次の日――…
普通、あんな事があった次の日は休んだりするのかもしれないが…そんなにひ弱でもないし、何と言っても今月金銭的にピンチだし‼︎と言う事で、
ナマエはいつものようにバイトに出かけた
「いらっしゃいませ~…あっ!」
「よぉ」
やって来たのは銀時だ
「銀髪さ…じゃなかった、坂田さん!昨日は本当にありがとうございました」
「あ~別に大したことしてないから。つーか、あんたまた1人?」
「違いますよ、ちゃんと店長いますから!今は、在庫調べ中です」
「そっかーー」
「ん、どうかしましたか?」
「何つーか…思ったより元気そうじゃん」
「はい、確かに怖かったですけど…1日経てば忘れちゃうタイプ…みたいな?」
冗談混じりで話す
ナマエを見て、銀時も顔がほころぶ
「なら良かった」
「もしかして、気にかけてくれたんですか?」
「べ、別にそんなんじゃーー…」
そうこうしていると、また1人誰か店にやって来た
「
ナマエ、いつものやつ――」
煙草を買いに来た土方だ
(…あっ、またこのツーショット――)
「何でテメーがここにいんだよ⁈」
「はぃ?そっちが勝手に来たんだろーが!」
「何だとテメー⁈」
「いつもいつも何なんですか、コノヤロー!」
(また始まったよ…)
そこに総悟もやって来た
「土方さん、何油売ってるんですかィ?さっさと仕事に行ってくだせィ…あっ、旦那も来てたんですかィ?」
いつものように睨み合う2人をよそに、総悟は
ナマエの方に向かった
「
ナマエ、大丈夫か?昨日の今日だからあんまり無理すんなよ?また何かあったら、その時はすぐに連絡しろよな?」
「うん!ありがとう、総悟」
「それじゃー俺はこれで。土方さん、先に行ってまさァ。遅れないようにしてくだせィ。旦那、それじゃあまた」
そう言い残し、総悟は行ってしまった
銀時と土方は、自分たちが一番言いたかったであろう言葉を先に言われてしまい、ただボーっと立ち尽くしている
そんな2人をよそに、
ナマエはとりあえず仕事をこなした
「ハイ、土方さん!いつもの煙草」
「お、おぉ、サンキュ」
「坂田さんは…?」
「…え?あ~じゃあこれください」
そんなこんなで、また新たな出会いが訪れるのであった
つづく