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虎杖side
伏黒「……まさかとは思いますけど」
五条「ん?」
伏黒「寝てるんじゃないですか?」
虎杖「えっ?!」
五条「あー」
頭に大量の?を浮かばせる俺と
伏黒の発言に成程、と納得して相槌をうつ五条先生
この後、やっと頭の整理がついた(ついてない)俺の大声が響いたのは言うまでもない
虎杖「……練る?あ、ねるねるねるね?(?)
練ってるの?(?)えっ!?寝ながらねるねる練ってるの!!?(??)」
五条「悠仁、ちょいと落ち着こうか。ねるねるは練ってないよ、それに寝ながら出来ないでしょ?そんな器用なこと」
混乱中の俺が訳の分からないことを言い出したから五条先生がなんとか整理して返答する
それを見て呆れた顔をする伏黒は、先を急かす様に強めに2人の背中を押した
伏黒「ほんとに寝てるなら、こんな巫山戯た事してる場合じゃないです。早く行きましょう」
「せんせー、ネルって何?」
五条「睡眠をとる事だよ、ユウジクン」
伏黒「虎杖、お前ちょっと落ち着け。彼方はちょっと特殊なんだ。寝てるとしても、"周りのヤツ"が護ってる」
「?周りのヤツ?護る?てか、そもそも公園で寝るような女の子なの?」
五条「どこでも寝ちゃう彼方ってかわいいよねぇ」
「ね、先生。本当にその子大丈夫なの?わいせつ行為されたりしない?普通に危ないよね?」
伏黒「それは俺も同感」
五条 「大丈夫だよ…。」
---
伏黒side
虎杖「うわすっげぇ、紫陽花がいっぱいだ。キレ~」
五条「そりゃ、植物園だからね」
やっとあじさい園に到着した俺達
周りの紫陽花を見渡しながらその辺を歩き
どこかに居るであろう彼方を探す
「!!(彼方が近くに居る…。)」
五条「(…微量の呪力でもちゃんと気づいたみたいだね、恵。)…こっちかな」
虎杖「先生、分かんの?」
五条「そりゃ先生だし、僕の生徒だもん。ちゃんと生徒のことまでわかってないとね!」
虎杖 「おぉっ!」
と言ってもちょっとだけど…
と、そう五条先生は言いながら呪力があるという方向に進む
少し開けた空間にある1つのベンチ……
そのベンチの上に彼方は居た
『スー…スー』
俺の予想通り、彼方はそのベンチの上にばさばさで長い睫毛を伏せてほんのりと桃色に染まった唇から小さく寝息を立てて眠っていた
虎杖「あっ!この蝶!あん時の、」
虎杖が視線をやった先には
あの日見た綺麗な蝶
心地いい鈴の音がシャンシャンと響いている
五条「そ、でこの子がその蝶のご主人様だよ。」
五条先生がベンチを指したことで虎杖が視線をやる
寝息を立てる彼方に少し近付くと、虎杖がぴしりと動きを止める
「……(や、やべぇ。超綺麗…ガラス細工みたいに触っただけでこわれてしまいそう……。)」
五条「ゆーじー?…ありゃ、悠仁止まっちゃったウケる」
「五条先生、生徒で遊ぶのやめてください」
五条「あはは、恵も初見の時固まったの忘れないよ」
「マジでぶん殴りますよ」
五条「まぁまぁ、それよりも恵、彼方を起こさないと……僕が彼方と遊んじゃうよ?」
五条先生はそう言いながら、眠る彼方に近付いて鼻先がぶつかりそうなほど顔を寄せた
「……(そんなこと俺に出来ないってわかっていながら)」
俺はそういう行動をとる五条先生にモヤッとした
伏黒「……まさかとは思いますけど」
五条「ん?」
伏黒「寝てるんじゃないですか?」
虎杖「えっ?!」
五条「あー」
頭に大量の?を浮かばせる俺と
伏黒の発言に成程、と納得して相槌をうつ五条先生
この後、やっと頭の整理がついた(ついてない)俺の大声が響いたのは言うまでもない
虎杖「……練る?あ、ねるねるねるね?(?)
練ってるの?(?)えっ!?寝ながらねるねる練ってるの!!?(??)」
五条「悠仁、ちょいと落ち着こうか。ねるねるは練ってないよ、それに寝ながら出来ないでしょ?そんな器用なこと」
混乱中の俺が訳の分からないことを言い出したから五条先生がなんとか整理して返答する
それを見て呆れた顔をする伏黒は、先を急かす様に強めに2人の背中を押した
伏黒「ほんとに寝てるなら、こんな巫山戯た事してる場合じゃないです。早く行きましょう」
「せんせー、ネルって何?」
五条「睡眠をとる事だよ、ユウジクン」
伏黒「虎杖、お前ちょっと落ち着け。彼方はちょっと特殊なんだ。寝てるとしても、"周りのヤツ"が護ってる」
「?周りのヤツ?護る?てか、そもそも公園で寝るような女の子なの?」
五条「どこでも寝ちゃう彼方ってかわいいよねぇ」
「ね、先生。本当にその子大丈夫なの?わいせつ行為されたりしない?普通に危ないよね?」
伏黒「それは俺も同感」
五条 「大丈夫だよ…。」
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伏黒side
虎杖「うわすっげぇ、紫陽花がいっぱいだ。キレ~」
五条「そりゃ、植物園だからね」
やっとあじさい園に到着した俺達
周りの紫陽花を見渡しながらその辺を歩き
どこかに居るであろう彼方を探す
「!!(彼方が近くに居る…。)」
五条「(…微量の呪力でもちゃんと気づいたみたいだね、恵。)…こっちかな」
虎杖「先生、分かんの?」
五条「そりゃ先生だし、僕の生徒だもん。ちゃんと生徒のことまでわかってないとね!」
虎杖 「おぉっ!」
と言ってもちょっとだけど…
と、そう五条先生は言いながら呪力があるという方向に進む
少し開けた空間にある1つのベンチ……
そのベンチの上に彼方は居た
『スー…スー』
俺の予想通り、彼方はそのベンチの上にばさばさで長い睫毛を伏せてほんのりと桃色に染まった唇から小さく寝息を立てて眠っていた
虎杖「あっ!この蝶!あん時の、」
虎杖が視線をやった先には
あの日見た綺麗な蝶
心地いい鈴の音がシャンシャンと響いている
五条「そ、でこの子がその蝶のご主人様だよ。」
五条先生がベンチを指したことで虎杖が視線をやる
寝息を立てる彼方に少し近付くと、虎杖がぴしりと動きを止める
「……(や、やべぇ。超綺麗…ガラス細工みたいに触っただけでこわれてしまいそう……。)」
五条「ゆーじー?…ありゃ、悠仁止まっちゃったウケる」
「五条先生、生徒で遊ぶのやめてください」
五条「あはは、恵も初見の時固まったの忘れないよ」
「マジでぶん殴りますよ」
五条「まぁまぁ、それよりも恵、彼方を起こさないと……僕が彼方と遊んじゃうよ?」
五条先生はそう言いながら、眠る彼方に近付いて鼻先がぶつかりそうなほど顔を寄せた
「……(そんなこと俺に出来ないってわかっていながら)」
俺はそういう行動をとる五条先生にモヤッとした