君の深淵は何色か
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凪誠士郎と御影玲王から同時に告白され、さらに二人と同時に付き合うという世にも奇妙な展開から一夜が明けた。
昨日帰宅してから寝るまでの間、そして早朝に起床して支度する最中もずっと頭を巡らせているが、彼らの意図や心境をまったく把握できていない。
どうして私と付き合いたいと思うほど好意を寄せてくれたのか。
その上、『三人で付き合う』なんて発案者の良識を疑うような提案に、何故彼らは承諾したのか。
絶対に軽蔑されると思ったし、罵倒されてもおかしくなかったし、最悪絶縁を言い渡されることまで覚悟していたのに。
――そこまでして付き合いたいか、この私と?
あの二人なら、私の代わりは他にいくらでもいるだろうに。
そんな感情を秘めながら、私は登校前に誠士郎の家へやってきた。
放っておいたらベッドの上で一日を過ごしかねない彼を起こして朝食を作ってやるのは、高校に入学してからの私の役目なのだ。
正直気持ちの整理がつかないまま顔を合わせたくなかったのだが、私の事情でこのルーチンを崩すわけにはいかない――私のせいで誠士郎が遅刻する羽目になったら何と申し開きしたらいいかわからない。
そんな使命感で寮の部屋の前まで足を運んだものの、合鍵を使ってドアを開ける動作はさすがに躊躇した。
この扉を開けて中に這入るのも、朝食や夕食を用意して誠士郎と一緒に食卓につくのも、昨日まではただの日常動作だった。
私にとっては当たり前の日常だったし、誠士郎にとってもそうだと思っていた。
私と誠士郎の距離の近さは、確かに一般的な男女の幼馴染みの枠を超えていることは自覚していたものの、色々と規格外なあの誠士郎相手に世間一般の常識は通用しないことが多い。
だから、私にとってはあくまで幼馴染みだったし、誠士郎にとってもそうだと思っていた。
そうでなかったことが、未だに信じられない。
いや、もしかしたら、『好きだから付き合う』という常識すら、誠士郎は持ち合わせていないのかもしれない。
身の回りの世話をしてくれる便利な存在がたまたま異性だったから、今後も確実に手元に置くために“恋人“という名前の関係性に落とし込もうとしただけではないだろうか。
だって、幼馴染みとして一緒に過ごした十年間、私を意識するような素振りはまるで見られなかったのだ。
私が長年気づかなかったということは、すなわち恋愛感情がないことの証左ではないのか。
――などと考えていると、目の前のドアががちゃりと開いた。
そして、開いた隙間から、寝間着姿の誠士郎が顔を覗かせた。
「あ、なんだいるんじゃん」
「……誠士郎、おはよう」
「おはよ。いつまで待っても来ないからどうしたのかと思った」
誠士郎はそう言って、ドアを開け放ったまま部屋の奥へ這入っていった。
昨日と同じように、私を部屋に招き入れることに何の躊躇いもない。
私もなるべく普段通りを心掛けて、室内に足を踏み入れて朝食の材料を台所に置いた。
一連の行動をしながら、こっそりと誠士郎の様子を観察する。
もし少しでも私を意識しているのなら、告白を経て恋人になった今、昨日までと比べて何かしら態度が変わってもいいはずだ。
しかし目につく変化といえば、いつもより心拍数が高いとか睡眠時間が短いとかその程度だ――どちらも彼のコンディション的には気になるものの、私との関連はなさそうだ(睡眠時間が短いのはきっとゲームのしすぎだろう)。
あとは、いつもは私が起こすまで頑として目を覚まさないのに今日は自分で起きていることだが、それは私が普段の時間に来なかったから生じた違いである。
観察の結果、『凪誠士郎は私に恋愛感情がない』という仮説がますます信憑性を帯びてきた。
「誠士郎」
「何?」
呼び掛けると、誠士郎は眠そうな仕草で振り返った。
恋人としてどうかはともかく、少なくとも幼馴染みとして、そして長年連れ添った友人としては、凪誠士郎のことが大好きだ。
自分の幸せよりも誠士郎を優先するくらい大切で、幸せになってもらいたいと思っている。
だからこそ、このままじゃいけないことは承知している。
誠士郎にとって、私は希少な昔馴染みで、唯一の異性の友人で、玲王と出会う前は私しか交友関係がなかったといっても全く過言ではなかった。
比較対象がいないので、私の家事スキルが一人暮らしを始めたばかりの学生レベルに過ぎず、私と同様どころか私以上に献身的に世話を焼いてくれる人間は世の中に大勢いることを、きっと彼は知らないのだ。
あんな馬鹿馬鹿しい条件に妥協しなくても、たった一人を選ぶことができない私なんかで妥協しなくても、誠士郎の求める“恋人”は他にいることを教えてやるべきだ。
「……朝食準備しておくから、先に着替えてきなよ」
「はーい」
けれど、私の意に反して口から出たのは、そんな、どうでもいい会話だった。
