第4章 合宿の準備
名前変換はココで!!
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「じゃあ早速、献立についてなんだけど。一応去年の献立はこんな感じ。」
潔子先輩が一枚の紙を机の上に置いた。
そこには去年のGW合宿時の4日分の献立が書いてあった。
「あー、やっぱり朝から結構がっつりいくんですねー」
「うん、朝からみっちり動くしね。それでなくとも食べる量すごいけどね……」
朝食の献立に並んでいる大量の品目にあっけにとられていると、横から澤村先輩が口を挟んだ。
「なんか悪いな……しかしメシが楽しみなやつも多いだろうから、大変だろうけど頑張ってな」
ぽん、と肩を叩かれ、はい!と返事をした。
思ったより大きな声だったため、澤村先輩は一瞬びっくりした顔をしたけれど、すぐにいつもの爽やかな笑顔に戻った。
「うん、よろしく頼む。今年はお前がいるから、清水も少しは楽になるな」
「少しじゃないよ。すでにかなり助かってる。美咲ちゃん努力家だし、いつも一生懸命だし」
潔子先輩に平然とした顔でそう言われ、嬉しさと同時に気恥ずかしさを覚えた。
面と向かって褒められることって、そうそうない。
それも誰もが憧れるこの潔子先輩に褒められたら、女の私だって照れずにはいられなかった。
「ほ、褒めすぎです、潔子先輩」
「そんなことないよ」
漫画だったら絶対、キラキラした効果が描かれるだろう美しい笑顔を向けられて、少しときめいてしまう。
「……話を戻すね。今年は予算がこれだけだから、去年の献立そのままってわけにはいかないんだ。だけど栄養バランスも崩せないから、ちょっと色々工夫しないといけない」
「私、昨日色々調べてみたんですけど、こういう献立どうですか?」
昨日、家に帰るなりパソコンとにらめっこして考えた献立一覧を書き記した紙を、机の上に差し出す。
澤村先輩が覗き込むなり、「おい、これ一人で考えたのか?」と驚いたような顔で私に聞いてきた。
「ネットとか、家にあった栄養学の本とかから色々引っ張って来ただけです。でも、卵とか値段の変動の少ない食材を使った献立が多いんで、予算の方もクリアできるかな?と思いまして」
「清水……、いいマネージャー勧誘したな」
「うん。期待以上の働きしてくれるでしょ、美咲ちゃん」
「いやぁこれなら何も心配いらないな。俺の出る幕も無さそうだな」
潔子先輩が一枚の紙を机の上に置いた。
そこには去年のGW合宿時の4日分の献立が書いてあった。
「あー、やっぱり朝から結構がっつりいくんですねー」
「うん、朝からみっちり動くしね。それでなくとも食べる量すごいけどね……」
朝食の献立に並んでいる大量の品目にあっけにとられていると、横から澤村先輩が口を挟んだ。
「なんか悪いな……しかしメシが楽しみなやつも多いだろうから、大変だろうけど頑張ってな」
ぽん、と肩を叩かれ、はい!と返事をした。
思ったより大きな声だったため、澤村先輩は一瞬びっくりした顔をしたけれど、すぐにいつもの爽やかな笑顔に戻った。
「うん、よろしく頼む。今年はお前がいるから、清水も少しは楽になるな」
「少しじゃないよ。すでにかなり助かってる。美咲ちゃん努力家だし、いつも一生懸命だし」
潔子先輩に平然とした顔でそう言われ、嬉しさと同時に気恥ずかしさを覚えた。
面と向かって褒められることって、そうそうない。
それも誰もが憧れるこの潔子先輩に褒められたら、女の私だって照れずにはいられなかった。
「ほ、褒めすぎです、潔子先輩」
「そんなことないよ」
漫画だったら絶対、キラキラした効果が描かれるだろう美しい笑顔を向けられて、少しときめいてしまう。
「……話を戻すね。今年は予算がこれだけだから、去年の献立そのままってわけにはいかないんだ。だけど栄養バランスも崩せないから、ちょっと色々工夫しないといけない」
「私、昨日色々調べてみたんですけど、こういう献立どうですか?」
昨日、家に帰るなりパソコンとにらめっこして考えた献立一覧を書き記した紙を、机の上に差し出す。
澤村先輩が覗き込むなり、「おい、これ一人で考えたのか?」と驚いたような顔で私に聞いてきた。
「ネットとか、家にあった栄養学の本とかから色々引っ張って来ただけです。でも、卵とか値段の変動の少ない食材を使った献立が多いんで、予算の方もクリアできるかな?と思いまして」
「清水……、いいマネージャー勧誘したな」
「うん。期待以上の働きしてくれるでしょ、美咲ちゃん」
「いやぁこれなら何も心配いらないな。俺の出る幕も無さそうだな」