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蟲使い
手を叩いて術式を唱える
『呪力操術 "輪廻"』
"リンネ"と唱えると身体から大量の蝶が出てきた
呼び出した20の蒼色の蝶達は楽しそうに私の周りを舞い、羽ばたく度、鈴のような美しい音が響き渡る
その大量にいる蝶の群れの中から、一段と色の濃く羽の立派な蝶が私のもとへ寄っていく
その蝶は差し出した指に止まり、羽を開いては閉じるを繰り返す
『ねぇ、"菫"…今から"恵"の所に行って盗られた"呪物"を探してきてほしいの。その呪物は特級、両面宿儺の指。すぐに分かるはず……恵の匂い、特徴は覚えてるよね?』
それに答えるように周りの蝶が私の周りで音を鳴らし羽ばたいている
『…気をつけてね。チュッ……じゃあ、お願いね』
シャン…シャン…シャン…
一段と濃い蝶にキスを落とし触れると、一段と濃い蝶は他の蝶達を引連れて飛び立った
『…私の嫌な予感が当たらないといいのだけど……。』
そう言いながら、飛び立っていく蝶達を見送った
そして、スマホを付けて次の任務場所の地図を表示した
手を叩いて術式を唱える
『呪力操術 "輪廻"』
"リンネ"と唱えると身体から大量の蝶が出てきた
呼び出した20の蒼色の蝶達は楽しそうに私の周りを舞い、羽ばたく度、鈴のような美しい音が響き渡る
その大量にいる蝶の群れの中から、一段と色の濃く羽の立派な蝶が私のもとへ寄っていく
その蝶は差し出した指に止まり、羽を開いては閉じるを繰り返す
『ねぇ、"菫"…今から"恵"の所に行って盗られた"呪物"を探してきてほしいの。その呪物は特級、両面宿儺の指。すぐに分かるはず……恵の匂い、特徴は覚えてるよね?』
それに答えるように周りの蝶が私の周りで音を鳴らし羽ばたいている
『…気をつけてね。チュッ……じゃあ、お願いね』
シャン…シャン…シャン…
一段と濃い蝶にキスを落とし触れると、一段と濃い蝶は他の蝶達を引連れて飛び立った
『…私の嫌な予感が当たらないといいのだけど……。』
そう言いながら、飛び立っていく蝶達を見送った
そして、スマホを付けて次の任務場所の地図を表示した