間延びした返事をしてのそのそと自室に戻っていく彼の背中を見送ってから、そっと嘆息した。
――自分の幸せよりも誠士郎を優先する、と言っておきながらこのザマか。
今も、そして昨日も、彼ら自身の幸福よりも自分のエゴを優先しているくせに。
結局彼らの告白を退けられなかったのは、凪誠士郎と御影玲王のことが好きだからだ。
二人に告白されたのが死ぬほど嬉しくて、どちらも振りたくなくてあんな提案をして、今更自己嫌悪に陥って、それでも決定的な言葉を聞くまでは諦めきれずにいる。
もう一度息を吐いてから、何気ない所作を装って朝食の準備に取りかかった。
狡くて醜くて自分勝手な私は、二人の幸せという大義名分があっても自分から拒絶する勇気はない。
なのでもう、玲王も交えて今一度きちんと話し合うしかない。
玲王こそ誠士郎以上に私に拘る理由はないはずで、昨日は了承したものの内心では後悔しているかもしれない。
今日改めて気持ちを確認すれば、きっと決定的な言葉を貰えるだろう。
冷蔵庫を開けたところで、再び足音が近づいてきた。
やけに早いな、と思い目を向けると、寝間着で寝癖のついたままの、何も支度を済ませた痕跡のない誠士郎がそこにいた。
しかも、怪訝な顔をする私にかまわず近寄ってきて、わずか十数センチの距離で立ち止まった。
ほぼ身長差分見上げると、まっすぐ私を射抜く彼の視線とかち合った。
冷蔵庫に用があるのかと半歩下がってみたが、誠士郎の目線は私に固定されている。
用件を問うより先に、誠士郎が口を開いた。
「ねえ、アキラ」
「何?」
「俺達、付き合ってるってことでいいんだよね?」
あまりに直接的な発言に、呼吸と思考が一瞬止まった。
咄嗟に肯定も否定もできず、はぐらかす文句どころか動揺の声すら出せず、相手の顔をまじまじと見つめた。
表情が乏しいのはいつも通りだが、その瞳は真剣さと気迫を備えている――告白された時を彷彿とさせる。
心なしか声色も普段にはない圧力を感じた――語尾に疑問符がついているものの否認を許さないような、逃げるのを許さないような。
そこまで考えが及んだところで思わずたじろぎ、無意識に後ずさった。
そんな私をどう見たのか、誠士郎はもう一度同じ質問を重ねた。
まるで退路を塞ぐように。
「付き合ってるんだよね?」
「……まあ、そうだね」
「なら、キスとかしてもいいの?」
今度こそ耳を疑った。
十年間傍にいて、誠士郎の口から一度も聞いたことのなかった単語だ。
しかもそんな爆弾発言をぶち込んだくせに、当の本人は押し黙ってこちらの反応を伺っている。
相手の出方を推し量りたいのは正直私の方だ。
目の前の彼は一体誰だ?
昨日までと何も変わらない凪誠士郎じゃなかったのか?
「キス、したいとか思うの?」
「そりゃ思うでしょ」
「……私と?」
「アキラ以外にこんなこと言わないよ」
とんでもないことを平然としたトーンで言うな。
だが、あまりに衝撃的な展開が続いたおかげで、逆に冷静さを取り戻すことができた。
と同時に、脳内にあった諸々の疑念や覚悟が霧散していった。
私は今まで、とても見当違いな論理で悩んでいたのかもしれない、と素直に思えた。
すると、誠士郎は初めて表情を崩した。
目を見開いて、信じられないといった顔で見下ろす。
「……もしかして、俺がアキラのこと好きなの本気で気づいてなかったの?」
「今知ったよ。ちなみにいつから?」
「初めて会った時からずっと」
じゃあ家事云々は全く関係ないじゃないか。
何だったんだ、あの仮説。
肩すかしを食らって良い感じに力が抜けたのか、ようやく脳が正常に機能し始めた。
急に視界が広がって、ふと誠士郎の背後にある置き時計が目に入った。
「誠士郎、早く着替えてきて」
「えっ」
「もう普段家を出る時刻を過ぎているよ。このままじゃ遅刻する」
「それアキラが来るの遅かったせいだよね?」
「私のせいだよ。だからすぐに朝食を用意するから、誠士郎も急いで準備してきて」
「……ねえ、それよりキスは」
「要相談だ」
「なにそれ。誰に相談すんの」
「もう一人の恋人に決まってるでしょう」
どの道、話し合わなければいけないことは山積している。
長年一緒に過ごして、完全に知り尽くしていると思っていた凪誠士郎でさえこの有様だったのだ。
御影玲王は一体どんな言葉をくれるだろうか。
クライマックスの翌朝
昨日帰宅してから寝るまでの間、そして早朝に起床して支度する最中もずっと頭を巡らせているが、彼らの意図や心境をまったく把握できていない。
どうして私と付き合いたいと思うほど好意を寄せてくれたのか。
その上、『三人で付き合う』なんて発案者の良識を疑うような提案に、何故彼らは承諾したのか。
絶対に軽蔑されると思ったし、罵倒されてもおかしくなかったし、最悪絶縁を言い渡されることまで覚悟していたのに。
――そこまでして付き合いたいか、この私と?
