花(S)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おっ、おはようさん。髪型変えたんか」
「ヤッバ!メッチャカワエエ~…」
「なー!いつものもエエけど、こっちも新鮮でアリやな」
「またナンパ?懲りない連中ね」
「ラジャー」
関西弁のお二人と挨拶を交わしているとスタースクリームさんとB.Bさんが呆れ気味にこちらへ向かってきた。
「かわいい娘にはかわいい言わんとオトコとして失礼でんがな」
「せやで!」
「B.Bはどう?名無しのヘアスタイルは」
「似合う、似合う!」
褒めて下さった皆さんにお礼の言葉を返す。
スタースクリームさんはいつも通りだ。
昨日、あんなことがあったのが嘘のように。
「そういや昨日ペンダントが暴れてたんやけど、どっか出掛けてたん?」
「そ、そうですね……アハハ」
「抑え込むの大変やったみたいやで」
「スタースクリーム、言わない?」
「良いのよ。その分、B.Bがたーっくさん褒めてあげなさい。わかったわね」
「ラジャー?」
「………。」
「アラ、まだ掃除中?」
「ごめんなさい、すぐどきます」
前の作業が押してしまい、予定よりも大幅に時間がズレてしまった。用具を抱え出て行こうとするとスタースクリームさんが片手で制する。
「いいわよ。聞かれて困る内容でもないわ」
「ラジャー」
「本当にすみません~…ガルバトロン様やメガストーム様もこれからいらっしゃるんですよね」
「いいえ、お二人にばかりご負担をおかけするなんて出来ないわ。こちらからももっと案を出さないとね」
「ラジャー!」
「……じゃあ次の作戦はワタシ、B.Bとアンタ達漫才コンビでライオコンボイを挟み撃ちするっていうのはどうかしら?」
「ふ~ん」
「はぁ~」
「ちょっとちょっとナニよ?随分不満そうじゃないの」
「スタースクリームの作戦はろくなもんやあらへんからな」
「また前みたいにワイらごと消そう思うてへんか?」
「………………………………………………まさか」
「おいゴラこのダボ!間が異っっっっ常ーになっがいねん!」
「でもってこっち見ろや!いてまうぞボケナス!」
「場所、場所!」
「そうね、崖の下が良いかしら。そこまで誘導出来れば後はラクなんだけど……」
「無視かぁ!」
「しかもそれ誰がやんねん」
「あのー、ちょっと良いですか?」
「あ?どしたん?」
「良ければお手伝いしましょうか?例えば、私が倒れてるフリをすればライオコンボイは必ず駆け付けるでしょうし……」
「名無しが囮になるってか」
「ですです。でもって、誰かが合図を出してくれたら私は逃げる感じで。そしたら皆さんでライオコンボイを撃つなりなんなりと」
「ワテははんた……っ」
「馬っ鹿じゃないの!!!」
ダージさんが意見を出そうとしたその矢先。突如、スタースクリームさんは空気が凍りつく程の大声を上げる。取り乱した自分に驚いたのか息を整え、ゆっくりと話し出した。
「そんなの下策もいいところよ。大体アナタに何かあったらどうするの。もし失敗したら命を落とすのよ。なんにもわかってないおバカさんの面倒なんか見きれないわ」
「私は良かれと思って…」
「なにがよ。提案出来る自分に酔ってるだけじゃなくて?随分生意気になったコト」
「そんなつもりじゃ……!」
……違う。スタースクリームさんが言いたいのはそうじゃないんだ。怒っている理由は策の質を下げてしまったことともう一つ。
「すみませんでした……」
腰を曲げた姿勢で謝罪する。大きなため息が漏れる音が聞こえてきた。
「やっぱり出てってもらうべきだったわ。もう安易に首を突っ込まないでちょうだい」
「はい……」
以前邪魔しないなどと言っておいて、これでは怒られて当然だ。
「………。」
反省しないと。
「次、同じ事してみなさい?ビンタするわよ」
「ヒッ」
「B.Bが」
「ラジャー!」
「肝に銘じます……」
「わかればいいの」
「なんやねん、スタースクリームのヤツ」
「急にブチ切れた思たらすーぐ機嫌直しおった。まったく、びっくりさせおってからに」
「スタースクリーム、名無し、大事」
B.Bさんがこっそり耳打ちしてくれた。
「はい、お優しい気持ち伝わってますよ」
「いやー、焦ったで」
「あの二人、ひょっとして喧嘩でもしとるんかいな」
「ラジャッ!?」
「その方がえぇかもな。あんの凸凹コンビ、特に凹!ワテらが名無しとイイ感じに話しとるとどこからともなく現れおって~」
「ホンマ邪魔ばっかりしよるからな。次はじっくり口説くで」
「……………………。」
「行くわよB.B。どうしたの」
「スタースクリーム、名無し、ケンカ?」
