女子の会話
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「ただ~いま」
「お前ら、無事で良かったぜ」
「そちらさんも変わりないようでんな」
「イヤァ、無くも無かったというか、なんていうか……」
「歯切れが悪いぞ。どうした」
「ナビがちょっとな」
「ただいまナビちゃん」
「ハァイ名無し、お帰りなさい。お出かけはどうだった?」
「楽しかったよ」
「いつも通りじゃねぇか」
「それが違うんだよ。オレ、ついうっかり虎の尾を踏んじまって……」
「そう、楽しかったのね。ワタシを放っておいて宇宙海賊であるイカお……スキュウレと喋るのが」
「ナ、ナビちゃん?」
「おっとぉ?」
「明るい声色の中にとてつもない怒りが見えたで」
「何があった」
「実は……」
「っくしゅん!」
「やだ。キッドったら、風邪?」
「いや、誰かがオレの噂でもしてんだろ。名無しかな。アイツ、イカ娘相手にオレのことベタベタに褒めてたりして~」
「名無し、スキュウレの所にいるの?」
「ちょっと野暮用でな」
「…………エ、本当に?」
「心配すんなって。ダイバーやビッグホーン達も着いてるからさ」
「そんな…………」
「どうした?さっきからこの世の終わりみたいな声出して」
「……。」
「ナビ、ナビィ?ナビちゃーん?」
「キッド」
「お、おう」
「名無しが帰ったら色々オハナシしないとね。そう、それはもうイ・ロ・イ・ロ・と」
「そ、そうか。すぐ帰ってくるといいなぁ~……ハハ」
「ね~」
「じゃあ~、オレは待機がてら武器のメンテでも……」
「待って」
「なに!?」
「そういえばキッドには言いたいことがあったのよ。ほら、以前やらかした時の……」
「エェェ、今言われてもわかんねぇよ……。その場で言えば良かったろ」
「あの時はアパッチ達がちゃんと注意したからスルーしたけど、やっぱりワタシからも言わせてもらうわ。いい?勝手な行動が命取りになるってどういう意味なのかよく理解してもらわないと困るのよ。こっちだって…………」
「あぁぁ~、オレも行けば良かった……」
「てな感じで」
「聞いてるだけで胃が痛くなりそうだ」
「心中お察ししますわ」
「ちなみにお前らへの不満も山ほどあるらしいから、覚悟しとけよ」
「ひょえぇ~……」
「落ち着け。名無しがうまくナビを窘めれば回避出来る筈だ」
「出来るんやろか?」
「………腹を括るか」
「おめェらは日頃の行いがアレだからな。たまにはいいだろ」
「特にビッグホーン。お前は多いから最後だとよ」
「ンェ?」
「良いのよ。名無しが人気者なのは知ってるから。ただワタシにもちょーっと一言欲しかったカ・モ」
「本当にすみませんでした……」
「ヤダー。全然、これっぽっちも怒ってないわよ?」
なら先程からパネルに表示された✕印は一体どういう意味なのか。ムリだ。恐ろしくて訊けない。
こんな怒り方をするナビちゃんは初めて見た。
「おい、ビッグホーン。もし、もしだぜ?名無しがナビと付き合うとか言い出したら止めるのか?」
「名無しの意思を尊重するんじゃい」
「ワテらの時と反応ちゃいまんがなぁ」
「俺が選ばれた暁には喜んで祝えよ」
「スクーバ!!オメェもイカ娘ちゃんだけじゃ飽き足らず、名無しにも手出すってかぁぁっ!!?」
「なぜそうなるんだ……」
「名無し!スクーバとキッドには気を付けろよ!コイツら二股する気だぞっ」
「ふっ、二股?」
「「待て待てマテマテ!」」
「やめなイカ!滅多なこと言うんじゃない!」
「そうだぜ!名無しが信じたらどうしてくれんだよっ」
「ねぇダイバー、コレどこまで本気かな?」
「さぁて、ワテにもさっぱり」
「だよねぇ」
「言わないんだァ」
「ナビが教えてあげてもえぇんやで?」
「ウーン、やめとくっ」
今はまだどうなるかなんて想像はつかない。でももしかしたら近いうちに、なんてーーー。