あの二人なら、私の代わりは他にいくらでもいるだろうに。
そんな感情を秘めながら、私は登校前に誠士郎の家へやってきた。
放っておいたらベッドの上で一日を過ごしかねない彼を起こして朝食を作ってやるのは、高校に入学してからの私の役目なのだ。
正直気持ちの整理がつかないまま顔を合わせたくなかったのだが、私の事情でこのルーチンを崩すわけにはいかない――私のせいで誠士郎が遅刻する羽目になったら何と申し開きしたらいいかわからない。
そんな使命感で寮の部屋の前まで足を運んだものの、合鍵を使ってドアを開ける動作はさすがに躊躇した。
この扉を開けて中に這入るのも、朝食や夕食を用意して誠士郎と一緒に食卓につくのも、昨日まではただの日常動作だった。
私にとっては当たり前の日常だったし、誠士郎にとってもそうだと思っていた。
私と誠士郎の距離の近さは、確かに一般的な男女の幼馴染みの枠を超えていることは自覚していたものの、色々と規格外なあの誠士郎相手に世間一般の常識は通用しないことが多い。
だから、私にとってはあくまで幼馴染みだったし、誠士郎にとってもそうだと思っていた。
そうでなかったことが、未だに信じられない。
いや、もしかしたら、『好きだから付き合う』という常識すら、誠士郎は持ち合わせていないのかもしれない。
身の回りの世話をしてくれる便利な存在がたまたま異性だったから、今後も確実に手元に置くために“恋人“という名前の関係性に落とし込もうとしただけではないだろうか。
だって、幼馴染みとして一緒に過ごした十年間、私を意識するような素振りはまるで見られなかったのだ。
私が長年気づかなかったということは、すなわち恋愛感情がないことの証左ではないのか。
――などと考えていると、目の前のドアががちゃりと開いた。
そして、開いた隙間から、寝間着姿の誠士郎が顔を覗かせた。
「あ、なんだいるんじゃん」
「……誠士郎、おはよう」
「おはよ。いつまで待っても来ないからどうしたのかと思った」
誠士郎はそう言って、ドアを開け放ったまま部屋の奥へ這入っていった。
昨日と同じように、私を部屋に招き入れることに何の躊躇いもない。
私もなるべく普段通りを心掛けて、室内に足を踏み入れて朝食の材料を台所に置いた。
一連の行動をしながら、こっそりと誠士郎の様子を観察する。
もし少しでも私を意識しているのなら、告白を経て恋人になった今、昨日までと比べて何かしら態度が変わってもいいはずだ。
しかし目につく変化といえば、いつもより心拍数が高いとか睡眠時間が短いとかその程度だ――どちらも彼のコンディション的には気になるものの、私との関連はなさそうだ(睡眠時間が短いのはきっとゲームのしすぎだろう)。
あとは、いつもは私が起こすまで頑として目を覚まさないのに今日は自分で起きていることだが、それは私が普段の時間に来なかったから生じた違いである。
観察の結果、『凪誠士郎は私に恋愛感情がない』という仮説がますます信憑性を帯びてきた。
「誠士郎」
「何?」
呼び掛けると、誠士郎は眠そうな仕草で振り返った。
恋人としてどうかはともかく、少なくとも幼馴染みとして、そして長年連れ添った友人としては、凪誠士郎のことが大好きだ。
自分の幸せよりも誠士郎を優先するくらい大切で、幸せになってもらいたいと思っている。
だからこそ、このままじゃいけないことは承知している。
誠士郎にとって、私は希少な昔馴染みで、唯一の異性の友人で、玲王と出会う前は私しか交友関係がなかったといっても全く過言ではなかった。
比較対象がいないので、私の家事スキルが一人暮らしを始めたばかりの学生レベルに過ぎず、私と同様どころか私以上に献身的に世話を焼いてくれる人間は世の中に大勢いることを、きっと彼は知らないのだ。
あんな馬鹿馬鹿しい条件に妥協しなくても、たった一人を選ぶことができない私なんかで妥協しなくても、誠士郎の求める“恋人”は他にいることを教えてやるべきだ。
「……朝食準備しておくから、先に着替えてきなよ」
「はーい」
けれど、私の意に反して口から出たのは、そんな、どうでもいい会話だった。
間延びした返事をしてのそのそと自室に戻っていく彼の背中を見送ってから、そっと嘆息した。
