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彼方side
『__あらっ?(一気に"殺された?")』
任務を無事に終え、次の朝の電車に乗る事にして部屋でゆっくりと報告書を書いて過ごしていた私
私が同期に飛ばした蝶の気配が突然一気に消えたから不審に思い、右手に持っているペンをピタリと止めて呟いた
『……回収するだけで、急に死ぬのはなんかおかしいわ。ねぇ、"凛"』
そう言うと私の胸元から1匹の赫い蝶が出てきた
呼ばれた事が嬉しかったのか、羽の音を沢山鳴らして私の髪に止まったり、肩に止まったり、ペンを持つ手に止まったりと楽しそうに飛び回った
『…ふふっ、そんなに楽しいの?』
あまりにも嬉しそうに周りを動く私の式神(呪力)に思わず頬が緩んだ
私が手に持っているペンを机に置き、人差し指を差し出すと、羽の音を大きく鳴らして指に止まった
その様子を見ながらもう片方の手でスマホを操作し、ある人物に電話をかけた
<プルルr
«五条「もしも〜し、グットルッキングガイの悟だよ~」»
『……(ワンコールどころか、途中で出た…)』
あまりの反応速度に少し驚いてしまったが、話したいことを話そうと思い、声を出そうとしたら……
電話の向こうの悟さんは機嫌が良さそうで冗談ばかり話してくる
«五条「どうしたの?彼方から電話なんて珍しいね、しかも夜に…僕からの夜這い予約かな?」»
『……未成年になんてこと言うんですか?私はともかく、他の人にそう言えばセクハラで訴えられますからね。』
これでも私の担任であり、私の姉と同期だというのだ
こういう発言は割とよくあると姉さんから聞いていたが、最近は更に磨きをかけ酷くなっていってると思う(大問題)
コッチが辞めなさいと止めるものの、最強である悟さんは、のらりくらりとそれを交わしてゆく
«五条「え~違うの?」»
『はぁ……最初から分かってますよね、悟さん』
«五条「……それで?」»
『……話したいのは恵の事なんですけれど、』
«五条「ん?恵?」»
『はい、私の"蝶"を送ったのですが、今さっき一気に気配が消えてしまって、』
«五条「あ〜、結局送ってあげたんだね。偉いなぁ〜彼方は。それにしても、恵にしては珍しく手こずってるのかな?」»
『でも、呪物の回収だけで一気に私の"蝶"が消されるとは思えないんです。』
私の言葉に電話の向こうで考える五条先生
«五条「うーん、乗り気はしないけど彼方がわざわざ連絡くれたわけだし、僕が恵の方を見に行ってくるよ。それじゃあ、また明日。ちゃんと学校に帰ってね。」»
『__あらっ?(一気に"殺された?")』
任務を無事に終え、次の朝の電車に乗る事にして部屋でゆっくりと報告書を書いて過ごしていた私
私が同期に飛ばした蝶の気配が突然一気に消えたから不審に思い、右手に持っているペンをピタリと止めて呟いた
『……回収するだけで、急に死ぬのはなんかおかしいわ。ねぇ、"凛"』
そう言うと私の胸元から1匹の赫い蝶が出てきた
呼ばれた事が嬉しかったのか、羽の音を沢山鳴らして私の髪に止まったり、肩に止まったり、ペンを持つ手に止まったりと楽しそうに飛び回った
『…ふふっ、そんなに楽しいの?』
あまりにも嬉しそうに周りを動く私の式神(呪力)に思わず頬が緩んだ
私が手に持っているペンを机に置き、人差し指を差し出すと、羽の音を大きく鳴らして指に止まった
その様子を見ながらもう片方の手でスマホを操作し、ある人物に電話をかけた
<プルルr
«五条「もしも〜し、グットルッキングガイの悟だよ~」»
『……(ワンコールどころか、途中で出た…)』
あまりの反応速度に少し驚いてしまったが、話したいことを話そうと思い、声を出そうとしたら……
電話の向こうの悟さんは機嫌が良さそうで冗談ばかり話してくる
«五条「どうしたの?彼方から電話なんて珍しいね、しかも夜に…僕からの夜這い予約かな?」»
『……未成年になんてこと言うんですか?私はともかく、他の人にそう言えばセクハラで訴えられますからね。』
これでも私の担任であり、私の姉と同期だというのだ
こういう発言は割とよくあると姉さんから聞いていたが、最近は更に磨きをかけ酷くなっていってると思う(大問題)
コッチが辞めなさいと止めるものの、最強である悟さんは、のらりくらりとそれを交わしてゆく
«五条「え~違うの?」»
『はぁ……最初から分かってますよね、悟さん』
«五条「……それで?」»
『……話したいのは恵の事なんですけれど、』
«五条「ん?恵?」»
『はい、私の"蝶"を送ったのですが、今さっき一気に気配が消えてしまって、』
«五条「あ〜、結局送ってあげたんだね。偉いなぁ〜彼方は。それにしても、恵にしては珍しく手こずってるのかな?」»
『でも、呪物の回収だけで一気に私の"蝶"が消されるとは思えないんです。』
私の言葉に電話の向こうで考える五条先生
«五条「うーん、乗り気はしないけど彼方がわざわざ連絡くれたわけだし、僕が恵の方を見に行ってくるよ。それじゃあ、また明日。ちゃんと学校に帰ってね。」»