第8章 2月14日【後編】
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
開店と同時に店にやって来たのは、真選組の面々だ
「お妙さ~~ん‼︎今日は、あなたからの愛と言う名の本命チョコを受け取りに、近藤勲、ただ今参上仕りましたァ~‼︎」
いつもなら、近藤が何かを言うとすぐさま攻撃を仕掛けてくるお妙だが、今日は満面の笑みでこちらにやって来た
「ハイ…土方さんに沖田さん、これどうぞ」
そう言って2人にチョコを渡す
一方の近藤は1人除け者扱いだ
「お、お妙さん、俺には……?」
そう呟くと、お妙は1本のバナナを取出し――
「お前はこれで十分だろーがァ~!ゴリラは大人しく動物園に帰れェェ~‼︎」
そう言い放つと同時に、持っていたバナナを投げつけた
それでも近藤はへこたれず、投げつけられたバナナをつかみ取り――…
「お妙さんッ‼︎あなたからの愛、しかと受け取りましたッッ‼︎」
そう言いつつ、バナナを皮ごと食べるしまつ…
「近藤さん…いい加減諦めろって…」
「土方さん、あれはどーしようもないでさァ。さっさと座りやしょーぜィ」
とりあえずナマエに案内された席につく
そうこうしている間にもう1組店にやって来た
「銀ちゃん、早く早くっ‼︎」
「ちょっと、待てって!言っとくが、お前らは○ロナミンC1本までだぞ!」
「えぇ~」
「えぇ~じゃねーよ!金ねーんだからな!今月も家賃払えてねーの分かってんのかよ⁉︎」
「はいはい、分かってますよ」
やいのやいの言う2人に、銀時が連れられて来たと言う感じである
「いらっしゃいませ~」
「店長~ナマエちゃん…いる?」
「すいません、お客さん。あいにくナマエは指名が入ってましてーー」
「あ?誰だよ?ナマエ指名してるつー奴はよォ?」
そう言いつつ、ヅカヅカと中に入って行くと、その相手が誰なのかすぐに見当がついた
「またお前らかよ…」
銀時は真選組の面々を見つけて、バツが悪そうにカシカシと頭を掻いた
それに続いて新八と神楽もやって来た
「あれ?真選組のみなさん…?」
「あり?旦那も来てたんですかィ?」
「あたしもいるネ!このサド野郎‼︎」
「お前も来てたのかよ、クソチャイナ‼︎表出やがれィ‼︎」
「ちょっと、2人ともやめなよ~」
新八が止めに入った時、お妙がやって来た
「そうよ、喧嘩なら外でやってくださいね?今日、お客さんたくさんいるから忙しいの!だから大人しくしててくださいね?(……殺されたくなかったら)」
お妙はにこりと微笑んではいるが、その笑顔の裏に殺意を感じ取った2人は、急に大人しくなった
「と、とにかく銀さんたちもここに座ればいいんじゃないですか…?」
ナマエにそう言われ、仕方なく銀時たちも同じ席に着いた