入れ替わり
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「ム~ン……」
眉を八の字に、がっくりと肩を落とした様子で戻ってきた。
「ノリノリだったね」
最後のあのウインクを信じてもいいのかどうか。
「安心させちゃったのがマズかったみたい」
「あぁ!早くスクーバ様の胸に飛び込みたいっ!」
モニターの中のアルテミスははしゃぎながらとんでもない発言を繰り出す。お願いだからやめて。
「なるべく早く戻らないと」
「出来そう?」
「やってみる」
「早く会いに行かなくっちゃ!」
「おーい、名無しー!」
「随分急いどるみたいやな。どないしたんや?」
「キッド、ダイバー!わあ、凄いホンモノだわ!間近でこうして見るのってなんかヘンな感じね~」
「「?」」
「ねぇねぇっ、二人はここで何をしてたの?」
「別にただ喋ってただけだよ」
「そうそ、今話してたんは名無しは前より料理上手になったなぁっちゅー話」
「へー、そうなんだ」
「最初の頃なんか味は薄いわ、量は少ないわでホントまいったぜ」
「せやけど、健康面とか彩りとか名無しなりに気遣ってくれてたんはわかったで」
「あぁ、だからオレもなんて伝えようか迷ったんだよなー」
「その割にはズバズバ言うてましたがな」
「遠慮してたってお互いの為にならないだろ」
「そっかぁ。そんな過去もあったのね。二人とも結構思いやりあるじゃない。見直したわ」
「「?」」
「な、なんちゃって~」
「さっきからちょいちょいおかしいような」
「もしかして疲れが溜まってきとるんちゃう?」
「あーうん、そんな感じ~」
「しょうがねぇなぁ。じゃあ普段頑張ってるにご褒美でもやるか」
「キッドがぁ?なんかあんまり期待出来ないわねー」
「お、名無しにしては珍しく辛辣」
「ここの生活に随分慣れてきたみたいやな」
「そいつは何より」
「それで?なにくれるの?」
「なんとっ!このタスマニアキッド様とデートが出来る権利だ!どうだ?嬉しいだろ」
「もぉ、やっぱり期待外れじゃない……ん?」
「えぇなぁソレ。ワテもお供しまっせ」
「デートだっつの」
「人数は多い方がよろしいやろ。川辺でまったりするんはどうでっしゃろか」
「だーかーらぁーっ」
「うんうん、今日じゃないなら別に何でも良いんじゃない?」
「楽しみやな」
「ねーッ」
「ハァ……まぁいっか」
(チャンスだわ。名無しがどっちかとくっ付いてくれれば、スクーバ様との関係を勘繰らなくて済むもの。ライバルは一人でも潰しておかなくっちゃネ)
「「?」」
「じゃあワタシ、スクーバ様にご用があるから!バイバーイ」
「「スクーバ様?」」
「ダメ、戻れない…」
意識を集中させて力を使うがどうにもならなかった。ことをムーンに説明する。
「でもソレは名無しの願いを叶えてくれるんでしょ?別の可能性もあるんじゃないの?」
「別の可能性?」
ネックレスに触れジッと見つめる。
「例えば、名無しが心の底から戻りたいと思ってないとか」
「それは……っ」
私はどうしたいんだろう。
「なんにせよヤミクモに焦ったって事態は好転しないムーン。てなワケで、まずは落ち着くことだムーン」
肩をポンと叩かれる。その優しさがありがたかった。
「そうだね」
とりあえず椅子(?)に座りアルテミスの様子を見ることにした。
眉を八の字に、がっくりと肩を落とした様子で戻ってきた。
「ノリノリだったね」
最後のあのウインクを信じてもいいのかどうか。
「安心させちゃったのがマズかったみたい」
「あぁ!早くスクーバ様の胸に飛び込みたいっ!」
モニターの中のアルテミスははしゃぎながらとんでもない発言を繰り出す。お願いだからやめて。
「なるべく早く戻らないと」
「出来そう?」
「やってみる」
「早く会いに行かなくっちゃ!」
「おーい、名無しー!」
「随分急いどるみたいやな。どないしたんや?」
「キッド、ダイバー!わあ、凄いホンモノだわ!間近でこうして見るのってなんかヘンな感じね~」
「「?」」
「ねぇねぇっ、二人はここで何をしてたの?」
「別にただ喋ってただけだよ」
「そうそ、今話してたんは名無しは前より料理上手になったなぁっちゅー話」
「へー、そうなんだ」
「最初の頃なんか味は薄いわ、量は少ないわでホントまいったぜ」
「せやけど、健康面とか彩りとか名無しなりに気遣ってくれてたんはわかったで」
「あぁ、だからオレもなんて伝えようか迷ったんだよなー」
「その割にはズバズバ言うてましたがな」
「遠慮してたってお互いの為にならないだろ」
「そっかぁ。そんな過去もあったのね。二人とも結構思いやりあるじゃない。見直したわ」
「「?」」
「な、なんちゃって~」
「さっきからちょいちょいおかしいような」
「もしかして疲れが溜まってきとるんちゃう?」
「あーうん、そんな感じ~」
「しょうがねぇなぁ。じゃあ普段頑張ってるにご褒美でもやるか」
「キッドがぁ?なんかあんまり期待出来ないわねー」
「お、名無しにしては珍しく辛辣」
「ここの生活に随分慣れてきたみたいやな」
「そいつは何より」
「それで?なにくれるの?」
「なんとっ!このタスマニアキッド様とデートが出来る権利だ!どうだ?嬉しいだろ」
「もぉ、やっぱり期待外れじゃない……ん?」
「えぇなぁソレ。ワテもお供しまっせ」
「デートだっつの」
「人数は多い方がよろしいやろ。川辺でまったりするんはどうでっしゃろか」
「だーかーらぁーっ」
「うんうん、今日じゃないなら別に何でも良いんじゃない?」
「楽しみやな」
「ねーッ」
「ハァ……まぁいっか」
(チャンスだわ。名無しがどっちかとくっ付いてくれれば、スクーバ様との関係を勘繰らなくて済むもの。ライバルは一人でも潰しておかなくっちゃネ)
「「?」」
「じゃあワタシ、スクーバ様にご用があるから!バイバーイ」
「「スクーバ様?」」
「ダメ、戻れない…」
意識を集中させて力を使うがどうにもならなかった。ことをムーンに説明する。
「でもソレは名無しの願いを叶えてくれるんでしょ?別の可能性もあるんじゃないの?」
「別の可能性?」
ネックレスに触れジッと見つめる。
「例えば、名無しが心の底から戻りたいと思ってないとか」
「それは……っ」
私はどうしたいんだろう。
「なんにせよヤミクモに焦ったって事態は好転しないムーン。てなワケで、まずは落ち着くことだムーン」
肩をポンと叩かれる。その優しさがありがたかった。
「そうだね」
とりあえず椅子(?)に座りアルテミスの様子を見ることにした。