――自分の幸せよりも誠士郎を優先する、と言っておきながらこのザマか。
今も、そして昨日も、彼ら自身の幸福よりも自分のエゴを優先しているくせに。
結局彼らの告白を退けられなかったのは、凪誠士郎と御影玲王のことが好きだからだ。
二人に告白されたのが死ぬほど嬉しくて、どちらも振りたくなくてあんな提案をして、今更自己嫌悪に陥って、それでも決定的な言葉を聞くまでは諦めきれずにいる。
もう一度息を吐いてから、何気ない所作を装って朝食の準備に取りかかった。
狡くて醜くて自分勝手な私は、二人の幸せという大義名分があっても自分から拒絶する勇気はない。
なのでもう、玲王も交えて今一度きちんと話し合うしかない。
玲王こそ誠士郎以上に私に拘る理由はないはずで、昨日は了承したものの内心では後悔しているかもしれない。
今日改めて気持ちを確認すれば、きっと決定的な言葉を貰えるだろう。
冷蔵庫を開けたところで、再び足音が近づいてきた。
やけに早いな、と思い目を向けると、寝間着で寝癖のついたままの、何も支度を済ませた痕跡のない誠士郎がそこにいた。
しかも、怪訝な顔をする私にかまわず近寄ってきて、わずか十数センチの距離で立ち止まった。
ほぼ身長差分見上げると、まっすぐ私を射抜く彼の視線とかち合った。
冷蔵庫に用があるのかと半歩下がってみたが、誠士郎の目線は私に固定されている。
用件を問うより先に、誠士郎が口を開いた。
「ねえ、アキラ」
「何?」
「俺達、付き合ってるってことでいいんだよね?」
あまりに直接的な発言に、呼吸と思考が一瞬止まった。
咄嗟に肯定も否定もできず、はぐらかす文句どころか動揺の声すら出せず、相手の顔をまじまじと見つめた。
表情が乏しいのはいつも通りだが、その瞳は真剣さと気迫を備えている――告白された時を彷彿とさせる。
心なしか声色も普段にはない圧力を感じた――語尾に疑問符がついているものの否認を許さないような、逃げるのを許さないような。
そこまで考えが及んだところで思わずたじろぎ、無意識に後ずさった。
そんな私をどう見たのか、誠士郎はもう一度同じ質問を重ねた。
まるで退路を塞ぐように。
「付き合ってるんだよね?」
「……まあ、そうだね」
「なら、キスとかしてもいいの?」
今度こそ耳を疑った。
十年間傍にいて、誠士郎の口から一度も聞いたことのなかった単語だ。
しかもそんな爆弾発言をぶち込んだくせに、当の本人は押し黙ってこちらの反応を伺っている。
相手の出方を推し量りたいのは正直私の方だ。
目の前の彼は一体誰だ?
昨日までと何も変わらない凪誠士郎じゃなかったのか?
「キス、したいとか思うの?」
「そりゃ思うでしょ」
「……私と?」
「アキラ以外にこんなこと言わないよ」
とんでもないことを平然としたトーンで言うな。
だが、あまりに衝撃的な展開が続いたおかげで、逆に冷静さを取り戻すことができた。
と同時に、脳内にあった諸々の疑念や覚悟が霧散していった。
私は今まで、とても見当違いな論理で悩んでいたのかもしれない、と素直に思えた。
すると、誠士郎は初めて表情を崩した。
目を見開いて、信じられないといった顔で見下ろす。
「……もしかして、俺がアキラのこと好きなの本気で気づいてなかったの?」
「今知ったよ。ちなみにいつから?」
「初めて会った時からずっと」
じゃあ家事云々は全く関係ないじゃないか。
何だったんだ、あの仮説。
肩すかしを食らって良い感じに力が抜けたのか、ようやく脳が正常に機能し始めた。
急に視界が広がって、ふと誠士郎の背後にある置き時計が目に入った。
「誠士郎、早く着替えてきて」
「えっ」
「もう普段家を出る時刻を過ぎているよ。このままじゃ遅刻する」
「それアキラが来るの遅かったせいだよね?」
「私のせいだよ。だからすぐに朝食を用意するから、誠士郎も急いで準備してきて」
「……ねえ、それよりキスは」
「要相談だ」
「なにそれ。誰に相談すんの」
「もう一人の恋人に決まってるでしょう」
どの道、話し合わなければいけないことは山積している。
長年一緒に過ごして、完全に知り尽くしていると思っていた凪誠士郎でさえこの有様だったのだ。
御影玲王は一体どんな言葉をくれるだろうか。
クライマックスの翌朝