女子の会話
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そして次の日。
「話がちげぇぇぇっ」
「ぬぁぁあぁぁぁぁ!?」
お兄さんは最愛のスキュウレさんに会うなり遠くまで突き飛ばされてしまった。私から見るに完全に脈ナシだ。近くの茂みに隠れているダイバーもあちゃーと頭を抱えていた。
「妹を連れてくる話だっただろーが!なんなんだい、このちんまいのは!ウシですらねーじゃねぇか!」
お兄さん、もしかしてちゃんと説明してない……?
「誤解じゃイカ娘ちゃん。名無しは本当に妹なんじゃい」
「ちょっとお兄さん!それだとややこしくなるからお口チャック!」
「ウシ」
「ぎ、義理の妹なんです。お話しするほど大した理由ではありませんが」
呼吸を整えたスキュウレさんに頭の先から爪の先までジロジロと見られた。緊張で体が強張る。
「フン、まあいいさ。アタイも女と喋るのは久々だからね」
「名無しといいます。よろしくどうぞスキュウレさん」
「ビッグホーンは席を外しな」
「そんなっ」
「当たり前だろ。ここにむさ苦しい男はいらないんだよっ」
シッシッ、とジェスチャーを交え追い払おうとする。それを見たお兄さんは肩を落としトボトボとダイバーの元へ。
「さて」
ついに二人きりになってしまった。いきなり仕掛けてくるとも限らないし、油断は出来ない。警戒しておかないと。
「まず、なんだってアレの妹になったんだい」
「そこそんな気になります?」
なんだか拍子抜けだ。
「うんと、なんかお兄さんにフラれたみたくなりまして」
「人間が!?ウシに!?」
「イカ娘ちゃんがいるからスマン、名無しのことは可愛いとは思うけどそれは妹としてだ、だそうです」
「嘘だろ……確かにアタイには劣るけどね。アンタも悪くないだろうに」
「別にいいんですよ。それに私のことをよく気にかけてくれるし、凄く優しくて、その上強いしカッコイイしおまじないのアイテムとか作ってくれるくらい器用だし。お花に囲まれてる姿なんかもう最高に可愛いし生真面目なところなんかももう…っ」
スキュウレさんが静かに聞いてくれるからついつい熱くなってしまった。
「なっ、なんて…なんて健気なんだいっ!!」
「ス、スキュウレさんっ?」
まだ語り足りないというのにそれどころでは無く。美少女さんの大きな瞳から涙が滝のように溢れている。
「自分の心を押し殺して、クソ牛の妹としてそばにいる覚悟を決めたんだね!」
「いえ、え?何の話?」
「愛する男の為に身を引くなんて、あまりも切な過ぎるじゃないの~っ」
「愛!?」
「でもね、アタイにはやっぱりスクーバ様しかいないのさ。アイツの気持ちには応えられないよ」
「そ……そうですか…」
どうにもお兄さんの恋は前途多難の様だった。いつかわかってもらえれば良いのに。
「やっと見つけたぞ」
「スクーバか!」
「キッドに通信で呼ばれてな。たまたま通り道で良かった」
「スクーバはんがおってくれると心強いでっせ」
「ところで、あの二人は何の話をしている」
「わからんのじゃい」
「ハ?」
「ここからだとよお聞き取れまへんのや」
意外にもスキュウレとのお喋りは盛り上がり、いつの間にか私が誰とお付き合いすべきかの話題へと移り変わった。
「タスマニアキッドとはサシでやり合ったけど、てんでダメだね。あんな小物じゃアンタを守りきれないよ」
「まだ成長途中かもしれないよ」
「ムリムリムリ!!他のにしときな」
ゲソを左右に素早く振っている。
キッド、いつも「何度もサイバトロンのピンチを救ってる」とか言ってたのに、そんなに弱いんだ…。でもスキュウレが特別強いっていう可能性もありそう。
「あと、あのダイバーとかいうヤツも役不足だからやめときな」
「そんなことないと思うよ?」
「いーや、アタイの勘が言ってる。アイツも雑魚だよ」
「冷静な判断で回路を切り開く、的なタイプらしいよ。それに外見も可愛いし」
「蛙が!?悪趣味だねぇ」
「蛙もダイバーも可愛いでしょ!」
「なんやワテの名前出てきましたな」
「だな」
「あ!ひょっとしてイカ娘、ワテのこと推薦してくれとる!?」
「なんだ推薦って」
「そりゃ勿論、ワテと名無しがお似合いっちゅーハナシでんがな」
「あぁ、うん、そうか……そうなのか?」
「ビッグホーンはん!スキュウレってもしかしたら意外とエエ子なんちゃいまっか?意外と」
「ダイバー!ようやくわかってくれたかっ。ワシは嬉しいぞっ」
「ビッグホーンはんっ」
「ダイバーっ」
「イエーッイ!!!」
「いえ~い」
「仲良いな。オマエら」
「ダイバー相手なら安心して名無しを任せられるんじゃい」
「とうとうお兄さんのお墨付きでっか。おおきにぃ」
「応援しとるぞ」
「それで良いのか……?」
「スクーバはん、スクーバはん」
「なんだ」
「ワテとスクーバはんも仲良しでっせ。いえ~い☆」
「ハッハッハ、イラッ☆」
「話がちげぇぇぇっ」
「ぬぁぁあぁぁぁぁ!?」
お兄さんは最愛のスキュウレさんに会うなり遠くまで突き飛ばされてしまった。私から見るに完全に脈ナシだ。近くの茂みに隠れているダイバーもあちゃーと頭を抱えていた。
「妹を連れてくる話だっただろーが!なんなんだい、このちんまいのは!ウシですらねーじゃねぇか!」
お兄さん、もしかしてちゃんと説明してない……?
