春川魔姫と友達になりたい
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希望ヶ峰学園に<超高校級のアルバイター>として入学した私は、席が隣だった春川さんに一目惚れ(あ、恋愛的な意味じゃないよ)した。
朝から勢いに任せて「お友達になってください!」と言ったものの、「嫌」とすっぱりキッパリお断りされてしまったのだが、
もうすでに春川さんに骨抜きにされてしまっていた私は、
んんん……そういう所も素敵だぁ……!と思いっきり口に出してしまい、ドン引き確実の挨拶(?)をしでかした。
彼女はめちゃくちゃ冷たい目でこちらを一見すると、何も言わずに自身の席についた。
そんな春川さんを見て、クール系美人の隣なんて幸先いい。希望ヶ峰学園サイコー!ここに入学した意味がある。と一人で頭の悪そうなことをうんうんうなっていると、チャイムがなって、おそらく担任の先生が入ってきた。
ホームルームでは早速クラスメイトの自己紹介をすることになって、春川さんが<超高校級の保育士>と知ってもうさらに胸がときめきトゥインクルでギラッギラでさらにお友達になりたいと思った。あわよくば親友になりたい。
そこからの私は自分でも「え、ちょっとやりすぎじゃない?」ってぐらいに粘った。とにかく粘った。
挨拶は毎日絶対笑顔で!
2人組を組まなきゃいけない授業ではすぐさま春川さんの所に行って、
「一緒に組みましょう!」と声をかけた。
基本的にゴミを見るような目で「……わかった。」と言われることが多かったけど、完全に避けられていないのでめちゃくちゃに嫌われてることはないと信じたい。そう思いたい。って言うか勝手にそう思ってる。
そんな私のストーカーぎりぎり生活も一ヶ月以上経った。未だ友人にはなれず。おそらく春川さんも小五月蝿いクラスメイトの私に慣れてきたようだった。
そこからまた暫くして、春川さんが頼まれていた雑用に「はい!手伝います!」と断られるまえに手伝い出した私を横目に、
「アンタ、何でそんなに私に構うわけ」
と、初めて春川さんから質問された。
この数ヶ月に一度もなかったことに驚きに身を固めていると怪訝そうな顔をして「……もういい」と言う春川さんに間髪入れず、
「と、友達なりたいからです!」
と言えば、お返しの言葉も間髪入れずに返ってきた。
「馬鹿じゃないの」
いつもより棘が少なかったのは気のせいなのかなんなのか、お下げ髪の束をきゅっと握る春川さんはとにかくキュートだった。
そんな春川さんに熱烈なラブコールアタックをし続けてついに!
「春川さん!今日一緒にパフェ食べに行きませんか!」
「……いいよ」
「そうですよね、ダメで……ええええええええ」
「うるさい、行くのやめるよ」
「滅相もございません!一緒にパフェ食べに行きましょう!!!!やった!!!!!ついに!!!!」
「ほんとうるさい」
春川さんと放課後デート♡にあり付けた訳です。
うおおおおおアドレナリン出てきた!やった!やはり諦めなければ必ず叶う!!!
ルンルンと帰り支度をする私を春川さんはやれやれといった様子で見ていた。
***
今回来たのは最近出来たカフェで、チョコレートパフェが美味しいお店です。ふふん。春川さんと行こうと思ってずっと待ってたんだ……。
パフェを2つと、カフェオレを頼んで、ニコニコ顔の私と呆れ返った顔の春川さんは全く以て対照的だ。
沈黙にはもう慣れた。痛くも痒くもない!
「……アンタさ、なんでそんなに私に構うの?」
ふと少し気まずそうに言う春川さんに、この前と同じように答えを返す。
「春川さんと、友達になりたいんだよ!もう一緒にパフェ食べるから友達だね!」
「何その理屈……もう勝手にしなよ」
「ええ!?お、お友達だって思っていいんですか!?」
「だから勝手にすれば」
「ふおおお……!」
なんと春川さん公認のお友達になった。やったー!長かった……長かったぞ……しかし努力は身を結び、私は春川さんのお友達ポジションを勝ち得たのだ!やった!やったー!
