間違いでも
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「はぁ……」
やっと拭き終わった。最近は慣れてきたと思ったのに、どうして私はこうなんだろ。
「なんだなんだ、辛気臭い顔しちゃって。名無しがそんなんだとこっちまで気が滅入るだろ」
「キッド」
「どうしたんだよ。応援してたサッカーチームでも負けた?」
「そうじゃないけど、さっき水が入ったバケツを運んでたら転んじゃって」
「あーそれで?ケガは?」
「それは大丈夫なんだけど、中身がこぼれて床が水浸しになっちゃった……」
説明してると情けなくてちょっと泣きそう。
「さては引きずるタイプだな」
「うぅっ」
「あんま考えると余計にミス増えるぞ。くよくよしたってしょうがないだろ。切り替え大事だぜ」
「でも私、何も出来てないどころか迷惑かけてばかりだし、本当に役立たずで……」
みんなのおかげでこうして生活が出来ている。だからサポートしたいのにどうしたって限界があった。みんなと比べると体は小さくて、何をするにも一苦労。頭も特別良いわけではない。
「何もしてないことないだろ。名無しがいてくれてみんな助かってる。名無しが色々やってくれるから戦いに集中出来るんだ」
「キッド?」
「あ、だからって無理すんなよ。しんどい時は必ず言うことっ」
「……ん」
意外だった。そんな風に思ってくれてたなんて。
「あとそんなに自分を卑下しないのっ。いつもありがとな」
「こちらこそ……あ、ちょっとマズイかも」
「何が?」
「あっぶな!今、私キッドのこと好きになりかけてた!」
「マジか!」
「ごめん、ほら、まだちょっとメンタルブレてておかしくなってるし、気の迷いだと思うから!大丈夫!忘れてっ」
「そんなコト言われてもムリに決まってるだろっ!ってゆーか、オレ的には全然……っ」
「わぁぁぁっ、ストップ!今はそういう冗談はダメだってば!」
やっと拭き終わった。最近は慣れてきたと思ったのに、どうして私はこうなんだろ。
「なんだなんだ、辛気臭い顔しちゃって。名無しがそんなんだとこっちまで気が滅入るだろ」
「キッド」
「どうしたんだよ。応援してたサッカーチームでも負けた?」
「そうじゃないけど、さっき水が入ったバケツを運んでたら転んじゃって」
「あーそれで?ケガは?」
「それは大丈夫なんだけど、中身がこぼれて床が水浸しになっちゃった……」
説明してると情けなくてちょっと泣きそう。
「さては引きずるタイプだな」
「うぅっ」
「あんま考えると余計にミス増えるぞ。くよくよしたってしょうがないだろ。切り替え大事だぜ」
「でも私、何も出来てないどころか迷惑かけてばかりだし、本当に役立たずで……」
みんなのおかげでこうして生活が出来ている。だからサポートしたいのにどうしたって限界があった。みんなと比べると体は小さくて、何をするにも一苦労。頭も特別良いわけではない。
「何もしてないことないだろ。名無しがいてくれてみんな助かってる。名無しが色々やってくれるから戦いに集中出来るんだ」
「キッド?」
「あ、だからって無理すんなよ。しんどい時は必ず言うことっ」
「……ん」
意外だった。そんな風に思ってくれてたなんて。
「あとそんなに自分を卑下しないのっ。いつもありがとな」
「こちらこそ……あ、ちょっとマズイかも」
「何が?」
「あっぶな!今、私キッドのこと好きになりかけてた!」
「マジか!」
「ごめん、ほら、まだちょっとメンタルブレてておかしくなってるし、気の迷いだと思うから!大丈夫!忘れてっ」
「そんなコト言われてもムリに決まってるだろっ!ってゆーか、オレ的には全然……っ」
「わぁぁぁっ、ストップ!今はそういう冗談はダメだってば!」