「誤解じゃイカ娘ちゃん。名無しは本当に妹なんじゃい」
「ちょっとお兄さん!それだとややこしくなるからお口チャック!」
「ウシ」
「ぎ、義理の妹なんです。お話しするほど大した理由ではありませんが」
呼吸を整えたスキュウレさんに頭の先から爪の先までジロジロと見られた。緊張で体が強張る。
「フン、まあいいさ。アタイも女と喋るのは久々だからね」
「名無しといいます。よろしくどうぞスキュウレさん」
「ビッグホーンは席を外しな」
「そんなっ」
「当たり前だろ。ここにむさ苦しい男はいらないんだよっ」
シッシッ、とジェスチャーを交え追い払おうとする。それを見たお兄さんは肩を落としトボトボとダイバーの元へ。
「さて」
ついに二人きりになってしまった。いきなり仕掛けてくるとも限らないし、油断は出来ない。警戒しておかないと。
「まず、なんだってアレの妹になったんだい」
「そこそんな気になります?」
なんだか拍子抜けだ。
「うんと、なんかお兄さんにフラれたみたくなりまして」
「人間が!?ウシに!?」
「イカ娘ちゃんがいるからスマン、名無しのことは可愛いとは思うけどそれは妹としてだ、だそうです」
「嘘だろ……確かにアタイには劣るけどね。アンタも悪くないだろうに」
「別にいいんですよ。それに私のことをよく気にかけてくれるし、凄く優しくて、その上強いしカッコイイしおまじないのアイテムとか作ってくれるくらい器用だし。お花に囲まれてる姿なんかもう最高に可愛いし生真面目なところなんかももう…っ」
スキュウレさんが静かに聞いてくれるからついつい熱くなってしまった。
「なっ、なんて…なんて健気なんだいっ!!」
「ス、スキュウレさんっ?」
まだ語り足りないというのにそれどころでは無く。美少女さんの大きな瞳から涙が滝のように溢れている。
「自分の心を押し殺して、クソ牛の妹としてそばにいる覚悟を決めたんだね!」
「いえ、え?何の話?」
「愛する男の為に身を引くなんて、あまりも切な過ぎるじゃないの~っ」
「愛!?」
「でもね、アタイにはやっぱりスクーバ様しかいないのさ。アイツの気持ちには応えられないよ」
「そ……そうですか…」
どうにもお兄さんの恋は前途多難の様だった。いつかわかってもらえれば良いのに。
「やっと見つけたぞ」
「スクーバか!」
「キッドに通信で呼ばれてな。たまたま通り道で良かった」
「スクーバはんがおってくれると心強いでっせ」
「ところで、あの二人は何の話をしている」
「わからんのじゃい」
「ハ?」
「ここからだとよお聞き取れまへんのや」
意外にもスキュウレとのお喋りは盛り上がり、いつの間にか私が誰とお付き合いすべきかの話題へと移り変わった。
「タスマニアキッドとはサシでやり合ったけど、てんでダメだね。あんな小物じゃアンタを守りきれないよ」
「まだ成長途中かもしれないよ」
「ムリムリムリ!!他のにしときな」
ゲソを左右に素早く振っている。
キッド、いつも「何度もサイバトロンのピンチを救ってる」とか言ってたのに、そんなに弱いんだ…。でもスキュウレが特別強いっていう可能性もありそう。
「あと、あのダイバーとかいうヤツも役不足だからやめときな」
「そんなことないと思うよ?」
「いーや、アタイの勘が言ってる。アイツも雑魚だよ」
「冷静な判断で回路を切り開く、的なタイプらしいよ。それに外見も可愛いし」
「蛙が!?悪趣味だねぇ」
「蛙もダイバーも可愛いでしょ!」
「なんやワテの名前出てきましたな」
「だな」
「あ!ひょっとしてイカ娘、ワテのこと推薦してくれとる!?」
「なんだ推薦って」
「そりゃ勿論、ワテと名無しがお似合いっちゅーハナシでんがな」
「あぁ、うん、そうか……そうなのか?」
「ビッグホーンはん!スキュウレってもしかしたら意外とエエ子なんちゃいまっか?意外と」
「ダイバー!ようやくわかってくれたかっ。ワシは嬉しいぞっ」
「ビッグホーンはんっ」
「ダイバーっ」
「イエーッイ!!!」
「いえ~い」
「仲良いな。オマエら」
「ダイバー相手なら安心して名無しを任せられるんじゃい」
「とうとうお兄さんのお墨付きでっか。おおきにぃ」
「応援しとるぞ」
「それで良いのか……?」
「スクーバはん、スクーバはん」
「なんだ」
「ワテとスクーバはんも仲良しでっせ。いえ~い☆」
「ハッハッハ、イラッ☆」