どうやら生理痛が酷いようです(KRK)
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「おはよーって、あれ?珍しくお眠な感じ?」
『…おはよう』
「あれ?起きてんの?てか、声凄い不機嫌ね?それ真ちゃんのコートっしょ?今日そんなに寒い?」
『高尾もコートを献上せよ、お前のは膝掛けだ』
「いや、まぁ、それはいいけども」
朝練の無かった朝
登校をすると机に伏せている苗字ちゃんが居た
いつもは本を読んでいたり、予習をしたり、ぼんやりとしていたり、とまちまちだが、眠っていることは無い
真ちゃんのコートを肩から羽織った状態のまま、ぴくりとも動かず机に伏せている
自身の鞄を机に置いてコートを脱いで近付く
「苗字ちゃーん、コート要らねぇの?」
『…要るけど、今タイム、めっちゃ痛い…』
覇気の無い声にピンとくる
なるほど、生理か、めっちゃ辛そう
それで全然動かず伏せているのか、理解した
「あー…、じゃあちょっと失礼しますよー」
椅子の後ろに回り込んで、脇の下からコートを通して袖の部分を腰で結ぶ
うん、これで落ちはしないだろう
横からコートを広げて、ちゃんと膝が隠れるように整える
「よし、これで完璧だろ?」
『…、うむ、褒めてつかわそう』
「有り難き幸せ」
うん、冗談は言えるらしい
けど全く顔は上げないし、動く様子も無い
腰を摩っていると、漸く少しだけ肩の力が抜けたように見えた
『もー…、痛い…
生理なんて来なきゃいいのに…、気持ち悪い…』
「頑張れ―、今日何日目?」
『2ー…、もうやだ、子宮取りたい…』
「子供産めなくなるぜー?子供好きだろ?頑張れ」
『そーだけど…、いーたーいー…、何で女子だけこんな痛い思いしなきゃいけないのさ…』
「ホントになー、悪いな、負担掛けてばっかで」
『…高尾が私の彼氏みたくなってる』
「お、付き合っちゃう?『遠慮します』即答かよ!」
それは俺も途中から思っていたけど敢えて言わなかったのに、苗字ちゃんが言うのかよ
何て思いながらケラケラ、笑ってみせると、顔は上がらないけれど小さく笑う声が聞こえた
お、よしよし、薬が効いてきたかな?
立ち上がって頭をぽん、と撫でると、いつもは抵抗するクセに今日は大人しく受け入れるのが新鮮で
『…意外といい男だね、高尾、ありがと』
「意外とって!めっちゃいい男っしょ?」
『めっちゃではないかな』
『…おはよう』
「あれ?起きてんの?てか、声凄い不機嫌ね?それ真ちゃんのコートっしょ?今日そんなに寒い?」
『高尾もコートを献上せよ、お前のは膝掛けだ』
「いや、まぁ、それはいいけども」
朝練の無かった朝
登校をすると机に伏せている苗字ちゃんが居た
いつもは本を読んでいたり、予習をしたり、ぼんやりとしていたり、とまちまちだが、眠っていることは無い
真ちゃんのコートを肩から羽織った状態のまま、ぴくりとも動かず机に伏せている
自身の鞄を机に置いてコートを脱いで近付く
「苗字ちゃーん、コート要らねぇの?」
『…要るけど、今タイム、めっちゃ痛い…』
覇気の無い声にピンとくる
なるほど、生理か、めっちゃ辛そう
それで全然動かず伏せているのか、理解した
「あー…、じゃあちょっと失礼しますよー」
椅子の後ろに回り込んで、脇の下からコートを通して袖の部分を腰で結ぶ
うん、これで落ちはしないだろう
横からコートを広げて、ちゃんと膝が隠れるように整える
「よし、これで完璧だろ?」
『…、うむ、褒めてつかわそう』
「有り難き幸せ」
うん、冗談は言えるらしい
けど全く顔は上げないし、動く様子も無い
腰を摩っていると、漸く少しだけ肩の力が抜けたように見えた
『もー…、痛い…
生理なんて来なきゃいいのに…、気持ち悪い…』
「頑張れ―、今日何日目?」
『2ー…、もうやだ、子宮取りたい…』
「子供産めなくなるぜー?子供好きだろ?頑張れ」
『そーだけど…、いーたーいー…、何で女子だけこんな痛い思いしなきゃいけないのさ…』
「ホントになー、悪いな、負担掛けてばっかで」
『…高尾が私の彼氏みたくなってる』
「お、付き合っちゃう?『遠慮します』即答かよ!」
それは俺も途中から思っていたけど敢えて言わなかったのに、苗字ちゃんが言うのかよ
何て思いながらケラケラ、笑ってみせると、顔は上がらないけれど小さく笑う声が聞こえた
お、よしよし、薬が効いてきたかな?
立ち上がって頭をぽん、と撫でると、いつもは抵抗するクセに今日は大人しく受け入れるのが新鮮で
『…意外といい男だね、高尾、ありがと』
「意外とって!めっちゃいい男っしょ?」
『めっちゃではないかな』