入れ替わり
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「お昼寝中ですかスクーバさん?」
胡座をかいて静かに佇む大きなイカさん…もといスクーバさんに問い掛けた。
「座禅だ。名無しもやってみるといい」
お邪魔してしまったかと申し訳なくなるが、本人はさほど気にしてはいない様だった。
ほら、と促されやってみることにする。最初は簡単だとタカをくくっていたが、どうにも退屈で仕方がない。
………最近イカ食べてないなぁ。煮物とか刺身とか。あとは……
「てやっ」
「あぅっ」
頭に衝撃が走る。
「邪念があったぞ。何を考えていた」
「イカ焼きを」
「それは関東か?それとも関西のか?」
「違いありましたっけ?」
「あー、今の発言は全国を敵に回したぞ。どれ、俺が代わりに天誅を下そう」
「え?あれ?スクーバさん、そのにじり寄ってくるゲソは何でしょう」
「恨むなよ」
「あの、足が痺れて動けないので、今日のところは多めに見ていただけるとありがたいのですが」
「それはいい事を聞いた」
「ウソですよね。スクーバさんはお優しい方ですし、まさか本気なわけありませんよね」
「ハハハハハッ!」
「に、にしても、スクーバさんってほんっとイケメンですよね。いや寧ろイカメンですよ!世の女の子達も放っておかない…っ」
「ちょやっ」
「いやぁぁぁぁぁーっ」
夜、ベッドに入りしばし考える。あの人といつも通り接することが出来ていたのだろうか、と。
私はいつの間にかスクーバさんを好きになっていた。しかし、私は帰らなきゃいけない。
だから、諦めなきゃ駄目なのに。
こんな気持ち、捨ててしまいたい。
頭の中がモヤモヤしてきた。大袈裟に布団を引っ張り顔まで被る。
「私をやめたい」
そう呟き床についた。翌日、このとんでもない願いが叶ってしまうとも知らずに。
胡座をかいて静かに佇む大きなイカさん…もといスクーバさんに問い掛けた。
「座禅だ。名無しもやってみるといい」
お邪魔してしまったかと申し訳なくなるが、本人はさほど気にしてはいない様だった。
ほら、と促されやってみることにする。最初は簡単だとタカをくくっていたが、どうにも退屈で仕方がない。
………最近イカ食べてないなぁ。煮物とか刺身とか。あとは……
「てやっ」
「あぅっ」
頭に衝撃が走る。
「邪念があったぞ。何を考えていた」
「イカ焼きを」
「それは関東か?それとも関西のか?」
「違いありましたっけ?」
「あー、今の発言は全国を敵に回したぞ。どれ、俺が代わりに天誅を下そう」
「え?あれ?スクーバさん、そのにじり寄ってくるゲソは何でしょう」
「恨むなよ」
「あの、足が痺れて動けないので、今日のところは多めに見ていただけるとありがたいのですが」
「それはいい事を聞いた」
「ウソですよね。スクーバさんはお優しい方ですし、まさか本気なわけありませんよね」
「ハハハハハッ!」
「に、にしても、スクーバさんってほんっとイケメンですよね。いや寧ろイカメンですよ!世の女の子達も放っておかない…っ」
「ちょやっ」
「いやぁぁぁぁぁーっ」
夜、ベッドに入りしばし考える。あの人といつも通り接することが出来ていたのだろうか、と。
私はいつの間にかスクーバさんを好きになっていた。しかし、私は帰らなきゃいけない。
だから、諦めなきゃ駄目なのに。
こんな気持ち、捨ててしまいたい。
頭の中がモヤモヤしてきた。大袈裟に布団を引っ張り顔まで被る。
「私をやめたい」
そう呟き床についた。翌日、このとんでもない願いが叶ってしまうとも知らずに。