第15章 違和感
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ナマエを送り、1人万事屋に戻ってきた銀時は、明らかに覇気がなくなっていた
「……」
「あっ、銀さんお帰りなさ……い?」
「銀ちゃん、どしたネ⁉︎魂どっかに置き忘れてきたアルか⁉︎」
「銀時……?」
問いかけに対して銀時は何も答えず、そのままソファーに腰かけ大きなため息をついた
「はぁ……」
「どうしたんですか?」
「ナマエと何かあったアルか?」
「うっせーなァ、ほっとけコノヤロー!」
「何だヨ、この天パが!こっちはわざわざ心配してやってるネ!」
「何かあったんですね……」
「あっ、あ~そういや~お前、なんか話しあったんだろ?」
銀時は話をそらすように、月詠に話題をふる
「お、おぉ~そうじゃ、話の途中であったな。実は――」
なんやかんや話もし終わり、銀時は月詠を送ることにした
その道中も銀時はどこかうわの空だ
見かねた月詠が問いかける
「銀時……、本当にどうした?らしくないな」
「あ?そーかよ?」
「銀時……ぬしはやはりーー」
はぐらかそうとする銀時に、月詠はかけようとした言葉の先を閉ざしてしまう
それに気付かず、銀時がぽつりと呟く
「なぁ……」
「ん、なんじゃ?」
「素直になるってよォ……難しいな……」
「んんっ⁉︎」
「あ、いや、な、なんでもねーよ!じゃあ、またーー」
足早に戻って行く、銀時の後ろ姿を見送りながら、月詠の心中は複雑だった