女子の会話
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「要らなくなったヤツで良いんなら化粧品とか日用品でも持ってきてやろうか」
「わぁ、ありがたみ!」
「なに、こっちも捨てるかどうするか迷ってたくらいだからね」
「また話題変わっとる」
「よくネタが尽きないものだ」
「絶対それスキュウレのコト好きなんだよ!じゃなきゃわざわざ来ないでしょ」
「よしてくれよ。アイツは昔からああいう性分なだけさ」
「また恋愛絡みか」
「余程好きなのだろうな」
「ごめんね、長いこと喋っちゃって」
「いーや、色々話せて楽しかったよ。名無しは敵じゃないってハッキリわかったしね。ウチの野郎どもにも伝えとくよ」
「そろそろ終いだな」
「ワテもう、腰が痛なってきましたわ」
「オーイ、イカ娘ちゃーん。ワシへのバイバイは無しかぁー?」
「来んじゃねぇつったろ!」
「ぐあぁーっ!?」
見事な飛び蹴りが決まった。お兄さん、相当頑張らないと望みは薄そう。よし、ここは妹である私がお兄さんの為に一肌脱ごう。
「あのねスキュウレ、最後にもう一個話があるんだけどいい?」
「あん?」
「お兄さんのこと、少しだけでいいから気にかけて欲しいんだ。アピールがちょっと暴走気味で、驚いちゃうかもしれないけど本気みたいだから。もちろんスキュウレの気持ちは最優先だけどちょっとだけでも……」
お兄さんのことはもちろん応援している。でもスキュウレの恋する目を間近で見てしまっては、どちらかだけに肩入れするのはさすがに気が引けた。
「少しだけだよ」
「!」
「はーぁ、他ならない友人の頼みだからね。でも、あんま期待すんなよ?」
「十分だよ!ありがとう」
これでにお兄さんも春が近づいた。喜ばしいことだ。
けれど、本当に二人が結ばれるのならば、ほんのちょっとだけ寂しい気もする。
「やっぱりアンタ、ビッグホーンのこと…」
「?」
「いや、なんでもないさ。そこの頼りないボディガードにしっかり送ってもらいな」
「頼りなくしたの誰?」
また近いうちにと、遠くに見える舟まで泳いで帰ってしまった。舟の上には何体かの蠢く影があり、スキュウレを迎える。向こうも仲間が心配で様子を伺っていたのだろう。私はあちらの方々に頭を下げてから、落ち込んでいるお兄さんの背中を撫でて帰路に着く。
「どうだったい?イカ娘ちゃんは」
「そこまで悪人じゃないのはわかったよ」
「エ?」
「ウンウン」
「また会わせてやるからな。これからどんどん知っていけば良い」
「いい加減にしとけよお前」
「なんじゃと!イカ娘ちゃんにすこーし気に入られてるからって、もう勝者気取りですかー?」
「ハァ~……」
「スクーバさん」
「どうした?」
「私、スクーバさんの恋も応援してますよ」
「というと?」
「スキュウレ争奪戦頑張って下さいね!」
「ゲッソリ………」
「わぁ、ありがたみ!」
「なに、こっちも捨てるかどうするか迷ってたくらいだからね」
「また話題変わっとる」
「よくネタが尽きないものだ」
「絶対それスキュウレのコト好きなんだよ!じゃなきゃわざわざ来ないでしょ」
「よしてくれよ。アイツは昔からああいう性分なだけさ」
「また恋愛絡みか」
「余程好きなのだろうな」
「ごめんね、長いこと喋っちゃって」
「いーや、色々話せて楽しかったよ。名無しは敵じゃないってハッキリわかったしね。ウチの野郎どもにも伝えとくよ」
「そろそろ終いだな」
「ワテもう、腰が痛なってきましたわ」
「オーイ、イカ娘ちゃーん。ワシへのバイバイは無しかぁー?」
「来んじゃねぇつったろ!」
「ぐあぁーっ!?」
見事な飛び蹴りが決まった。お兄さん、相当頑張らないと望みは薄そう。よし、ここは妹である私がお兄さんの為に一肌脱ごう。
「あのねスキュウレ、最後にもう一個話があるんだけどいい?」
「あん?」
「お兄さんのこと、少しだけでいいから気にかけて欲しいんだ。アピールがちょっと暴走気味で、驚いちゃうかもしれないけど本気みたいだから。もちろんスキュウレの気持ちは最優先だけどちょっとだけでも……」
お兄さんのことはもちろん応援している。でもスキュウレの恋する目を間近で見てしまっては、どちらかだけに肩入れするのはさすがに気が引けた。
「少しだけだよ」
「!」
「はーぁ、他ならない友人の頼みだからね。でも、あんま期待すんなよ?」
「十分だよ!ありがとう」
これでにお兄さんも春が近づいた。喜ばしいことだ。
けれど、本当に二人が結ばれるのならば、ほんのちょっとだけ寂しい気もする。
「やっぱりアンタ、ビッグホーンのこと…」
「?」
「いや、なんでもないさ。そこの頼りないボディガードにしっかり送ってもらいな」
「頼りなくしたの誰?」
また近いうちにと、遠くに見える舟まで泳いで帰ってしまった。舟の上には何体かの蠢く影があり、スキュウレを迎える。向こうも仲間が心配で様子を伺っていたのだろう。私はあちらの方々に頭を下げてから、落ち込んでいるお兄さんの背中を撫でて帰路に着く。
「どうだったい?イカ娘ちゃんは」
「そこまで悪人じゃないのはわかったよ」
「エ?」
「ウンウン」
「また会わせてやるからな。これからどんどん知っていけば良い」
「いい加減にしとけよお前」
「なんじゃと!イカ娘ちゃんにすこーし気に入られてるからって、もう勝者気取りですかー?」
「ハァ~……」
「スクーバさん」
「どうした?」
「私、スクーバさんの恋も応援してますよ」
「というと?」
「スキュウレ争奪戦頑張って下さいね!」
「ゲッソリ………」