最高のXmas?
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時は12月25日――…
「ジングルベ~ルジングルベ~ル、鈴が~鳴る~♪」
場所は万事屋
クリスマスソングを口ずさんでいるのは神楽だ
「あれ?この歌詞の続きって何アルか?」
「えっと~なんだっけ…?銀さん、分かります?」
「その歌詞、エンドレスリピートじゃね?」
「いやいや違うでしょ!あんた、何テキトーな事言ってんすか⁈」
そんな会話をしながら、万事屋メンバーは部屋を飾り付ける
なぜなら今日はクリスマスパーティーをするからだ
「つーか、何でこんな張り切って飾り付けとかしてんの?」
銀時が面倒くさそうに問いかける
「だって、パーティーですよ?雰囲気だけでもクリスマスっぽくしなきゃ!」
「そーアル!」
「でも、クリスマスツリーってもっと早くに飾らねーか?当日って…」
「忙しかったから仕方ないネ。別にクリスマスに間に合ってればそれでいいアル」
「銀さん、飾り付けが嫌なら、予約してあるケーキ、取りに行って来て下さいよ!」
「あ?何で俺が?」
「そうだ!ついでにナマエさんも迎えに行って来て下さい!」
「だから、何で俺なんだよ⁈」
「つべこべ言ってないで早く行くアル!」
そう言われ、銀時はしぶしぶ重い腰を上げた
「いいじゃないですか、たまには。ナマエさんも喜ぶと思いますよ?」
「分かったよ。んじゃ、ちょっくら行ってくるわ」
青いマフラーをして、銀時はナマエの家へと向かった
(とりあえず、先にナマエを迎えに行ってから、ケーキ取りに行って戻りゃーいいだろ)
そんなことを考えつつ、銀時は冷えた両手に息を吹きかける
(にしても寒ィな…この分じゃ今夜は雪でも降るんじゃね?)
しばらくしてナマエの家の前にさしかかった時、タイミング良くナマエが外に出てきた
「あれ、銀さん…?」
「よぉ」
「今から万事屋に向かおうって思ってたんですけど…どーしたんですか?」
「あ~ケーキ取りに行くついでに迎えに来た」
「そうだったんですね!わざわざありがとうございます」
そう言いながらナマエがニコリと微笑む
それを見て、銀時は照れ臭そうに目線を外した
「行くぞ…」
「あ、はい!」
その時ナマエがくしゃみをした
「おいおい、大丈夫か?」
「は、はい…」
鼻をすすりながら答えるナマエに、銀時は自分が巻いていたマフラーを差し出した
「これ、巻いとけ」
「え…でも…」
「今日は寒いし、いいから巻いとけって!」
そう言うと、銀時はナマエの首にマフラーを巻きつけた
「あ、ありがとうございます…」
「ほら、行くぞ」
とりあえず2人はケーキを受け取り、万事屋に戻った