第2章 疑惑
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そして、事は思ったより早く進展を迎える――…
「おはようございまぁ~す!…あれ、銀さん?」
いつものソファーに銀時の姿が見えない
…ったく、あの人はいつまで寝てんだ⁈
「銀さーん!いつまで寝てんすか〜?」
大声で呼ぶと、頭を掻きながら奥の部屋からぬら~っと銀時が現れた
「朝っぱらからうっせーなァ…こっちは2日酔いで頭痛ェんだよ、コノヤロ〜」
「朝って言っても、もういい時間ですよ?まったくそんなになるまで飲まなきゃいいのに…」
「大人にはいろいろ付き合いっつーもんがあんの!」
「そんなのろくな付き合いじゃないことだけは分かりますよ…ところで、神楽ちゃんは?」
「定春の散歩でも行ったんじゃねェの?あ~気持ち悪ィ…」
そう言いつつ銀時がソファーに倒れこんだ時、玄関の開く音がした
「ただいまヨ~」
「ワン!」
神楽と定春が帰って来たようだ
「新八ィ~いちご牛乳買ってきてくんない?銀さん、それ飲まないと動けない…」
「ったく、これだからマダオは……あっ!」
でもこれってチャンスじゃない?
今なら堂々とナマエさんに会いに行けるんじゃない?
「分かりました。それじゃーちょっと買いに行ってきますから、大人しく待ててくださいね。神楽ちゃんも一緒に行くよ」
「えっ?何で私も一緒に行かなきゃいけないネ!パシリは1人で十分アルヨ!」
新八はそう言う神楽の腕をつかみ、銀時から少し離れる
「神楽ちゃん、そうじゃなくて今から大江戸マートに行くよ!ナマエさんに会いにーー…」
こそっと耳打ちすると、神楽も思い出したのか大きくうなずいた
「あ~あれネ!」
「そうそう、それじゃー僕ら行ってきます」
「銀ちゃんの馬の骨に会いに、大江戸マートまで行ってくるアル!」
そう言い残し、2人はバタバタと万事屋を後にした
「何だ?あいつら…?」
残された銀時は、不思議そうな表情を浮かべながら、力なくまたソファーにうつ伏した