「ま、魔姫ちゃん!」
「なに」
「これから!!よろしく!!!」
「うるさい」
「ああ~~クールイズビューティフル~」
「ずっと思ってたけどあんたって馬鹿だよね。」
「魔姫ちゃんのお友達になれるなら馬鹿でいいです!」
「はいはい。ほら、パフェ来たよ。」
店員さんが運んできたチョコレートパフェなんか目じゃない。とにかく今私は魔姫ちゃんとお友達になったことをクラスの皆に言いふらして、マウントをとりたいぐらい浮かれ上がっちゃう。
「あ、魔姫ちゃん明日一緒に学校行こう」
「分かったから食べなよ。」
「いやったー!!!!生きててよかった!いただきまーす!」
「(変なヤツ……)……いただきます」
通学の約束もできたし、本当にいい日になった。
ちらりと目の前の魔姫ちゃんを見ると、チョコレートパフェに刺さったチョコレートを摘んで食べていた。
好みの味だったのか少し微笑んだ気がする。
これからもっと仲良くなって魔姫ちゃんの笑顔がみたいなと思う。
朝から勢いに任せて「お友達になってください!」と言ったものの、「嫌」とすっぱりキッパリお断りされてしまったのだが、
もうすでに春川さんに骨抜きにされてしまっていた私は、
んんん……そういう所も素敵だぁ……!と思いっきり口に出してしまい、ドン引き確実の挨拶(?)をしでかした。
彼女はめちゃくちゃ冷たい目でこちらを一見すると、何も言わずに自身の席についた。
そんな春川さんを見て、クール系美人の隣なんて幸先いい。希望ヶ峰学園サイコー!ここに入学した意味がある。と一人で頭の悪そうなことをうんうんうなっていると、チャイムがなって、おそらく担任の先生が入ってきた。
ホームルームでは早速クラスメイトの自己紹介をすることになって、春川さんが<超高校級の保育士>と知ってもうさらに胸がときめきトゥインクルでギラッギラでさらにお友達になりたいと思った。あわよくば親友になりたい。
そこからの私は自分でも「え、ちょっとやりすぎじゃない?」ってぐらいに粘った。とにかく粘った。
挨拶は毎日絶対笑顔で!
2人組を組まなきゃいけない授業ではすぐさま春川さんの所に行って、
「一緒に組みましょう!」と声をかけた。
基本的にゴミを見るような目で「……わかった。」と言われることが多かったけど、完全に避けられていないのでめちゃくちゃに嫌われてることはないと信じたい。そう思いたい。って言うか勝手にそう思ってる。
そんな私のストーカーぎりぎり生活も一ヶ月以上経った。未だ友人にはなれず。おそらく春川さんも小五月蝿いクラスメイトの私に慣れてきたようだった。
そこからまた暫くして、春川さんが頼まれていた雑用に「はい!手伝います!」と断られるまえに手伝い出した私を横目に、
「アンタ、何でそんなに私に構うわけ」
と、初めて春川さんから質問された。
この数ヶ月に一度もなかったことに驚きに身を固めていると怪訝そうな顔をして「……もういい」と言う春川さんに間髪入れず、
「と、友達なりたいからです!」
と言えば、お返しの言葉も間髪入れずに返ってきた。
「馬鹿じゃないの」
いつもより棘が少なかったのは気のせいなのかなんなのか、お下げ髪の束をきゅっと握る春川さんはとにかくキュートだった。
そんな春川さんに熱烈なラブコールアタックをし続けてついに!
「春川さん!今日一緒にパフェ食べに行きませんか!」
「……いいよ」
「そうですよね、ダメで……ええええええええ」
「うるさい、行くのやめるよ」
「滅相もございません!一緒にパフェ食べに行きましょう!!!!やった!!!!!ついに!!!!」
「ほんとうるさい」
春川さんと放課後デート♡にあり付けた訳です。
うおおおおおアドレナリン出てきた!やった!やはり諦めなければ必ず叶う!!!
ルンルンと帰り支度をする私を春川さんはやれやれといった様子で見ていた。
***
今回来たのは最近出来たカフェで、チョコレートパフェが美味しいお店です。ふふん。春川さんと行こうと思ってずっと待ってたんだ……。
パフェを2つと、カフェオレを頼んで、ニコニコ顔の私と呆れ返った顔の春川さんは全く以て対照的だ。
沈黙にはもう慣れた。痛くも痒くもない!
「……アンタさ、なんでそんなに私に構うの?」
ふと少し気まずそうに言う春川さんに、この前と同じように答えを返す。
「春川さんと、友達になりたいんだよ!もう一緒にパフェ食べるから友達だね!」
「何その理屈……もう勝手にしなよ」
「ええ!?お、お友達だって思っていいんですか!?」
「だから勝手にすれば」
「ふおおお……!」
なんと春川さん公認のお友達になった。やったー!長かった……長かったぞ……しかし努力は身を結び、私は春川さんのお友達ポジションを勝ち得たのだ!やった!やったー!
「ま、魔姫ちゃん!」
「なに」
「これから!!よろしく!!!」
「うるさい」
「ああ~~クールイズビューティフル~」
「ずっと思ってたけどあんたって馬鹿だよね。」
「魔姫ちゃんのお友達になれるなら馬鹿でいいです!」
「はいはい。ほら、パフェ来たよ。」
店員さんが運んできたチョコレートパフェなんか目じゃない。とにかく今私は魔姫ちゃんとお友達になったことをクラスの皆に言いふらして、マウントをとりたいぐらい浮かれ上がっちゃう。
「あ、魔姫ちゃん明日一緒に学校行こう」
「分かったから食べなよ。」
「いやったー!!!!生きててよかった!いただきまーす!」
「(変なヤツ……)……いただきます」
通学の約束もできたし、本当にいい日になった。
ちらりと目の前の魔姫ちゃんを見ると、チョコレートパフェに刺さったチョコレートを摘んで食べていた。
好みの味だったのか少し微笑んだ気がする。
これからもっと仲良くなって魔姫ちゃんの笑顔がみたいなと思う。