第2章 疑惑
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その帰り道ーー…
「神楽ちゃん、今日僕らがナマエさんと会った事は、まだ銀さんには秘密だからね」
「分かってるネ!後で慌てふためくがいい、あのもじゃもじゃめ‼︎」
そして、2人は万事屋へと戻った
「「ただいま~」」
案の定、銀時は未だソファーで横になったままだ
「あんた、ずっとそのままだったんですか⁈」
「…あ?銀さん動けないって言ったじゃん…んで、いちご牛乳は…ぐふぁッッ‼︎」
言い終わるかいなか、神楽が銀時めがけてドロップキックをお見舞いした
「いつまで寝てんだヨ、このマダオが‼︎わざわざ買いに行ってやったネ!ありがたく思うアル‼︎」
「ーーっっ‼︎」
よほどキレイに決まったのか、銀時が悶絶する
それから小一時間ほど経った時、玄関のチャイムが鳴った
「すいませ~ん‼︎大江戸マートの者ですけどーー」
「あーはいはい!今行きます!」
「おぉ、ついに来たアル!」
2人がやたら嬉しそうに玄関に向かう様子を、銀時は少し不思議そうに見送った
一方、玄関先ではこんなやり取りが行われていた――
「これ、さっきのいちご牛乳です」
「わざわざありがとうございます!」
新八がビニール袋に入ったいちご牛乳を受け取る
「せっかくだから、上がってください!お茶ぐらい出しますよ?」
「えっ、でも…」
遠慮がちなナマエに新八達も食い下がる
「わざわざ持って来てもらったのに、そのまま帰すなんて…ねぇ、神楽ちゃん?」
「そうアル!遠慮なんていらないネ。定春にも合わせたいアル」
少し強引だが、神楽がナマエの手を引き続きつつ、万事屋に上げることに成功した
「こっちネ!」
あまりの騒がしさに、銀時も玄関の方へやって来た
「ったく、お前ら玄関で何ギャーギャー騒いでんだよ?」
「さ、坂田さん…こ、こんにちは!」
ペコっと頭を下げるナマエに対して、銀時はただ驚くしかなかった
「…え?えええっっ〜⁈な、何でっ⁈」
そんな銀時をよそに、新八はたんたんとナマエを招き入れる
「ささ、ナマエさんここに座ってください。銀さん、ちょっとそこどいて下さい!」
台所に向かう途中、銀時を邪魔者扱いするように新八が言った
そして3人で楽しそうに会話する始末
(えっ、ちょっとこれ、どーなってんのォ⁈なんでナマエがここにいんだよ⁈つーか、なんでこいつらが知ってんの⁈つーか、なんで3人だけで会話してんの⁈…あれ、俺今『なんで』って何回言った…?
銀さん、完全に蚊帳の外状態なんですけどォ~‼︎なにこれ?え、なにこれェ~⁈まじで意味分かんないんですけどォォォ~‼︎)
銀時がものすごい速さで思考を巡らす最中、また玄関のチャイムが鳴った