第7章 2月14日【前編】
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今日は2月14日――…
日頃お世話になっている皆さんに、一応チョコを用意してみた
午後からバイトだし、午前中に配ってしまおうということで、まずは万事屋に向かった
「ごめんくださ~い‼︎」
ハーイ、と言う返事と共にやって来たのは新八だ
「あっ、ナマエさん!…どうしたんですか?」
後ろから神楽もやって来た
「誰アルか?…おぉ~ナマエ!」
「あっ、これーー…」
そう言いつつチョコの入った紙袋を手渡した
「今日、バレンタインデーでしょ?だから――」
「ぼ、ぼ、僕にですか⁈ありがとうございます‼︎」
「新八ばっかりズルいネ!私も欲しいアル!」
「そう言うと思ったから、ちゃんと神楽ちゃんの分も用意してあるよ」
ナマエは神楽にもチョコを渡した
「まじでか⁈ナマエ、ありがと~!」
これだけ玄関が騒がしいのに、一番肝心の相手…銀時が現れない
いつもなら、甘い匂いに誘われてやって来そうなものなのに…
「あの~銀さんは?」
「あ~銀さんなら、今日は珍しく朝から仕事出かけちゃってて、いないんですよ」
「そっか~、じゃあこれ銀さんの分なんで渡してもらえます?」
そう言いつつ、ナマエはもう一つチョコの入った紙袋を差し出した
「分かりました」
「また後で、万事屋に顔出しますね」
「ナマエ、あがっていかないアルか?」
「うん。これからちょっと、真選組の屯所に行こうと思っててーー」
「もしかして、チョコ渡しに行くんですか?」
「まぁ、日頃お世話になってるんで」
「まじでか!だったら、私も一緒に行きたいアル」
「…えっ⁈神楽ちゃんも真選組の誰かにチョコ渡しに行くの⁈」
「フフフ…秘密ネ」
そう言う神楽を連れて、ナマエは真選組の屯所に向かった
真選組の屯所向かう道中、ナマエが神楽に話しかける
「神楽ちゃんの故郷にもバレンタインデーってあったの?」
「バレンタインデーは、ここに来て初めて知ったアル!バレンタインデーは、相手に想いを伝える日って教えてもらったネ。想いって、日頃思っていることを言うってことアルね?それなら言いたい奴いるネ…」
「そ、そっか〜」
神楽は何やら不気味な笑みを浮かべている
そいこうしている間に、真選組の屯所に到着した