終
「お前ら、無事で良かったぜ」
「そちらさんも変わりないようでんな」
「イヤァ、無くも無かったというか、なんていうか……」
「歯切れが悪いぞ。どうした」
「ナビがちょっとな」
「ただいまナビちゃん」
「ハァイ名無し、お帰りなさい。お出かけはどうだった?」
「楽しかったよ」
「いつも通りじゃねぇか」
「それが違うんだよ。オレ、ついうっかり虎の尾を踏んじまって……」
「そう、楽しかったのね。ワタシを放っておいて宇宙海賊であるイカお……スキュウレと喋るのが」
「ナ、ナビちゃん?」
「おっとぉ?」
「明るい声色の中にとてつもない怒りが見えたで」
「何があった」
「実は……」
「っくしゅん!」
「やだ。キッドったら、風邪?」
「いや、誰かがオレの噂でもしてんだろ。名無しかな。アイツ、イカ娘相手にオレのことベタベタに褒めてたりして~」
「名無し、スキュウレの所にいるの?」
「ちょっと野暮用でな」
「…………エ、本当に?」
「心配すんなって。ダイバーやビッグホーン達も着いてるからさ」
「そんな…………」
「どうした?さっきからこの世の終わりみたいな声出して」
「……。」
「ナビ、ナビィ?ナビちゃーん?」
「キッド」
「お、おう」
「名無しが帰ったら色々オハナシしないとね。そう、それはもうイ・ロ・イ・ロ・と」
「そ、そうか。すぐ帰ってくるといいなぁ~……ハハ」
「ね~」
「じゃあ~、オレは待機がてら武器のメンテでも……」
「待って」
「なに!?」
「そういえばキッドには言いたいことがあったのよ。ほら、以前やらかした時の……」
「エェェ、今言われてもわかんねぇよ……。その場で言えば良かったろ」
「あの時はアパッチ達がちゃんと注意したからスルーしたけど、やっぱりワタシからも言わせてもらうわ。いい?勝手な行動が命取りになるってどういう意味なのかよく理解してもらわないと困るのよ。こっちだって…………」
「あぁぁ~、オレも行けば良かった……」
「てな感じで」
「聞いてるだけで胃が痛くなりそうだ」
「心中お察ししますわ」
「ちなみにお前らへの不満も山ほどあるらしいから、覚悟しとけよ」
「ひょえぇ~……」
「落ち着け。名無しがうまくナビを窘めれば回避出来る筈だ」
「出来るんやろか?」
「………腹を括るか」
「おめェらは日頃の行いがアレだからな。たまにはいいだろ」
「特にビッグホーン。お前は多いから最後だとよ」
「ンェ?」
「良いのよ。名無しが人気者なのは知ってるから。ただワタシにもちょーっと一言欲しかったカ・モ」
「本当にすみませんでした……」
「ヤダー。全然、これっぽっちも怒ってないわよ?」
なら先程からパネルに表示された✕印は一体どういう意味なのか。ムリだ。恐ろしくて訊けない。
こんな怒り方をするナビちゃんは初めて見た。
「おい、ビッグホーン。もし、もしだぜ?名無しがナビと付き合うとか言い出したら止めるのか?」
「名無しの意思を尊重するんじゃい」
「ワテらの時と反応ちゃいまんがなぁ」
「俺が選ばれた暁には喜んで祝えよ」
「スクーバ!!オメェもイカ娘ちゃんだけじゃ飽き足らず、名無しにも手出すってかぁぁっ!!?」
「なぜそうなるんだ……」
「名無し!スクーバとキッドには気を付けろよ!コイツら二股する気だぞっ」
「ふっ、二股?」
「「待て待てマテマテ!」」
「やめなイカ!滅多なこと言うんじゃない!」
「そうだぜ!名無しが信じたらどうしてくれんだよっ」
「ねぇダイバー、コレどこまで本気かな?」
「さぁて、ワテにもさっぱり」
「だよねぇ」
「言わないんだァ」
「ナビが教えてあげてもえぇんやで?」
「ウーン、やめとくっ」
今はまだどうなるかなんて想像はつかない。でももしかしたら近いうちに、なんてーーー。
終
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