ゲームと映画と
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「このステージ、ちょっと難しいかも」
とりあえず交代でゲームをすることとなった。
ジャンルはアクション系。それにしても、いつの時代も世界も流行るものは同じなのかもしれない。
「シリーズの中でも一番難易度低いぞソコ…」
「わぁ、ペンギン出てきたー。このコかわいいねぇ。お腹で滑ってる~」
「あ?オレの方が可愛い愛されペンギンちゃんだろ」
「…ヤキモチ?」
「アホか」
アホか頂きましたー
「あ、負けたぁ~」
「うーわ、ここで死ぬとかマジか…よわぁ…見てらんねぇ」
「ヒドイッ」
「お、結構時間経ったな。息抜きに映画でもみるか」
ブレイクがケースを漁るとその手には一本のビデオがあった。
「どんなの?」
「ホラー」
「ホッ!?」
「どした?……あ、わかった!さてはお前、相当ビビってんだろー」
「や、だ、ダイジョブ。夜に思い出さなきゃヘーキだし」
「そーゆーのをビビってるっていうんだよ。じゃ、これに決定~」
「ひっ!?うぁ、あ…あっ」
近くにあったクッションを抱えて、映画鑑賞が始まった。内容は主人公が仲間達と一緒に心霊スポットで肝試しをしている最中、みんなとはぐれてしまい、次々と奇妙な現象が起きるというものだった。
「え、行くの?見に行くの?やめた方がいいよぉ。絶対扉の先にいるってぇ…」
「ソーネー」
画面から目が離せず、ブレイクがどんな表情をしているかはわからない。けど、きっと同じ気持ちで観ているに違いない。
「あ、いなさそ?はぁ、良かった~」
私と同じように主人公が安心して引き返そうとすると
『ぎゃーーー!』
「ひゃぁぁぁっ!?」
「こんなベタで演出でよくそこまで怖がれるよなー、羨ましい限りだぜ。あ、ある意味な」
「うぇぇ、これ最後どうなっちゃうんだろうね…」
「好きな女助けたけどソイツがユーレイの親玉で結局主人公も殺されましたはい終わり」
「あんまりなネタバレ!」
「オメーが聞いたんだろ!……しっかしさぁ、普通こういうシーンって、きゃーこわいーっつって抱きつくもんじゃねぇの」
「へ、いいの?」
「だって、名無しはオレの彼女じゃん。頼れよ」
もしかして、同じ気持ちだった?
「ありがとうブレイク!」
「ン…」
「こ、こういう感じ?」
腰辺りに両腕を回し、身体を密着させる。
「そうそう、そんな感じ……で……~~~~ッッッッッ」
「ブレイク?」
「やっぱ離れろ」
「はい?」
「暑っ苦しいんだよ!いいか、こっから先オレのテリトリーだからな!それ以上近寄るなよ!な!!」
「えらい理不尽過ぎない?」
「うっせぇ!バーカッ」
あれ?私、小学生と付き合ってたんだっけ?
まだまだ甘い雰囲気には程遠い私たちだった。
終
とりあえず交代でゲームをすることとなった。
ジャンルはアクション系。それにしても、いつの時代も世界も流行るものは同じなのかもしれない。
「シリーズの中でも一番難易度低いぞソコ…」
「わぁ、ペンギン出てきたー。このコかわいいねぇ。お腹で滑ってる~」
「あ?オレの方が可愛い愛されペンギンちゃんだろ」
「…ヤキモチ?」
「アホか」
アホか頂きましたー
「あ、負けたぁ~」
「うーわ、ここで死ぬとかマジか…よわぁ…見てらんねぇ」
「ヒドイッ」
「お、結構時間経ったな。息抜きに映画でもみるか」
ブレイクがケースを漁るとその手には一本のビデオがあった。
「どんなの?」
「ホラー」
「ホッ!?」
「どした?……あ、わかった!さてはお前、相当ビビってんだろー」
「や、だ、ダイジョブ。夜に思い出さなきゃヘーキだし」
「そーゆーのをビビってるっていうんだよ。じゃ、これに決定~」
「ひっ!?うぁ、あ…あっ」
近くにあったクッションを抱えて、映画鑑賞が始まった。内容は主人公が仲間達と一緒に心霊スポットで肝試しをしている最中、みんなとはぐれてしまい、次々と奇妙な現象が起きるというものだった。
「え、行くの?見に行くの?やめた方がいいよぉ。絶対扉の先にいるってぇ…」
「ソーネー」
画面から目が離せず、ブレイクがどんな表情をしているかはわからない。けど、きっと同じ気持ちで観ているに違いない。
「あ、いなさそ?はぁ、良かった~」
私と同じように主人公が安心して引き返そうとすると
『ぎゃーーー!』
「ひゃぁぁぁっ!?」
「こんなベタで演出でよくそこまで怖がれるよなー、羨ましい限りだぜ。あ、ある意味な」
「うぇぇ、これ最後どうなっちゃうんだろうね…」
「好きな女助けたけどソイツがユーレイの親玉で結局主人公も殺されましたはい終わり」
「あんまりなネタバレ!」
「オメーが聞いたんだろ!……しっかしさぁ、普通こういうシーンって、きゃーこわいーっつって抱きつくもんじゃねぇの」
「へ、いいの?」
「だって、名無しはオレの彼女じゃん。頼れよ」
もしかして、同じ気持ちだった?
「ありがとうブレイク!」
「ン…」
「こ、こういう感じ?」
腰辺りに両腕を回し、身体を密着させる。
「そうそう、そんな感じ……で……~~~~ッッッッッ」
「ブレイク?」
「やっぱ離れろ」
「はい?」
「暑っ苦しいんだよ!いいか、こっから先オレのテリトリーだからな!それ以上近寄るなよ!な!!」
「えらい理不尽過ぎない?」
「うっせぇ!バーカッ」
あれ?私、小学生と付き合ってたんだっけ?
まだまだ甘い雰囲気には程遠い私たちだった。
終