掃除
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別の日
今日これから行ってみようかという話になった。軽く準備をしたいので一度部屋へ戻ることにする。
「やっぱり護身用のナイフとか必要でしょうか」
「意味ないとは思うがな」
「うっ」
言葉の矢印が胸に刺さる。
「安心してくれ。俺が絶対に守ると約束しよう」
「スクーバさん……」
少女マンガのようなセリフが様になっていた。
……!?
「名無し?」
一瞬寒気がしたような
「あ、あはは……頼りにしてます」
「あ、キッドとアパッチさんですね」
「あいつらは通路を塞いで何をしているんだ」
キッドは自室の入口にへばり付き首を振っていて、アパッチさんは腕を組みながらお説教?をしているようだった。
「まだ大丈夫だって!」
「本当か?そろそろ怪しいな……」
あの先に用があるのに声を掛けにくい。
「そうか、そういえば結構経つな…。このまま行けば巻き込まれる可能性も……クッ、貴重な時間がっ」
スクーバさんはブツブツと呟き頭を抱えている。
「という訳でお嬢さん、ちょっと失礼」
「へ?」
下にいるお二人との接触を避けるため、器用に両腕と足を使い天井を這うスクーバさん。私はスクーバさんの余った足にがっちりホールドされ一緒に移動中。
「っ!?」
何だろう、また寒気が。嫉妬の目で睨まれているような感覚だ。
「どうした」
「い、いえ、別に。それよりも、ここまでする必要はあるのでしょうか?」
「説明しよう。イイカ、今頃キッドの部屋は十中八九散らかっている」
「わかるんですか」
「間違いない。アパッチが定期的にチェックをしているのだが、今回はあんなに中に入るのを拒んでいる。となると…」
「あー、なるほど」
「前は通りすがりのオレが泣きつかれて渋々手伝った。そして、ふと気づいたら、一日が終わっていてな」
「そんな事が。あ、アパッチさんも毎回お手伝いを?」
「あまりにも酷い時だけな」
「うーん、何度も手を貸すのは本人の為になりませんよね」
「そう、それもある」
「スクーバさん的には大事な休日も邪魔されたくないってことですね」
「イカにも」
「私もスクーバさんといる時間が無くなるのはちょっと困っちゃいます」
せっかくの読書仲間との交流だし。
「………………。」
スル、と巻かれた足が緩まった。
「え、スッ、スクーバさん!?!?」
「しまった!」
「ひゃあっ!?」
キッドとアパッチさんの間に二人して落下。
「うぉっ」
「なんだ!?敵襲か?」
「いっ、いたた…っ」
「すまない、怪我は?」
「な、ないです」
「なにやってんのお前ら。ニンジャごっこ?」
「……そーゆーことにしておいてくれ」
今日これから行ってみようかという話になった。軽く準備をしたいので一度部屋へ戻ることにする。
「やっぱり護身用のナイフとか必要でしょうか」
「意味ないとは思うがな」
「うっ」
言葉の矢印が胸に刺さる。
「安心してくれ。俺が絶対に守ると約束しよう」
「スクーバさん……」
少女マンガのようなセリフが様になっていた。
……!?
「名無し?」
一瞬寒気がしたような
「あ、あはは……頼りにしてます」
「あ、キッドとアパッチさんですね」
「あいつらは通路を塞いで何をしているんだ」
キッドは自室の入口にへばり付き首を振っていて、アパッチさんは腕を組みながらお説教?をしているようだった。
「まだ大丈夫だって!」
「本当か?そろそろ怪しいな……」
あの先に用があるのに声を掛けにくい。
「そうか、そういえば結構経つな…。このまま行けば巻き込まれる可能性も……クッ、貴重な時間がっ」
スクーバさんはブツブツと呟き頭を抱えている。
「という訳でお嬢さん、ちょっと失礼」
「へ?」
下にいるお二人との接触を避けるため、器用に両腕と足を使い天井を這うスクーバさん。私はスクーバさんの余った足にがっちりホールドされ一緒に移動中。
「っ!?」
何だろう、また寒気が。嫉妬の目で睨まれているような感覚だ。
「どうした」
「い、いえ、別に。それよりも、ここまでする必要はあるのでしょうか?」
「説明しよう。イイカ、今頃キッドの部屋は十中八九散らかっている」
「わかるんですか」
「間違いない。アパッチが定期的にチェックをしているのだが、今回はあんなに中に入るのを拒んでいる。となると…」
「あー、なるほど」
「前は通りすがりのオレが泣きつかれて渋々手伝った。そして、ふと気づいたら、一日が終わっていてな」
「そんな事が。あ、アパッチさんも毎回お手伝いを?」
「あまりにも酷い時だけな」
「うーん、何度も手を貸すのは本人の為になりませんよね」
「そう、それもある」
「スクーバさん的には大事な休日も邪魔されたくないってことですね」
「イカにも」
「私もスクーバさんといる時間が無くなるのはちょっと困っちゃいます」
せっかくの読書仲間との交流だし。
「………………。」
スル、と巻かれた足が緩まった。
「え、スッ、スクーバさん!?!?」
「しまった!」
「ひゃあっ!?」
キッドとアパッチさんの間に二人して落下。
「うぉっ」
「なんだ!?敵襲か?」
「いっ、いたた…っ」
「すまない、怪我は?」
「な、ないです」
「なにやってんのお前ら。ニンジャごっこ?」
「……そーゆーことにしておいてくれ」