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「へ~。改めて見ると意外とキレイに片付いてるモンやな~」
「どういう意味だっ」
「あら、名無しが手伝ってるんだから当たり前でしょ」
「姉貴がやってるのは埃を取ったり棚を磨くくらいなんだぞ」
「まー、ギガストーム様サイズのモンなんか運べへんやろうし、そりゃそうやろなぁ……にしても」
「何よさっきから」
「みんなのアイドル名無しちゃんもついに人妻かぁ……なんやこのやらしい響き。ヤバいやん」
「ヤバいのはアンタのおツムでしょ」
ヘルスクリームさんに激しく同意。首がもげる程同意。
「あとアイドルの座を譲った覚えはなくってよ」
「いや知らんがな」
それな過ぎる!!
「ンー、生体反応がないなんておかしいわね……ギガストーム様、ちょっとそこどいて下さらない?」
「嫌だ」
「少しずれるだけで結構ですから」
「嫌だ」
「ギガストーム様」
「嫌だ」
「ガルバトロン様、ここです」
「よしっ」
「わあぁっ」
ベッドの下に伸ばされた手が体に触れる。最初から逃げられる訳がなかった。
「ど、どうも……はは」
熊手の要領で掻き出され、皆さんの面前に。気まずくなりそうなので、仕方なく挨拶をしてみた。
「手間を掛けさせおって。なぜこんなところにいる」
「待ってくれ兄貴。姉貴はなにか悩んでたから相談に乗ろうとしただけだ」
「ギガストームには言える悩みか」
「そ、それは~、そのぉ~」
「完っ全に不倫現場やん……あでっ」
「ワシでは話にならんと、そういう事か」
「そうではなくて……ここではちょっと」
いち早く察してくれたヘルスクリームさんが皆さんを外に連れ出してくれた。
「ここオレの部屋……」
「ハイハイ、それよりもドアをなんとかしましょう」
「すまないな」
ギガストーム様、本当に申し訳ありません!
ここまで大事になっては逃げるわけにもいかない。
「実は……」
私は観念して説明した。
「そんな事か」
あぁ、わかってた。やっぱりこの方にとっては……
「今夜は空けておけ」
それだけを伝えてこの場を後にされる。残された私はただただ呆然とその背中を見送っていた。
「どういう意味だっ」
「あら、名無しが手伝ってるんだから当たり前でしょ」
「姉貴がやってるのは埃を取ったり棚を磨くくらいなんだぞ」
「まー、ギガストーム様サイズのモンなんか運べへんやろうし、そりゃそうやろなぁ……にしても」
「何よさっきから」
「みんなのアイドル名無しちゃんもついに人妻かぁ……なんやこのやらしい響き。ヤバいやん」
「ヤバいのはアンタのおツムでしょ」
ヘルスクリームさんに激しく同意。首がもげる程同意。
「あとアイドルの座を譲った覚えはなくってよ」
「いや知らんがな」
それな過ぎる!!
「ンー、生体反応がないなんておかしいわね……ギガストーム様、ちょっとそこどいて下さらない?」
「嫌だ」
「少しずれるだけで結構ですから」
「嫌だ」
「ギガストーム様」
「嫌だ」
「ガルバトロン様、ここです」
「よしっ」
「わあぁっ」
ベッドの下に伸ばされた手が体に触れる。最初から逃げられる訳がなかった。
「ど、どうも……はは」
熊手の要領で掻き出され、皆さんの面前に。気まずくなりそうなので、仕方なく挨拶をしてみた。
「手間を掛けさせおって。なぜこんなところにいる」
「待ってくれ兄貴。姉貴はなにか悩んでたから相談に乗ろうとしただけだ」
「ギガストームには言える悩みか」
「そ、それは~、そのぉ~」
「完っ全に不倫現場やん……あでっ」
「ワシでは話にならんと、そういう事か」
「そうではなくて……ここではちょっと」
いち早く察してくれたヘルスクリームさんが皆さんを外に連れ出してくれた。
「ここオレの部屋……」
「ハイハイ、それよりもドアをなんとかしましょう」
「すまないな」
ギガストーム様、本当に申し訳ありません!
ここまで大事になっては逃げるわけにもいかない。
「実は……」
私は観念して説明した。
「そんな事か」
あぁ、わかってた。やっぱりこの方にとっては……
「今夜は空けておけ」
それだけを伝えてこの場を後にされる。残された私はただただ呆然とその背中を見送っていた。