標的19 神様の偶像
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適正テストのルールは、泣いているランボを笑わせた方が勝ちだとリボーンは宣言した。
リボーンの手腕のお陰で参加者達のやる気は高い。
先攻は、本人の希望で獄寺となった。
大声で泣きわめくランボに近寄り、膝をついて手を差し出す。
「さっきは悪かったな。仲直りしよーぜ」
獄寺にしてはかなり譲歩している。
ランボにも獄寺の気持ちが伝わったのか、泣き声が幾分落ち着き始めた。
鼻をすすりながらポケットを探り、獄寺の掌に何かを置いた――手榴弾だった。
獄寺が慌てて投げ捨てた瞬間に爆発したのを見て、獄寺は激昂した。
「やっぱてめー死んでこい!!!」
「くぴゃあっ」
「落ち着け獄寺!!」
「ストップストーップ」
獄寺がランボに掴みかかるのを綱吉と山本が必死に食い止める。
恐怖で号泣するランボをテスト再開できるまで慰めたのは、結局綱吉の役目だ。
「貴方が保育係をやった方が丸く収まるんじゃない?」
「勘弁してくれ……」
私の言葉にげんなりとした様子で返す綱吉。
山本と絢芽の適正は未知数だが、彼らはそれぞれ部活や任務で多忙なので、保育係など務める余裕はないんじゃないだろうか。
しかしリボーンにそんな意見は通用せず、「次、山本だぞ」と無情に順番を告げた。
「真打ち登場だな。どーやってランボと打ち解けるか見物だな」
「山本、子供に好かれそーだもんな」
リボーンと綱吉がそう評するのを聞いて、改めて山本に目を向けた。
私はあまりピンと来なかったが、世間一般ではああいうのが子供受けするのか。
視線の先には、山本がランボにキャッチャーミットを差し出している――キャッチボールでランボの気を引く作戦らしい。
なるほど、確かに獄寺よりは子供の扱いに慣れていそうだ。
ランボは素直にミットを受け取り、身体の前で構えた。
山本はランボから距離を取り、ボールを投げる素振りをしてみせた。
しかし、「そーれっ」という軽やかなかけ声とともに放たれたのは、およそ子供に向けて投げるべきではない剛速球だった。
当然ランボにキャッチできるはずがなく、ボールはランボの顔にめり込み、勢いは収まらずランボの身体ごと向かいの壁に激突した。
「わ! わりい! 野球の動作に入るとつい加減ができなくてな」
山本は慌てて駆け寄りながらそう言った。
職業病ならぬ部活病だろうか。
野球にこんな暴力性があるのなら、かつて山本が私を野球部に勧誘したのは適切だったのかもしれない。
山本を見てランボが泣き叫んでいるので、山本のテスト続行は困難だろう。
同じように判断したリボーンは、中庭の隅で様子を伺っていた絢芽を振り向いた。
「最後は絢芽だな」
リボーンの手腕のお陰で参加者達のやる気は高い。
先攻は、本人の希望で獄寺となった。
大声で泣きわめくランボに近寄り、膝をついて手を差し出す。
「さっきは悪かったな。仲直りしよーぜ」
獄寺にしてはかなり譲歩している。
ランボにも獄寺の気持ちが伝わったのか、泣き声が幾分落ち着き始めた。
鼻をすすりながらポケットを探り、獄寺の掌に何かを置いた――手榴弾だった。
獄寺が慌てて投げ捨てた瞬間に爆発したのを見て、獄寺は激昂した。
「やっぱてめー死んでこい!!!」
「くぴゃあっ」
「落ち着け獄寺!!」
「ストップストーップ」
獄寺がランボに掴みかかるのを綱吉と山本が必死に食い止める。
恐怖で号泣するランボをテスト再開できるまで慰めたのは、結局綱吉の役目だ。
「貴方が保育係をやった方が丸く収まるんじゃない?」
「勘弁してくれ……」
私の言葉にげんなりとした様子で返す綱吉。
山本と絢芽の適正は未知数だが、彼らはそれぞれ部活や任務で多忙なので、保育係など務める余裕はないんじゃないだろうか。
しかしリボーンにそんな意見は通用せず、「次、山本だぞ」と無情に順番を告げた。
「真打ち登場だな。どーやってランボと打ち解けるか見物だな」
「山本、子供に好かれそーだもんな」
リボーンと綱吉がそう評するのを聞いて、改めて山本に目を向けた。
私はあまりピンと来なかったが、世間一般ではああいうのが子供受けするのか。
視線の先には、山本がランボにキャッチャーミットを差し出している――キャッチボールでランボの気を引く作戦らしい。
なるほど、確かに獄寺よりは子供の扱いに慣れていそうだ。
ランボは素直にミットを受け取り、身体の前で構えた。
山本はランボから距離を取り、ボールを投げる素振りをしてみせた。
しかし、「そーれっ」という軽やかなかけ声とともに放たれたのは、およそ子供に向けて投げるべきではない剛速球だった。
当然ランボにキャッチできるはずがなく、ボールはランボの顔にめり込み、勢いは収まらずランボの身体ごと向かいの壁に激突した。
「わ! わりい! 野球の動作に入るとつい加減ができなくてな」
山本は慌てて駆け寄りながらそう言った。
職業病ならぬ部活病だろうか。
野球にこんな暴力性があるのなら、かつて山本が私を野球部に勧誘したのは適切だったのかもしれない。
山本を見てランボが泣き叫んでいるので、山本のテスト続行は困難だろう。
同じように判断したリボーンは、中庭の隅で様子を伺っていた絢芽を振り向いた。
「最後は絢芽だな」
