朝食
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目の前にパンとおかずの乗ったトレーを置く。
ちら、と一瞥するも手を付けようとはしなかった。
さて、どうしようか。無理にでも食べないと今日一日の生活に支障が出るかもしれないし、捨てるのは勿体ない……と来れば、しょうがない。
「はい」
私は箸で適当にスクランブルエッグを摘み、近くまで持っていった。
「口開けて」
「は?………はあぁっ!?おまっ、自分で何してるかわかってんのかっ?」
「私だって恥ずかしいよ!だから早く食べて!」
「食うかバカ!」
ここまで来たら引くのも余計恥ずかしい。一芝居打ってみることにした。
「そんなにヤなんだ……」
「ぐ……っ!名無し、一つだけ聞いていいか」
どうぞと促す。
「お前、誰にでもこんなことすんの?」
「やらないよ。私は、コラーダになら別に良いかなって…」
凄く照れる。顔を上げられない。向こうはどんな表情してるんだろう。
「わかった」
そう言って私の顔を覗き込み口を開いた。
「あ、あー…」
「…………。」
見られた、よね。
「早くしろ!ぶっ飛ばすぞ」
「う、うん」
舌の上にぽい、と投げ入れた。
ーーーカタンッ
ん?背後から変な物音がしたような……。
でもコラーダは無反応だ。気のせいかな
「美味しい?」
「悪かねぇ……。ほら」
「え」
「言っとくけどな、人に食わせといて自分は遠慮します、ってのはナシだからな」
「いや、それよりも……」
口にパンを咥えて差し出されても。
「変身してよ」
「ムダにエネルギー使わせる気か」
「じゃあ、今シッポ使って」
「ほー、床を這ってたコイツで良ければいくらでも使ってやるぜ?」
煽るためかシッポをピロピロ振ってアピールしてくる。
「もう、仕方ないなぁ」
念の為、髪が汚れないよう耳の後ろにかけながら口を開ける。
「あんまそーゆー仕草みせんな」
「文句ばっかり」
ーーーひょいっ
「あ、ひど」
口に入れる前にかわされた。
「おりゃ」
「いぐっ、いきなり突っ込まないで」
「あーぁ、口の端にパン屑付けやがって。ガキかよ」
「言っとくけど、コラーダだってさっきからずっと付いてるからね」
「なぁっ!?」
恥はかかせまいと伝える言い回しやタイミングに悩んでたけど、もう関係ない。
お互いに食べさせあい、皿の上が空になった頃コラーダは自室へ戻っていった。
その後、みんなから何故かコラーダと付き合い出したのかと質問責めに遭ってしまった。
いつもあちらから一方的に意地悪してくるのに、どこをどうしたら付き合ってるように見えるのやら。
終
ちら、と一瞥するも手を付けようとはしなかった。
さて、どうしようか。無理にでも食べないと今日一日の生活に支障が出るかもしれないし、捨てるのは勿体ない……と来れば、しょうがない。
「はい」
私は箸で適当にスクランブルエッグを摘み、近くまで持っていった。
「口開けて」
「は?………はあぁっ!?おまっ、自分で何してるかわかってんのかっ?」
「私だって恥ずかしいよ!だから早く食べて!」
「食うかバカ!」
ここまで来たら引くのも余計恥ずかしい。一芝居打ってみることにした。
「そんなにヤなんだ……」
「ぐ……っ!名無し、一つだけ聞いていいか」
どうぞと促す。
「お前、誰にでもこんなことすんの?」
「やらないよ。私は、コラーダになら別に良いかなって…」
凄く照れる。顔を上げられない。向こうはどんな表情してるんだろう。
「わかった」
そう言って私の顔を覗き込み口を開いた。
「あ、あー…」
「…………。」
見られた、よね。
「早くしろ!ぶっ飛ばすぞ」
「う、うん」
舌の上にぽい、と投げ入れた。
ーーーカタンッ
ん?背後から変な物音がしたような……。
でもコラーダは無反応だ。気のせいかな
「美味しい?」
「悪かねぇ……。ほら」
「え」
「言っとくけどな、人に食わせといて自分は遠慮します、ってのはナシだからな」
「いや、それよりも……」
口にパンを咥えて差し出されても。
「変身してよ」
「ムダにエネルギー使わせる気か」
「じゃあ、今シッポ使って」
「ほー、床を這ってたコイツで良ければいくらでも使ってやるぜ?」
煽るためかシッポをピロピロ振ってアピールしてくる。
「もう、仕方ないなぁ」
念の為、髪が汚れないよう耳の後ろにかけながら口を開ける。
「あんまそーゆー仕草みせんな」
「文句ばっかり」
ーーーひょいっ
「あ、ひど」
口に入れる前にかわされた。
「おりゃ」
「いぐっ、いきなり突っ込まないで」
「あーぁ、口の端にパン屑付けやがって。ガキかよ」
「言っとくけど、コラーダだってさっきからずっと付いてるからね」
「なぁっ!?」
恥はかかせまいと伝える言い回しやタイミングに悩んでたけど、もう関係ない。
お互いに食べさせあい、皿の上が空になった頃コラーダは自室へ戻っていった。
その後、みんなから何故かコラーダと付き合い出したのかと質問責めに遭ってしまった。
いつもあちらから一方的に意地悪してくるのに、どこをどうしたら付き合ってるように見えるのやら。
終