第5章 想定外
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にしても、土方さんって結構人気あるみたいだなぁ…
さっきから、周りの女の子達がキャーキャー騒いでるし…
とりあえずボックス席に、お妙、その隣に無理やり近藤、テーブルを挟んで向かい側に土方、その隣にナマエ、その隣に総悟が座った
近藤は昨日も来店しており、相変わらずのやり取りをお妙とかわしている
ナマエはとりあえず仕事ということで、不慣れながらもお酒を作り、それを土方と総悟に手渡した
「ど~ぞ…土方さん達もこういう所にはよく来るんですか?」
「いや、俺はあんまり…来ても付き合い程度だな」
「そんな事言って、本当はもっとすごい所に足を運んでるんじゃないんですかィ?エロ方コノヤロー」
「んなとこ行くわけね~し!つーか、さっきからテメーはそればっかだなァ…いい加減にしねーとぶっ殺すぞ!」
「できるもんならやってみろ~ィ」
「ち、ちょっと2人ともやめなって!」
ナマエが止めに入ったので、チッと舌打ちをして2人とも大人しくなった
ナマエはすぐさま話題を切り変えた
「前からちょっと気になってたんですけど…土方さんって、今彼女とかいるんですか?」
唐突な質問に、当の本人はブフォッと飲んでいたお酒を吹き出し、一瞬その場の空気が止まった…ような気がした
「そ、そんなの俺らの日常見てたら、いないことぐらいわかんだろーが!」
「な~んだ。じゃあ、どんな人がタイプなんですか?」
「何だ、この女独特の会話は⁈」
「たまにはこんな会話もいいじゃないですか!教えてくださいよ~」
「教えてくださいまさァ~」
ナマエに続き、総悟も悪ノリしてきた
「お前らなァ…」
「まぁ、こういうのは案外身近にいる奴だったりするんでさァ」
そう言うと、総悟はちらっとナマエを見た
「…ん、何?」
「別に〜ねぇ、土方さん?」
悪魔の様な笑みを浮かべる総悟に対して、土方はいつも以上に瞳孔を見開き、総悟をギロリと睨む
「お前、後で分かってんだろーなァ…」
でもまぁ、キャバクラ通いもナマエがいるならたまにはいいかもなんて思ったが…
それじゃー近藤となんだかわりゃーしないと土方はふと思う