢。何でも思い通りになるんだから。
最終的に跡部とくっつくのは誰にしよう。やっぱり王道に忍足?日吉とか宍戸も好きなんだよなぁ。いいや、あの女を排除してから考えよう。
あたしは先程も訪れた職員室の扉を開き、担任の先生に付いて教室へ向かう。何かくどいくらいにリアルだなぁ、と漠然と考えていた。既に鐘が鳴った後だからか、廊下には生徒が一人も居ない。どうせ夢なのだから昼まで時間を飛ばしてくれればいいのに。
「……は、アイツ来て……ろ。サボ……?まぁいい。元井、入れー。」
教室の中から名前を呼ばれて、それに従って入る。すると見慣れない制服が珍しいのか、クラスメイトの視線が一挙に集まる。何もこんなにリアルにしなくても、と溜息を吐き捨てた。
「元井未莉。」
夢の中まで面倒な人間関係を作るつもりは無いし、このクラスにはネタになりそうな男子も居ない。退屈そうだ。
「元井、お前それだけか。人間関係は大切だからな。愛想良くしとけ。席は……。」
「先生、あそこが良いです。」
ぐだくだと説教臭い綺麗事を無視して、空いている窓側の前から三番目の席を指差す。転校生用に付け加えた席にしては中途半端な位置だから、元々は誰かの席なんだろう。それでも夢なんだから誰かに遠慮する必要もない。窓際に陣取れば、中庭でイチャつくテニス部とかも見られるかもしれないし。何より退屈凌ぎには丁度いい。
「お前なー、あそこのヤツは多分後から来るから駄目だ。大人しく廊下側の一番後ろに座っとけ……っておい!」
担任の言葉を無視して窓側の空いている席に着く。これ以上の話は聞きません、と机に伏せると、丁度