終わりさえあればそれでいい
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何で!?
何で何で何で何でなんで…!?
私のシナリオは完璧だったはずなのに!
いっつも2人だけで居るアイツ等なんて、大した関係が無いだろうから簡単に人気を落とせると思ったのに
普通ならあそこで皆私に味方して、アイツ等は孤立する筈だったのに!悪役(ヒール)はアイツ等の筈なのに!
教室にはキセキも居た
補正でみんな私に惚れていた筈なのに、どうして近寄ろうともしなかったの!?どうしてあんなに冷たい目をしていたの!?
私を助けてくれる筈だったのに!!
…あぁ、なんて使えない神様なのだろうか
私とアイツ等の命3つ
願い事は命の数だけしか叶えられないと言うから、3つ差し出したというのに
そんなことを言った癖に、補正が完璧じゃ無いなんて
ムカつく、なんで私がこんな思いしなくちゃならないの
どうして?此処は私が主人公の、お姫様になる世界の筈なのに邪魔者ばかり
なんて面倒な世界なの
絶対消してやる、あの時みたいに邪魔な奴はみんな
殺して、また私だけの世界を作ってみせる
*****
『…あら、その髪飾り、私とお揃いね?』
『あ、ホントだ』
『もしかしたら、気が合うのかもしれないですね
ねぇ、一緒に遊びましょう?』
裏庭、1人で今後について考えていたそんな時
どこかで聞いたことあるような、そして私の神経を逆撫でする、そんな声が響いた
勢いよく振り返ると、そこには予想通りの姿
その姿が何か、と重なって見えて思わず体が強張る
そんな、まさか、有り得ない
なんて思いながらも今私が居る場所を思って、もしかして、の可能性が頭に過ぎる
私も橙夜も髪飾りなんてしていない
『その反応は、覚えててくれている、と思っても?』
『まさか忘れてるはずが無いよねー』
「まさか、お前等…!」
『覚えててくれているのならばよかった
そうでないと私達の目的も、理解してくれないもの』
まさか、嫌だ…!!
私が、コイツ等に ない…!
「なんで、お前等が…!」
『何で?分かっているでしょう?』
動揺する私に対して、相も変わらず涼しげな顔
笑みを浮かべて困惑する私を楽しむかのようにじっと見つめてくる
……あぁ、そうだ
もう殺してしまおう、終わらせよう何もかも
そうしてまた、別の世界へと行こう
コイツ等が居ない世界へ
目に付く奴等、みんな殺して
差し出す命は多ければ多いほど私は無敵になれる
殺してやろう
橙夜も藍原も、桃井もキセキの奴等もみんな
もう、私には要らない
『また、浅はかな事を考えているようですね
頭が足りていないのだから、もっとしっかり考えるべきだと思いますよ?
時間をあげます、今度は何を見せてくれるのか楽しみにしていますね?』
何もかも分かっている、とでも言わんばかりの余裕な態度
浮かべた笑みは変わらぬまま、橙夜は藍原を連れ立って私の前から姿を消した
さぁ、あの日の再現を始めよう
(指先が震えてる、なんて気付かないフリをして)
何で何で何で何でなんで…!?
私のシナリオは完璧だったはずなのに!
いっつも2人だけで居るアイツ等なんて、大した関係が無いだろうから簡単に人気を落とせると思ったのに
普通ならあそこで皆私に味方して、アイツ等は孤立する筈だったのに!悪役(ヒール)はアイツ等の筈なのに!
教室にはキセキも居た
補正でみんな私に惚れていた筈なのに、どうして近寄ろうともしなかったの!?どうしてあんなに冷たい目をしていたの!?
私を助けてくれる筈だったのに!!
…あぁ、なんて使えない神様なのだろうか
私とアイツ等の命3つ
願い事は命の数だけしか叶えられないと言うから、3つ差し出したというのに
そんなことを言った癖に、補正が完璧じゃ無いなんて
ムカつく、なんで私がこんな思いしなくちゃならないの
どうして?此処は私が主人公の、お姫様になる世界の筈なのに邪魔者ばかり
なんて面倒な世界なの
絶対消してやる、あの時みたいに邪魔な奴はみんな
殺して、また私だけの世界を作ってみせる
*****
『…あら、その髪飾り、私とお揃いね?』
『あ、ホントだ』
『もしかしたら、気が合うのかもしれないですね
ねぇ、一緒に遊びましょう?』
裏庭、1人で今後について考えていたそんな時
どこかで聞いたことあるような、そして私の神経を逆撫でする、そんな声が響いた
勢いよく振り返ると、そこには予想通りの姿
その姿が何か、と重なって見えて思わず体が強張る
そんな、まさか、有り得ない
なんて思いながらも今私が居る場所を思って、もしかして、の可能性が頭に過ぎる
私も橙夜も髪飾りなんてしていない
『その反応は、覚えててくれている、と思っても?』
『まさか忘れてるはずが無いよねー』
「まさか、お前等…!」
『覚えててくれているのならばよかった
そうでないと私達の目的も、理解してくれないもの』
まさか、嫌だ…!!
私が、コイツ等に ない…!
「なんで、お前等が…!」
『何で?分かっているでしょう?』
動揺する私に対して、相も変わらず涼しげな顔
笑みを浮かべて困惑する私を楽しむかのようにじっと見つめてくる
……あぁ、そうだ
もう殺してしまおう、終わらせよう何もかも
そうしてまた、別の世界へと行こう
コイツ等が居ない世界へ
目に付く奴等、みんな殺して
差し出す命は多ければ多いほど私は無敵になれる
殺してやろう
橙夜も藍原も、桃井もキセキの奴等もみんな
もう、私には要らない
『また、浅はかな事を考えているようですね
頭が足りていないのだから、もっとしっかり考えるべきだと思いますよ?
時間をあげます、今度は何を見せてくれるのか楽しみにしていますね?』
何もかも分かっている、とでも言わんばかりの余裕な態度
浮かべた笑みは変わらぬまま、橙夜は藍原を連れ立って私の前から姿を消した
さぁ、あの日の再現を始めよう
(指先が震えてる、なんて気付かないフリをして)