相合い傘
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場所は万事屋
部屋からは2人が言い争う声が聞こえる
「ハイハイ、銀さんの気持ちはよ~く分かりました!」
「ナマエちゃ~ん、そういうのはさァ――」
「いいです、聞きたくありません!…もう、銀さんなんて――」
スッと立ち上がり、ナマエは吐き捨てるように言った
「大っ嫌い!もう、知らない!」
「おい、ちょっと待てってーーッ」
銀時の静止を無視して、勢いよく玄関の戸を開け閉めして、ナマエは万事屋を出て行った
そんな状況を目の当たりにして、銀時はソファーに腰を下ろし、大きなため息をついた
事の発端は、ホント些細なこと
それがヒートアップして最終的にはこの有様
喧嘩の原因なんざ、いつも決まってて――…
まぁ、簡単に言えば私の事どう思ってるの?的な感じだ
…ったく、一緒にいるんだから、んなもん一々言わなくてもわかるってもんだろ?
ホント、女って奴ァめんどくさい生き物だなァ…おい
つーか、ナマエだって人の事言えねぇだろーがよォ
…って、俺まで愚痴ってても仕方ねぇがな…笑
ナマエの奴は決まって、大抵はしばらくしたら戻ってくるか、もしくは……
そんな事を思いながら銀時は、天井を仰ぎ見る