「なにを言うかと思えば。別に普段と変わらないわよ。それよりもアイツらを出し抜く作戦を考えなくちゃね」
「……………………。」
「ヤッバ!メッチャカワエエ~…」
「なー!いつものもエエけど、こっちも新鮮でアリやな」
「またナンパ?懲りない連中ね」
「ラジャー」
関西弁のお二人と挨拶を交わしているとスタースクリームさんとB.Bさんが呆れ気味にこちらへ向かってきた。
「かわいい娘にはかわいい言わんとオトコとして失礼でんがな」
「せやで!」
「B.Bはどう?名無しのヘアスタイルは」
「似合う、似合う!」
褒めて下さった皆さんにお礼の言葉を返す。
スタースクリームさんはいつも通りだ。
昨日、あんなことがあったのが嘘のように。
「そういや昨日ペンダントが暴れてたんやけど、どっか出掛けてたん?」
「そ、そうですね……アハハ」
「抑え込むの大変やったみたいやで」
「スタースクリーム、言わない?」
「良いのよ。その分、B.Bがたーっくさん褒めてあげなさい。わかったわね」
「ラジャー?」
「………。」
「アラ、まだ掃除中?」
「ごめんなさい、すぐどきます」
前の作業が押してしまい、予定よりも大幅に時間がズレてしまった。用具を抱え出て行こうとするとスタースクリームさんが片手で制する。
「いいわよ。聞かれて困る内容でもないわ」
「ラジャー」
「本当にすみません~…ガルバトロン様やメガストーム様もこれからいらっしゃるんですよね」
「いいえ、お二人にばかりご負担をおかけするなんて出来ないわ。こちらからももっと案を出さないとね」
「ラジャー!」
「……じゃあ次の作戦はワタシ、B.Bとアンタ達漫才コンビでライオコンボイを挟み撃ちするっていうのはどうかしら?」
「ふ~ん」
「はぁ~」
「ちょっとちょっとナニよ?随分不満そうじゃないの」
「スタースクリームの作戦はろくなもんやあらへんからな」
「また前みたいにワイらごと消そう思うてへんか?」
「………………………………………………まさか」
「おいゴラこのダボ!間が異っっっっ常ーになっがいねん!」
「でもってこっち見ろや!いてまうぞボケナス!」
「場所、場所!」
「そうね、崖の下が良いかしら。そこまで誘導出来れば後はラクなんだけど……」
「無視かぁ!」
「しかもそれ誰がやんねん」
「あのー、ちょっと良いですか?」
「あ?どしたん?」
「良ければお手伝いしましょうか?例えば、私が倒れてるフリをすればライオコンボイは必ず駆け付けるでしょうし……」
「名無しが囮になるってか」
「ですです。でもって、誰かが合図を出してくれたら私は逃げる感じで。そしたら皆さんでライオコンボイを撃つなりなんなりと」
「ワテははんた……っ」
「馬っ鹿じゃないの!!!」
ダージさんが意見を出そうとしたその矢先。突如、スタースクリームさんは空気が凍りつく程の大声を上げる。取り乱した自分に驚いたのか息を整え、ゆっくりと話し出した。
「そんなの下策もいいところよ。大体アナタに何かあったらどうするの。もし失敗したら命を落とすのよ。なんにもわかってないおバカさんの面倒なんか見きれないわ」
「私は良かれと思って…」
「なにがよ。提案出来る自分に酔ってるだけじゃなくて?随分生意気になったコト」
「そんなつもりじゃ……!」
……違う。スタースクリームさんが言いたいのはそうじゃないんだ。怒っている理由は策の質を下げてしまったことともう一つ。
「すみませんでした……」
腰を曲げた姿勢で謝罪する。大きなため息が漏れる音が聞こえてきた。
「やっぱり出てってもらうべきだったわ。もう安易に首を突っ込まないでちょうだい」
「はい……」
以前邪魔しないなどと言っておいて、これでは怒られて当然だ。
「………。」
反省しないと。
「次、同じ事してみなさい?ビンタするわよ」
「ヒッ」
「B.Bが」
「ラジャー!」
「肝に銘じます……」
「わかればいいの」
「なんやねん、スタースクリームのヤツ」
「急にブチ切れた思たらすーぐ機嫌直しおった。まったく、びっくりさせおってからに」
「スタースクリーム、名無し、大事」
B.Bさんがこっそり耳打ちしてくれた。
「はい、お優しい気持ち伝わってますよ」
「いやー、焦ったで」
「あの二人、ひょっとして喧嘩でもしとるんかいな」
「ラジャッ!?」
「その方がえぇかもな。あんの凸凹コンビ、特に凹!ワテらが名無しとイイ感じに話しとるとどこからともなく現れおって~」
「ホンマ邪魔ばっかりしよるからな。次はじっくり口説くで」
「……………………。」
「行くわよB.B。どうしたの」
「スタースクリーム、名無し、ケンカ?」
「なにを言うかと思えば。別に普段と変わらないわよ。それよりもアイツらを出し抜く作戦を考えなくちゃね」
「……………………。」