淡くもない
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「名無しー、いつもの時間に起きてこないなんてどうしたの。体調悪いの?」
「ダイジョブー……お休み、もらったのー……」
「だからっていつまでも寝てないの。早く起きないとキスしちゃうわよ」
「……どうぞぉ」
「あらそう?なら遠慮しないわ」
両肩を押さえられた感覚に目を覚ますと、ナビちゃんがドアップで映っていた。
「わきゃあぁあああ!?」
私が悲鳴を上げると「ざーんねん」と液晶に大きなバツ印を表示し、ボディを離す。
「もうちょっとだったのにぃ」
「寝込みを襲おうとしないでよ!?」
「だって、名無しがキスしていいって言ったのよ。そんなの後に引けないじゃない」
楽しそうにクスクス笑っていた。
……というか、口どこ?
「顔真っ赤ね」
「気のせいデス」
スマホで時間を確認する。
良かった。まだ早い方だ。
「ごめんね、ナビちゃんにも伝えようと思ったらすっかり忘れてて……」
「そんなの良いわよ。名無しを起こすなんて貴重な体験が出来たんだもの。寝顔、可愛かったわ」
「も、もうナビちゃん!?」
また笑いながら部屋から出て行くナビちゃん。かと思いきや、なぜか戻ってきた。
「そうそう、さっきの本気だったりしてね」
じゃあね、となんでもないように去っていった。
え?どっち?キス!?可愛いって言ったこと!?どっち!?
鼓動が早くなる。
顔が……熱い?
「いや、いやいやいやいやっ!!私、ソッチは見る専門だから!」
声に出して自分に言い聞かせる私だった。
終
「ダイジョブー……お休み、もらったのー……」
「だからっていつまでも寝てないの。早く起きないとキスしちゃうわよ」
「……どうぞぉ」
「あらそう?なら遠慮しないわ」
両肩を押さえられた感覚に目を覚ますと、ナビちゃんがドアップで映っていた。
「わきゃあぁあああ!?」
私が悲鳴を上げると「ざーんねん」と液晶に大きなバツ印を表示し、ボディを離す。
「もうちょっとだったのにぃ」
「寝込みを襲おうとしないでよ!?」
「だって、名無しがキスしていいって言ったのよ。そんなの後に引けないじゃない」
楽しそうにクスクス笑っていた。
……というか、口どこ?
「顔真っ赤ね」
「気のせいデス」
スマホで時間を確認する。
良かった。まだ早い方だ。
「ごめんね、ナビちゃんにも伝えようと思ったらすっかり忘れてて……」
「そんなの良いわよ。名無しを起こすなんて貴重な体験が出来たんだもの。寝顔、可愛かったわ」
「も、もうナビちゃん!?」
また笑いながら部屋から出て行くナビちゃん。かと思いきや、なぜか戻ってきた。
「そうそう、さっきの本気だったりしてね」
じゃあね、となんでもないように去っていった。
え?どっち?キス!?可愛いって言ったこと!?どっち!?
鼓動が早くなる。
顔が……熱い?
「いや、いやいやいやいやっ!!私、ソッチは見る専門だから!」
声に出して自分に言い聞かせる私だった。
終